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牛乳や牧場を一緒に学んで盛り上げる!クラフトミルクラボメンバー募集

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プロジェクト本文

 

本ページは継続的なご支援の申し込みページです。現在実施中のクラウドファンディングページはこちら⇨

 

CRAFT MILK LAB MEMBERS 募集開始!

 

 

吉祥寺の牛乳屋である武蔵野デーリーが CRAFT MILK STANDを立ち上げてから約2年。

 

今までは「牛乳屋」として完成した牛乳を販売することに専念してきましたが、このたび自分たちで牛乳が製造できる工房を立ち上げ、「乳業メーカー」としても活動していくことを決意しました。

 

 

ここからスタートするのが「CRAFT MILK'S PROJECT」です。

今まで世の中に出てこなかった牧場単位の牛乳〝CRAFT MILK〟を私たちがつくっていきます。

 

しかし、私たちだけでやるのは違うなと思いました。

そこで、今回、プロジェクトを一緒に盛り上げていく「CRAFT MILK LAB MEMBERS」を立ち上げることにしました。

 

新しいミルクを作ったり、酪農の課題のお手伝いをするのを支援していただくだけでなく、みんなで乳文化を学んだり、牛乳の新しい飲み方を考えたり、時には牧場に行ったり。さまざまな活動を通じて、一緒にCRAFT MILKを盛り上げていきたいなと思います。

 

多くの人たちと一緒に盛り上げていく新しい乳業メーカーの一員になりませんか?

 

 

CRAFT MILK LAB MEMBERSとは

 

武蔵野デーリーが提唱する〝CRAFT MILK〟を応援し、一緒に盛り上げていく仲間があつまるコミュニティーです。

さまざまな活動をしていく武蔵野デーリーへの継続的な寄付をしていただきながら、オンラインやリアルで行われる色々な取り組みにも参加いただければと思っています。

 

 

||  武蔵野デーリーが行うこと(継続支援いただく内容)

 

◾️今まで世に出てこなかった希少なCRAFT MILKをつくる

通常は他の牧場と混ぜられてしまうことが多いミルクですが、今まで世に出てこなかった牧場単位のこだわりの牛乳「CRAFT MILK」として製造、販売していきます。すぐにたくさんはできないですが、徐々に色々な牧場のミルクを作っていく予定です。

 

◾️酪農の社会課題解決へのお手伝い

さまざまな課題で溢れる酪農業界ですが、そういった課題を勉強しながら、情報発信はもちろん、具体的な取り組みも行っていきたいと思っています。特に災害支援や気候変動については、広告会社に勤めながら災害支援や気候変動の啓蒙などに関わってきた副店主木村充慶のスキルやネットワークを活かして、積極的に行っていきたいと思っています。

 

 

 

 

||  会員ができること

 

▪️メルマガ配信(月一)

「CRAFT MILK'S PROJECT」の進捗情報や、CRAFT MILK に関するさまざまなトピックスを紹介していきます。それ以外にも、酪農を取り巻く状況や、そもそもの牛乳の話など、さまざまな情報をピックアップしてお届けしていきます。

 

▪️リアルイベント(年に数回)

メンバーからの要望に合わせて、牧場に行ったり、牛乳を試飲するイベントをやったり、色々なことができたらと思っています。

 

その他、一緒に牛乳の魅力を伝える方法を考えたり、イベント運営に関わったり、メンバーの要望に合わせて色々な形で「CRAFT MILK’S PROJECT」に関わっていただければと思っています。

 

 

 

 

なぜ継続支援のコミュニティをはじめるのか?

 

穀物や燃料の高騰、生乳破棄、温暖化、環境汚染…。問題が山積みの中で、後継者不足も重なり、酪農家の数は激減しています。

 

そんな状況で私たちに何ができるのか?

 

まずは状況を知ることだと思います。知らないと何もできません。そして、知ったことをみんなに発信していくことが必要なんじゃないかなと思います。それも誰かが一方的に伝えるだけでなく、みんなで考え、みんなで発信して、大きなうねりを作っていくことが必要なのではないかなと思います。

 

そのためにはただ勉強するだけではなく、もっと牧場と関われるようにする必要があると思います。

 

しかし、牧場は遠い存在です。

酪農は巨大な産業のため、牧場、団体、乳業メーカー、流通などさまざまな組織が入り組んだ複雑な構造になっています。 それが悪いと言いたいわけではありません。ただ、それがゆえに消費者と牧場が遠い存在になっています。

 

今回、牧場単位のミルクをつくることで、「牧場⇄武蔵野デーリー(私たち)⇄生活者」というシンプルな構造になります。このわかりやすい構造を活かして、牧場主の顔が見えて、時に応援したり、協力したりできる、近い関係を作れるのではないかと思いました。

 

何千年もの歴史がある中東や、アフリカ、ヨーロッパと比べると乳文化の歴史が浅い日本ですが、楽しく牧場と触れ合いながら、少しずつでも乳文化を広げることができたら、厳しい酪農家の下支えにもなるのではないかなと思います。

 

まったなしの酪農業界ですが、CRAFT MILKを一緒に盛り上げることを通じて酪農家を下支えにもなったらと思います。

 

いつまでもおいしいミルクが気軽に飲めるように、みなさんもこの取り組みに参加していただければ幸いです。

 

 

 

事業全体のご紹介、ご挨拶とともに

 

改めまして、武蔵野デーリー、3代目の木村充慶です。

広告会社に勤務するかたわら、3年前に家業である武蔵野デーリーに参加し、CRAFT MILK STANDを立ち上げました。現在はCRAFT MILK STANDの副店主として、父で店主の木村義之、妻の望とともに家族でお店をやっております。

 

今回、CRAFT MILK LAB MEMBERを立ち上げることになった経緯を、元となる「CRAFT MILK'S PROJECT」の説明とともにご紹介します。

 

 

大きな業務用冷蔵庫だった場所を変えてできたCRAFT MILK STAND

 

牛乳の〝シングルオリジン〟「CRAFT MILK」

 

武蔵野デーリーは祖父が100年前に吉祥寺で始めた牛乳屋がルーツです。その後、現代表の父・木村義之の代となり40年以上牛乳販売を続けてきましたが、一昨年、息子の私が参加し、CRAFT MILK STANDに生まれ変わりました。

 

そして、CRAFT MILK STANDとして全国150箇所以上の牧場を巡り、こだわりをもつ牧場の牛乳をセレクトして販売してきました。

 

牧場の牛乳と言われても、「スーパーで売っているパックの牛乳と何が違うの?」と思う方も多いとかと思います。

 

もちろん、どの牛乳も牧場で搾られたものですが、スーパーマーケットなどで販売されているほとんどは多くの牧場の牛乳がまぜられてできています。

 

でも、実際は牧場ごとに育て方、エサ、品種が違い、本当はそれぞれ牛乳の味は異なります。こだわりの多い牧場ならなおさら味は違います。

 

しかし、「⚫️⚫️牧場」と名のつく牧場単位の牛乳はなかなか販売されていません。なぜなら牧場ごとに牛乳を製造、販売するのは簡単ではないからです。

 

 

ミルクスタンドでも販売させてもらっている神奈川・山北にある「薫る野牧場」の牛乳。
春は青草の風味を感じ、冬はクリーミー。季節ごとに変わる味にお客さんも驚きます。

 

 

販売される牛乳は殺菌して容器に積めなければいけませんが、その作業を行う設備には数千万円にも及ぶ設備投資が必要です。

 

さらに販売するには販路開拓のために営業しなければいけません。365日生き物と向き合う酪農において製造から販売まで行うのは容易なことではありません。

 

そのため牧場単位の牛乳を販売しているのは全国の牧場の中でもごくわずかです。私たちはそんな牧場単位の〝シングルオリジン〟の牛乳を「CRAFT MILK」と称して販売してきました。

 

今まで私たちが売っていたCRAFT MILKはそうした様々な試練を潜り抜けた希少な牛乳なのです。

 

 

ミルクスタンドでは牧場から直送してもらった牛乳を一杯一杯注いで提供します。

 

まだ見ぬCRAFT MILKをもっと世に出したい

 

そんな牛乳の〝シングルオリジン〟ともいえるCRAFT MILKを求めて全国各地の牧場を巡りましたが、自社で牛乳の製造をしている牧場はごくわずかでした。

 

一般的な牧場の牛乳は乳業メーカーによって集められ、多くの牧場の牛乳がまぜられて製造、販売されていきます。牧場単位の牛乳は全国的にも少ないので、ほとんどの牧場の牛乳がミックスされて販売されていると言えます。

 

ミックスされた牛乳や乳製品が良くないということではありません。まとめて大量に製造、流通させることで、価格を安くできます。味も均質化されて安定しますし、料理などにも使いやすいです。

 

一方で、こだわりをもってつくった牛乳が他の牛乳と混ぜられて販売されることを残念に思っている牧場主も少なからずいました。

 

そういった牧場にいくと、「うちのミルクを飲んでみるか?」と自慢の牛乳を振る舞ってくれることがよくあります。飲んだらびっくり、とっても美味しいんです。牛乳観が一変します。しかも、牧場ごとに味が違います。牛乳ってこんなに多様なんだと気付かされます。

 

CRAFT MILK STANDでも、全国の様々な牛乳を取り寄せて3種飲み比べとして提供していますが、「牛の種類・餌・育て方などで、こんなに味が変わるのか」と驚く人がたくさんいます。

 

今は限られた一部の牧場の牛乳しか提供できていませんが、ミックスされてしまう牧場の牛乳も、CRAFT MILKにできないかと思うようになりました。

 

 

CRAFT MILK STANDでも一番人気の飲み比べセット

 

 

「CRAFT MILK'S PROJECT 」今春スタート

 

「まだ世に出ていないCRAFT MILKをつくる」。私たちはそんな思いを抱き、「CRAFT MILK’S PROJECT」をはじめるべく、一年前より動き始めました。

 

こだわりをもって牛を育てている唯一無二の価値がある牧場。そんな牧場の中でも、まだ牧場単位では販売されていない牛乳を今春からつくっていきます。

 

 

 

 ポイント①

 日本一小さなマイクロ乳業メーカーへ

 

自社で牛乳や乳製品をつくるためには、乳処理業、乳製品製造業と呼ばれる厳格な基準を持つ保健所の営業許可が必要です。

 

牛乳や乳製品は痛みやすく許可を得るのはとても大変なのですが、色々な牧場の人たちのアドバイスも受けながら、自分たちで牛乳や乳製品をつくることができる工房「CRAFT MILK LAB」を立ち上げ、保健所の許可も取得しました。

 

 

牛乳や乳製品製造ができる工房「CRAFT MILK LAB」

 

 

CRAFT MILK STANDがある建物の地下にあります。今までは完成した牛乳を販売する「牛乳屋」の一面だけでしたが、自分たちで牛乳が製造できる「乳業メーカー」としても活動していきます。

 

元々倉庫だった地下を活用した小さな小さな製造工房です。たぶん日本で一番小さい「マイクロ乳業メーカー」になります(※私が調べる限り)。

 

でも、小さいことに意味があるんです。

 

大手メーカーはたくさんの従業員がいて、たくさんの牛乳を作ります。だからこそ、色々な牧場の牛乳を混ぜて効率的に製造、流通させなければいけません。結果、商品ラインナップは限られてしまい、牧場単独の牛乳はほぼできません。

 

他方で、私たちは家族を中心とした小さな乳業メーカーです。だからこそ、量の少ない牧場単位のCRAFT MILKを自由につくることができます。今まで世に出ていない希少なCRAFT MILKをこれから色々と作っていきます。

 

 

改装前の地下の倉庫

 

 

 ポイント②

 みんなの力を合わせたシェア型の牛乳づくり

 

私たちは小さいからこそ、開発段階から色々な仲間に関わってもらい、すでに流通している牛乳を買うだけではない、自分たちがほしい牛乳、乳製品を一緒に作れるんじゃないかと思っています。

 

「この牧場の牛乳が飲みたい」「牛を大切に育てている牧場の牛乳が飲みたい」「この牛乳と茶葉でチャイを作ったら美味しいんじゃないか」「牛乳を使ったこんな商品ができるんじゃないか」…。みんなの声を聞きながら、今までにない多様な牛乳、乳製品を作りたいと思っています。

 

さらに、顔の見える牛乳づくりをすることで、牧場や牛たちと関係を強めていきたい。切り離されがちな酪農や農業が日常生活に入りこみ、もっと応援できるような環境になるのではないかなと思っています。

 

たとえば、自分が好きな牛や、名前をつけた牛から搾られた牛乳が飲めたとしたら。ただの牛乳じゃなくなりますよね。牛乳だけでなく、牧場、牧場主、牛たちとのつながりをうむ牛乳づくりを目指します。

 

 

 

 ポイント③

 オンラインコミュニティを活かした運営

 

そのために、クラウドファンディングや継続寄付の仕組みを活用したオンラインのコミュニティを作ろうと思います。

 

 

 

◾️ CRAFT MILK'S PROJECT クラウドファンディング

まずは武蔵野デーリーのクラウドファンディングを行い、支援していただくサポーターを募集します。

 

◾️ CRAFT MILK LAB MEMBERS

継続寄付の仕組み(月額の会員費をいただくサービス)を活用し、武蔵野デーリーの仲間となって一緒にCRAFT MILKを盛り上げていくコミュニティ「CRAFT MILK LAB MEMBERS」を募集します。

 

◾️ 牧場ごとのクラウドファンディング

新しい牛乳をつくる際には都度クラウドファンディングを立ち上げ、牧場のファンの方々などのサポーターを募り、牛乳づくりを応援していただきます。

 

<プロジェクトを通じて>

酪農の社会課題にも向き合いたい

 

牛のエサである穀物や燃料の高騰や、生乳の破棄問題、後継問題、牛のゲップによる気候変動問題。問題山積みの酪農業界ですが、CRAFT MILK’S PROJECTを通じて、さまざまな課題にも積極的に関わっていきたいと思っています。

 

私は広告会社に勤務しながら、復興支援や防災コミュニケーション、気候変動対策の啓蒙や、企業のサステナビリティなどいわゆるソーシャルビジネスに関わってきました。様々な企業や行政、研究機関、NPOの人たちと連携しながら色々なプロジェクトを立ち上げました。

 

こうしたスキルやネットワークも生かしながら、牛乳や乳製品の販売だけでなく、業界全体にも目を向けて、酪農業界を少しでも良くする取り組みを行うサステナブルな乳業メーカーとしても活動していきたいなと思います。

 

 

私(木村充慶)が連載している朝日新聞 withnews。先日の能登半島地震の際に、被災した酪農家の現状をレポートした。

 

 

 

特に、牧場の復興支援や、酪農の気候変動対策には積極的に関わっていきたいと思っています。

 

災害時の牧場の状況の発信はもちろん、その後必要な支援を行なっていきます。酪農の気候変動対策についても今後勉強を進めながら必要な情報の発信を行なっていきます。

 

また、気候変動対策については自社としても、CO2排出量の低減、プラスチックなどの利用削減など積極的に取り組んでいき、様々な領域からサステナビリティを推進していきたいと思います。

 

産業としての課題が多い酪農業界ですが、色々な仲間とともに少しでもよい方向になるきっかけを作っていければと思います。

 

 

メンバー

 

 

|| 木村充慶(取締役・息子)

義之の息子。大学卒業後、広告会社に入社。PRディレクターとして政府、民間企業の様々な案件に従事。長年、復興支援を行っていた経験を生かし、一般社団法人 FUKKO DESIGNを立ち上げる。近年は復興・防災、SDGsなどの社会課題をテーマにした官民連携プロジェクトの立ち上げなどを行う。2022年より武蔵野デーリーの経営に参画。CRAFT MILK STANDを立ち上げる。

 

 

 

|| 木村義之(代表・父親)

武蔵野デーリーの創業者。大学卒業後、メーカー勤務を経て、家業の牛乳販売店に入社。牛乳の家庭向け宅配をしていたが、より多くの人に牛乳を届けたいと考え、当時は珍しかった牛乳の自動販売機事業に進出。その後、独立し、武蔵野デーリーを立ち上げる。近年はジュースやお茶などの清涼飲料水が中心だったが、ルーツである牛乳や乳製品を大切にし、継続して販売してきた。昨年、息子の充慶とともにCRAFT MILK STANDを立ち上げ、店主として店を切り盛りする。

 

 

 

|| 長谷部望(事業マネージャー)

CRAFT MILK STAND マネージャー。大学卒業後、ファッションブランドの店舗スタッフなどを経て、人材会社に入社し営業として10年間勤務。その後、キャリアカウンセリングや人材育成のスタートアップ企業を経て現職。店舗マネージャーとして運営や新商品開発などを行っている。

 

その他のメンバー

デザイン:矢後直規(アートディレクター、グラフィックデザイナー)

Webサイト制作:香田遼平(プロデューサー)、立石 竜馬(Webデザイナー)、板橋 毅彦(プログラマー)

コピーライティング:熊谷正晴(コピーライター)

法務:草原敦夫(弁護士)

事業サポート:田貝雅和(コンサルタント)

コミュニティ設計、資金調達:小谷なみ

 

応援コメント

 

近津義尊(放牧酪農家)

 

 

私は2007年に北海道の東側にある別海町で放牧酪農を始めました。この地の風土を活かした自然体の牧場を作ることに、やりがいと楽しみを感じています。

 

そんな私ですが、日々の作業の中でなんとも言えない虚しさを感じることがあります。

 

少しでも良い牧場にしたい、牛たちをより健康に育ててあげたい...。そのためにいくら汗を流しても、その結晶とも言える牛乳がその他多くの牛乳と一緒になって売られてしまう。独立した自分の牧場を始めたはずなのに、何か工場の生産ラインの一部に加わっただけであるかのような、そんな気さえしてきます。

「自分で牛乳を販売できたら素敵だろうな。そうすればこの虚しさも消えるのかな。」と、思うことはよくあります。

しかしながら、もし私が製造販売を始めたら、そのことに多く労力が割かれてしまいます。牛乳は牛たちが提供してくれるもの。元気な牛たちがいてこその美味しい牛乳です。そう思うと私は、自ら製造販売することよりも、牛たちがより快適に過ごせる牧場を作ることに全力を注ぎたいと思っています。

 

決して虚しさが消えたわけではありません。自分の牧場の牛乳を飲んでもらえたら素敵だろうな、という思いが消えたわけでもありません。

葛藤を抱きながら、牛たちと向き合う毎日を送っています。きっと私だけでなく、日本中の多くの酪農家が同じような葛藤を抱いているのではないでしょうか。

 

このプロジェクトの話を聞いた時、夢のようだなと思いました。私たちは牧場に専念でき、武蔵野デーリーさんが私たちの思いを形にして、消費者の皆さんに届けてくれる。私たち”普通”の酪農家にとっては、本当に夢のようです。

私たちの思いを汲み取り、このプロジェクトの立ち上げに関わってくださった全ての皆さまに、この場をお借りして心から感謝を申し上げたい。

 

このプロジェクトは、一つ一つの牧場と一人一人の消費者がつながる事を可能にしてくれます。生産者も販売者も消費者も、ほんの少し立場が違うだけで、『食』と『農』いう共通の課題に取り組まなければならない事に変わりはありません。

クラフトミルクを通じて、生産性-販売者-消費者が一体となる新たな農業文化を創っていけたら、明るい未来が待っているように感じています。

 

応援コメントという事でしたが、私は応援も協力もするつもりはありません。自分の事として参加させていただくつもりです。 消費者の皆さんも、このプロジェクトに参加して新しい文化を共に創っていきませんか?

 

1人でも多くの方に御賛同いただけることを願っています。よろしくお願いいたします。

 

原田 英男(元農水省畜産部長、乳乳学会理事長)

 

 

牛乳界の「コペ転」を応援します

 

木村充慶さんが「武蔵野デーリー」を立ち上げて約2年。父が営業していた「牛乳屋」さんを改造して全国の希少な牛乳を販売するという事業を展開するにあたり、「いつかはこのスペースを活かしたいんですよね」と地下の倉庫を見せていただいたことがあります。今回、木村さんが打ち出した新たなプロジェクト「CRAFT MILK'S PROJECT」は、既にその頃から「地方の牛乳を都会の住人に届ける」クラフトミルク配達人の木村さんの頭の中育てられていたものです。

 

皆さんがスーパー等で購入する牛乳の多くは「成分無調整」と言う表示があると思います。しかし、考えて見てください。生き物である乳牛から生産される牛乳が殺菌処理だけで店頭に並ぶのに、どうしていつも同じ品質を保っているのでしょう。多くの食品工場が様々な工夫を凝らして同一品質の製品を生産することに苦労されているのにね。

 

一つの要因は、酪農家の皆さんが、年間を通じて変化の少ない飼料を給与し、牛のストレスも最小限にすると言う飼育管理の努力をされているからです。配合飼料はともかく、自給飼料は収穫時期が限定されるので、そのまま牛へ給与していては年間の自給飼料の品質の変動が大きくなります。このため、収穫時に「サイレージ」「乾草」など貯蔵できる形態にして、一年を通して品質が一定の飼料を安定的に給与する「通年給与」を行うことで牛の胃袋の調子(そこに住む微生物のフローラ)が安定できるようにしているのです。

 

もうひとつは、木村さんも触れているように、多くの酪農家は自ら牛乳工場などを持つことができないので、大きな乳製品工場にタンクローリーで複数の酪農家の生乳を集めて、効率的な牛乳製造をしているためです。多くの酪農家の生乳が1箇所の乳製品工場でまとめて処理されることで、個々の酪農家の生乳の風味の違いなどが均質化されるのです。個々の酪農家の努力を、それを包括するかたちで牛乳製造をすることで、成分無調整なのにいつも美味しい牛乳を飲むことができます。

 

でも、本来、飼料の種類などで変化するはずのミルクを、そのまま受け入れて飲んでみたいとは思いませんか?実際は、牛乳の味や風味に変化があると、それを「品質が劣化」したと捉えることが多く、時々、学校給食牛乳で、季節に変わり目などに「いつもと風味が違う」と騒がれて、牛乳の回収騒動になったりすることがあります。子どもはそれだけ敏感なのですが、それは大人も含めて「季節や自然の変化を受け入れた」食生活を忘れているせいかも知れません。

 

酪農家の中には、ホルスタイン以外の品種の牛を飼っていたり、配合飼料の給与を抑えて放牧など自給飼料主体で飼っていたりと、こだわりのある経営をされる方もいますが、そうしたこだわりを乳製品として世に送り出すためには、そのための独立した乳業施設が必要になりますし、それを販売するためにも大きな困難が伴います。チーズやバターは付加価値を高めることができるので、そうした小規模な工房が増えてますが、牛乳は付加価値が付けにくく、貯蔵性も劣るので、なかなか個別のブランド販売は難しいのが実情です。でも、ミルク全体を味わう(チーズやバターはミルクの成分の一部を取り出したもの)と言う意味で、酪農家の主張がストレートに反映されるのは牛乳だと思います。皆さんも、様々な酪農家のクラフトミルクを飲んでみたいと思いませんか?

 

消費者の意識を「いつも同じ品質のミルクがデフォルト」から「酪農家が生産するミルクをそのまま味わうカスタマイズ」にコペルニクス的転回を促すのが、木村さんの挑戦です。

 

私は応援します。

 

佐々木晶二(元国土交通省国土交通政策研究所長、土地総合研究所専務理事)

 

 

 

私は、木村さんとは、災害支援を行っているFUKKO DESIGNという法人の運営などで一緒に活動しています。

 

実は牛乳や乳業については全く素人で、あまり考えずに毎日牛乳を飲んでいました。ところが、木村さんがひらいたCRAFT MILK STANDでいろんな牛乳を読んでみると、味も風味、色味もそれぞれ全く違うんですよね。驚きました。

 

今度は、木村さんが、牧場と組んで、もっと個性のある牛乳を販売するという話を聞きました。一方で、牛乳のような日持ちのしない商品で新しいビジネスをはじめるのはとても難しいこととも聞きました。

 

でも、一つ一つの牧場と結びついて、少量でも特徴のある牛乳を製造販売することって、大企業中心、効率中心、安さ中心のマーケットを変えるという意味で、今の日本では、市場開拓の王道だと思います。なにより、消費者、特に、子育て中の家庭のみなさんに幸せを届けるものだと思います。

 

お母さんやお子さんの幸せな顔をつくりだす事業なので、いろいろ事業展開には苦労があると思いますが、是非、継続して続けてもらいたいし、自分も応援したいと思います。

 

みなさんも木村さんの真摯な思いを理解していただき、是非、応援していただけるとありがたいです。

 

 

 

 

ご留意事項
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来かねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
木村義之(武蔵野デーリー株式会社)
団体の活動開始年月日:
2024年3月26日
団体の役職員数:
2~4人

活動実績の概要

自動販売機での乳製品、清涼飲料水の販売を行うベンディングサービス業を40年近く行ってきた。3年前に業態転換を行い、全国のこだわりの牛乳を販売する店舗「CRAFT MILK STAND」を立ち上げる。昨年、倉庫スペースだったところを製造スペースにリノベーションを行い、今年から乳業メーカーとしての活動を始める。

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プロフィール

武蔵野デーリー 取締役 / FUKKO DESIGN 理事 /広告代理店 PRディレクター/ 大学卒業後、広告代理店入社。PRディレクターとして政府、民間企業の様々な案件に従事。テレビ局に出向し、番組ディレクターとして修行。長年、プライベートで復興支援を行っていた経験を生かし、一般社団法人 FUKKO DESIGNを立ち上げる。現在は復興・防災、SDGsなどの社会課題をテーマにしたプロジェクトの立ち上げなどを行う。父親が代表を務める武蔵野デーリーにも参画し、自然放牧の牛乳を扱うクラフトミルクスタンドを立ち上げた。

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