スポーツができるウィッグの進捗状況と終了報告について
先日の未曾有の災害に対し
心からお見舞いを申し上げますとともに
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
元旦に実家のある東京へ移動中の新幹線の中で地震がきました。
長野駅で新幹線が停車し、しばらくして緊急地震速報がなり、
ガタガタと揺れがきました。3時間近く遅延したものの、
なんとか実家に到着しました。
富山の自宅の方は、同じ建物の方は避難したとの事で、
大変なお正月となってしまいました。
能登半島地震のクラファンのプロジェクトが実行中ですが、
早く必要な方に支援が行き届く事と、一人でも多くの方が助かる事を
心からお祈りいたします。
話は変わりますが、
あっという間に終了のご報告の時期となりました。
沢山の方々にご支援をして頂き、本当にありがとうございました。
ご支援を頂けたおかげで、なんとか前に進んでおります。
現在まだスポーツができるウィッグは、開発中となっておりますが、
進捗状況をご報告させて頂きます。
【スポーツができるウィッグについて】
・ベースネットの糸から開発し実用化に向けて品質試験を重ねています。
・モニター様3名のウィッグを製作中です。
・富山高等専門学校、東北大学とこのウィッグの共同研究を行っております。
いくつか試作を作っている中で、なかなか納得できるフィット感の物ができず時間がかかってしまいましたが、協力企業のご尽力もあり、やっと納得できるベースが出来上がりました。現在は植毛を依頼し3月頭頃にモニター様用の着用できるサンプルが出来上がる予定です。
個々の頭部にフィットする3Dモデリング技術を用いたウィッグにする為、富山高等専門学校、東北大学のご協力の元、引き続き開発を進めています。
想像以上に時間がかかってしまい、ご支援様、モニター様には大変お待たせしてしまい申し訳ありません。
【インナーキャップについて】
現在自社ECサイトで販売中です。
先日行われたメディカル ジャパンの富山県ブースに出展しました。
ウィッグのインナーキャップの役割だけでなく、抗がん剤治療中の頭部を冷やすキャップや、ヘルメットのインナーキャップとしてもご要望を頂きました。
現在はテスト着用を日本国内の企業にお願いして実施しております。
よりよい商品をお届けできるように引き続き活動を続けます。
【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金750,000円に対して、
READYFOR利用料90,000円、モニター様ウィッグ作製費用(3名)741,191円、返礼品インナーキャップ原価76,581円を支出し、支出総額907,772円に充てさせて頂きました。
【リターンの発送状況について】
サンクスメール、返礼品に関しては昨年完了していると認識しておりますが、万が一届いていないというご支援者の方がいましたら、お手数ですがご連絡をお願い致します。
【今後について】
2024年も引き続き富山県主催スタートアップ支援事業 T-startup 6社に選定され、
サポートを受けながらスポーツができるウィッグの事業化に向けて進行しています。
CSOフォーラム2023年 プラン賞を受賞し、社会課題に向き合いながらビジネスを確立できるように奮闘中です。昨年スポーツウィッグ®︎の商標も取得しました。
今回ご支援をいただいた皆様へ重ねてお礼を申し上げます。
私たちは病気を理由にあきめる事のない世界を作るというビジョンを持ち、
髪を失った女性が日常を取り戻す為に挑戦を続けます。
どうか今後ともよろしくお願い致します。
株式会社ハリイ
代表 池野 順子