宮城と福島に鎮魂の音楽・舞の雅楽を届けよう!雅楽慰問演奏プロジェクト
支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 14人
- 募集終了日
- 2013年7月25日
城端公演レポート
遅くなりましたが、城端公演のレポートです。
管絃のゲネプロです。
今回集まったメンバーは11名。その内8名で演奏します。
メンバーの在住地は大阪・和歌山・兵庫・金沢・富山・石川・埼玉・徳島・奈良…。
そうです、この日に初めて集まっているのです。
ゲネ一発で本番を踏む雅楽団体は、恐らく我々博雅会だけでしょう。
雅楽公演の稽古風景ってなかなかレアなのかも知れませんね。
舞楽の申し合わせ。演目は「陪臚(ばいろ)」です。
鉾(ほこ)や盾(たて)・太刀(たち)を駆使する舞楽です。難曲です。
これもゲネ一発で挑みます。何故にそんなことが出来るか?
それは各メンバーの実力が抜きんでているからです。通常ならあり得ません。
会場外観です。じょうはな座。
席数400。古典芸能には丁度良い、本当に良いホールです。
いよいよ本番。管絃です。
管絃とは雅楽器による器楽合奏。音楽のみを楽しんでいただくスタイルです。
演目は「壱越調調子(いちこつちょうのちょうし)」「胡飲酒序・破(こんじゅのじょ・は)」
「朗詠 池冷(ろうえい・いけすずし)」「菩薩破(ぼさつのは)」。
「菩薩破」は滅多に演奏されない稀曲です。
楽器紹介。このように雅楽器を丁寧に説明して、観客の皆様に雅楽の事を知って頂き
身近に感じてもらうのが博雅会の演奏スタイルです。
今回は少し脱線し、前回触れました、小学生の雅楽演奏家「かなちゃん」にインタビューしてみました。
いよいよ舞楽です。演目は「陪臚(ばいろ)」。
写真一枚目は「破(は)」で太刀を抜き、舞台上に置いてあった盾を取り、
舞台上を動き回る部分です。舞人はお互いに定位置を入れ替わります。
これを「渡(わたり)」を言います。
舞楽二枚目。これは「急(きゅう)」で鉾を執って舞う場面です。
「陪臚」において鉾は必ず鉾先を下に向けて振り回します。
これを「逆鉾(さかほこ)」と言って、平和を象徴する舞ともされます。
そういえば、そんな名前の力士が昔いましたよね。
「退出音声(まかでおんじょう)」というのは、昔貴人達が退出する際に演奏した曲を言います。
近年では「長慶子(ちょうげいし)」という曲を奏するのが通例になっています。
今回の「長慶子」は前回に続き博雅会・雅城会全員での演奏となりました。
20数名の、迫力のある演奏になりました。
演奏を終え、撤収を終え、客席にて撮影。
この日初めて出会ったメンバーですが、同じ舞台で表現し尽くしました。
顔を見て下さい。充実してるでしょう。
富山県南砺市城端。
決して都会とは言いきれないこの町で、二度目の雅楽演奏会を開催しました。
アンケートをみれば「是非三回目もお願いします!」との暖かいお言葉も。
雅楽は、一度見れば絶対にハマる本当に美しく、そして面白い芸術です。
是非皆様に一度見て頂きたい。
豪華絢爛な衣装、一糸乱れぬ所作、そして何よりその緊張感。
もちろん、東北でもこのような演奏会を開きたい!…のはやまやまですが、
仮設住宅の集会場だと広さの制約もあり、この規模での演奏は
難しいのが現実です。東北では規模に応じてアレンジし、演奏する予定です!
リターン
3,000円+システム利用料
博雅会のこの活動を文章にまとめ、
メールにて報告させて頂きます。
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円+システム利用料
メールによる活動報告に加え、
博雅会公演のDVD『壱具』(1枚)を
お渡しいたします。
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 32
25,000円+システム利用料
メールによる活動報告に加え、
博雅会公演DVD『壱具』を1枚、
『壱具』以外の中で博雅会がセレクトしたDVDを1枚、
博雅会石川金沢公演ペアご招待券1枚をお渡しします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 28