死刑囚の袴田さん ２０年の取材成果をドキュメンタリー映画にしたい

「拳と祈り」をご支援くださっている皆さまへ

本日は、大切なご報告となります。

 

クラウドファンディングの「活動報告」として、すでにお伝えしておりましたが、本作の「現在進行形版」が、この度、無事に完成を迎えることが出来ました。

この場にて、正式な完成報告とさせて頂きます。

 

 

最終的に完成を目指す「完全版」は、袴田さんの「無罪判決」までを描いた内容として、皆様にお披露目する計画ですが、今回完成した「現在進行形版」は、今年７月までの動きを盛り込んだ、現状としては最新の状況を描く内容です。

 

＜制作スケジュールについて詳しくは、こちらの９／３付「活動報告」をご覧ください＞

 

 

■ 袴田さんの「無罪」を見守ってほしい

完成した「現在進行形版」は、近い将来出されることになる袴田さんの「無罪判決」を、一人でも多くの方々に見守ってもらえるよう、社会的な関心を高めたいとの想いで公開致します。

その点、ご承知おき頂けますよう、お願い致します。

 

完成まもない現時点ですが、今のところ以下の２カ所で先行上映を行う予定です。

上映の詳細は、各HPをご覧ください。

 

・９月２９日（金）〜１０月５日（木）

　フォーラム福島／福島県福島市

（https://www.forum-movie.net/fukushima/movie/5126）

・１１月２３日（祝）

　「地方の時代」映像祭／大阪府吹田市・関西大学 千里山キャンパス

（https://www.chihounojidai.jp/guide/index.html）

 

いずれの主催者の方も、監督の意図をきちんとご理解くださった上で、上映の機会を与えて頂きました。非常に感謝しております。

 

 

■ 最新チラシのお披露目

「現在進行形版」の上映に際しまして、新しいチラシも作成致しました。映画「拳と祈り」の公式チラシとなります。

 

 

今回、映画のタイトル題字は、書家の金澤翔子さんに依頼をしました。

金澤さんは、ダウン症の書家として、様々な困難を抱えながらも、素晴らしい書の才能を開花されたことで知られている方です。

（金澤翔子さんHP https://k-shoko.org ）

 

監督は、金澤さんご自身の無垢な心と、作品に表現されたダイナミックな世界観に、袴田さんを主人公とする本作と共通するものを感じました。

 

金澤さんは、袴田さんが暮らす浜松市ともご縁があるということで、浜松市内の龍雲寺には、金澤さんの作品が数多く飾られています。その点も、オファーさせて頂いた理由となりました。

（龍雲寺のHP https://www.ryouun.com/haikan.html ）

 

 

オファーから３ヶ月ほど経って金澤さんから届いた書は、「生きる」という本作のテーマに相応しい、強さと優しさの溢れ出すような文字で、もう一つの「拳と祈り」をそこに表現して頂きました。

 

 

■ 映画の仕上げは、名古屋にて…

本作を完成するにあたり、最後の仕上げとなる整音作業を行いました。場所は、名古屋市の中心街にも近い、中京テレビの社屋内にあるスタジオです。

 

 

監督の笠井の古巣でもある中京テレビで、元同僚や仕事仲間の応援を受け、見守られながら作業は進みました。

 

 

 

この日は、本作の音楽プロデューサーであるStephen Pottinger（スティーブン・ポッティンジャー）さんにも、作業に立ち会って頂きました。監督とは１５年来の友人です。

 

 

スティーブンさんには、本作の全ての楽曲の作曲・編曲・演奏を手がけてもらいました。

 

情緒豊かなメロディーの表現が得意で、彼自身が奏でるネイティブ・アメリカンフルートの音色は、他にはない味わい深い音の世界を作り出しています。

（スティーブン・ポッティンジャーさんのHP 

http://www.stephenpottinger.com）

 

こうした楽曲も、本作の魅力に一つになっています。

 

 

【撮影は続きます！】

本日は「拳と祈り」ー現在進行形版ー の完成について、ご報告させて頂きました。

 

…とはいえ、袴田さんの真実が証明される、その日、この長い長いストーリーは完結を迎えます。それは、来るべき「無罪」の日ー。

監督としては引き続き、袴田さんが「無罪判決」を聞く日まで、撮影を続けて参ります。

 

支援者の皆さまには、まもなくお披露目できる「完全版」に是非ご期待いただきたいと思います。

引き続き応援をよろしくお願い致します。