それは東京から始まりました。
丸の内を歩いていると、ふと目にとまったのは「佐渡島アンテナショップ」
中をのぞいてみると、いごのりやお米、柑橘など、豊かな島の食材で溢れていました。

そこで気になったのが「イチョウの葉茶」
これは気になる!と、いごのりとそのお茶を購入して帰宅。
飲んでみるとなかなかスッキリとして飲みやすい。

これは…
行きますか!!!笑

という、「思い立ったが吉日」の勢いで、すぐに生産者の方にお電話をして、
佐渡島へ飛び出していきました。





新潟が近くなったのは、関西から関東に引っ越してきた喜びの一つです^^

バスor新幹線で新潟市内へ。そしてフェリーで1〜2時間もすれば、憧れの佐渡島。
来てみるととても、近い。

まずは、回転寿しで腹ごしらえをして、佐渡薬用植物栽培組合の齊藤さんのお宅へ。
トキの住まう新穂村というところで齊藤さんは以前議員も務められ、
この貴重な鳥との暮らしを守る活動もされています。

昔ながらのお家に上がらせていただき、どのようにイチョウを育てるようになったのかや、この島のお話を伺いました。


 

イチョウの栽培が佐渡島で始まったのは40年前のこと。
「社会のためになる農作物を育てたい!」という熱い想いから長野県から種をもらい、始めたそうです。
そして徐々に、杜仲茶と桑の葉も育て始めます。

イチョウの葉は虫除けに使えるのですが、それでも好んでくる虫もいる。
それでも農薬や化学肥料は一切使わずに、自分の目で捕らえた虫のついた枝を切り落とし、丁寧に育てています。
写真のアルバムには、手のひらより一回りも大きな葉っぱも挟んでありました。



でも…組合のみなさんも、次々定年を迎えられ、跡継ぎがいない状況。
「今年でイチョウの葉作りは、辞めようかと思っていた」
そんなギリギリの状況だったなんて…!

一時期は、イチョウの葉がドイツやフランスなど西洋でもてはやされ、
かなり輸出で儲かったそうです。
しかし、中国産が安いままでクオリティが上がり、
ある時に「種も送ってくれ」と言われて送ったらドイツでもイチョウの栽培が始まり…
日本産はどんどん追い込まれていきます。

900万円も投資して導入した、最大1tものお茶を一気に乾燥することができる機械。
「誰かに使ってもらえたら…」



素晴らしいものと土壌が、もうある。

その後も若い世代の佐渡島の方にお話を聞きましたが、
すっごく美味しいお豆腐屋さんも、かき氷屋さんも、
後継者がいなくて自分たちの代で終えると話しているそうです。

若者が…特に女性が本土に出て帰って来ない。
この島に来るために乗ったフェリーも、私ともう一人のお子さんを覗いたほとんどが60代以上といった印象です。

立地条件としては、小豆島にとても似ている。
数時間で大きな町から来れる。
都会にはない面白いもの、本当に美味しいお魚、お野菜、乳製品がいっぱい。
世阿弥が流されて来たこともあって、島内には30ほど(日本中の1/3)の能舞台があり、今の時期は毎週の用に演じられ、文化が色濃い。
北前船の貿易で栄えたこともあって、余所者を歓迎してくれる。

しかも、新潟市よりも北にあるのに雪はあまり積もらず、穏やかな気候。
お米もフルーツもたっぷり育ちます!

これだけ魅力がそろっていて、
高校もたくさんあるのに、何故??
(高校が無いため、若者が本土に流れてしまう島もたくさん見て来たので…)

小豆島は、どんどん素敵な人が発信して、集まって、面白くなってる。
同じような流れを、佐渡島で起こせないのだろうか???




畑に連れて行っていただき、イチョウの葉や甘茶の葉を見せていただく◎





のびのび育ったイチョウ。
枝ごと切り落として、がっさり葉っぱを収穫するそう。
今は4人程の仲間と、協力しながら作ってらっしゃいます。
 


「ブレンド茶を作りたい」など、想いは馳せるものの、なかなか現状が追いつかない。
むむむ…お茶作りを通して、私も佐渡島の魅力を発信していけないかしら。
(すっかり佐渡ファン!笑)

サンプルでいくつかのお茶を購入して、今年分はとりあえず一緒に商品を作ってくださるそうなので、進めてみようと思います!


イチョウの葉はアレルギー物質のギンコール酸が含まれるので、銀杏などのアレルギーの方にはお飲みいただけないのですが、ボケや物忘れに効果があることが証明されています。
(抽出時間3分なら抽出液には検出されません。5分でも安全基準内)

お茶にする以外にも、米びつやクローゼットに入れて防虫用に使う事もできます◎
薬品を買わなくて済む!!!
早速、我が家でもお試し中◎




素晴らしいものと大きな課題にいきなりぶつかって、どうしたものかと悩みますが…
余所者は余所者の役割を果たしていきます。
私にできることから…!

この日に泊まったThird placeは、何と冒頭のアンテナショップで買ったいごのりの跡継ぎさんが運営してらっしゃり!佐渡島の恵みを活かす面白いみなさまのお話を聞けました。
(もちろん、美味しいお店も!)


素敵な場所には、素敵な人が集まる。やっぱり。





次の日は、熊野大社の宮司さんがオススメしてくださった大膳神社へ。
茅葺きの能舞台が素敵。
(なんと、農と食の神様!)








そして車を北の岬へ飛ばして、大野亀へ。
ちょうどこの週は、ユリに似たカンゾウの花が満開で天国みたいでした。
(生薬の甘草とは残念ながら関係ないみたい)

平日だったので市役所に乗り込み、
地域の魅力を伝える授業ができないかと相談したら、来年度分の企画を受け付けてくださると、新潟市(高校は市立)や島内の高校のキーパーソンとなる校長先生もご紹介いただきました!


またこの島に来る用事が、作れそう!!!

なんだか、この島から発信されたSOSを受けてやってきた気分。
きっとこの島は、ここを好きになってくれて、
培われてきた素晴らしい文化や自然の恵みを活用してくれる流れを求めている時期の気がして。

ということで、早速イチョウの葉茶から関わり始めます◎
また、近々帰って来ます^^

今度は、仲間と。
(美味しいもの食べたり、絶景を見るのが一人だとちょっと勿体なかった。笑)






 

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