神戸新聞さんに今回の取り組みを取材いただきました。

神戸と気仙沼の被災者、そして私の思いを丁寧に綴って頂いております。

 

以下、記事全文です。ぜひご覧ください。

 

東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の桑農家と、阪神・淡路大震災の激震地・神戸市長田区にある茶販売店が桑の葉を使った紅茶を開発し、気仙沼の新たな名産にしようと取り組んでいる。

 

ブランド名は桑の英名マルベリーと日の丸を組み合わせ「ヒノマルベリー」。販路確保やPRのための資金を、3月13日までインターネットを通じたクラウドファンディングで募っている。

 

気仙沼市唐桑町(からくわちょう)では十数年前から、町名と同じ品種「大唐桑」を全国に売り出そうと栽培に励んでいた。

2011年の震災で取り組みが滞っていたところ、被災地支援やコンサルティング業を営む時井勇樹さん(27)=神戸市須磨区=が来訪。共に桑のブランド化に向け模索を始めた。

 

15年に桑の実のソースを売り出したが、収穫量が安定せずに続かなかった。そこで、時井さんは葉を使った紅茶を思い付き、大学生のころ被災地支援について学んだ神戸市長田区の茶販売店「味萬(あじまん)」の伊東正和さん(69)に協力を求めた。

 

紅茶は、唐桑町で収穫した桑の葉を同県石巻市の工場で製茶し、神戸で伊東さんが配合。桑には高血圧の改善などの効能があり、栄養価の高い茶葉と組み合わせて仕上げた。

 

原料となる桑は「大唐桑栽培愛好会」(気仙沼市)の千葉正樹さん(56)から購入。千葉さんは震災前まで海産物販売業を営んでいたが、風評被害などで売り上げが激減。現在は桑の栽培や観光ガイド業で生計を立てているという。「ヒノマルベリーが気仙沼の魅力を伝えるきっかけになれば」と期待する。

 

かつて伊東さんから「被災地支援は小さいことでもずっと続けるのが大事」と教わった時井さん。「気仙沼の新名物が末永く愛され、経済的な支援につながるよう力を貸してほしい」と呼び掛ける。名古屋市の洋菓子店の協力で、桑の葉や実を練り込んだフィナンシェなども売り出す。

 

クラウドファンディングは1口2千円から。金額に応じて商品の詰め合わせを贈る。目標の100万円を達成すれば、春以降に全国の百貨店の催事などで売り出す予定。

 

(記者:金 慶順)

 

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