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（社）保護猫応援ファームです。

今日は、正直に私の気持ちを書きたいと思います。

 

保護活動に携わるようになり、動物たちの過酷すぎる現状を知り、

普通じゃない世界に足を踏み入れて、抜け出せなくなってしまいました。

 

今すぐやめてしまいたいほどの、この、苦しみ。

多くの命を抱えるというこの重責に、本当は吐き気がするほどの苦痛を感じています。

 

働いた給与以上をこの活動に費やし

共働き子育て世帯である身分で、毎日4時間以上を保護活動に費やし

 

現場に行く日は1日潰れ、身も心もボロボロになって帰宅し

人間には嫌なことばかり言われる。

 

野良猫に餌をやっている

野良猫を助けている、という、偏見の嵐。

 

そして娘を思うと、とてつもない罪悪感を抱く。

 

寝不足と、ストレスで、疲れがとれた日がありません。

 

動物虐待しようがなんだろうが

起訴されても執行猶予がついて数万払って終わってしまうこの国の法律。

 

ちょっとの努力もしないで

ほんの少しも調べないで、「知らなかったから」と

可哀想な命をただただ増やしていく無知な人やその家族からの安易な保護依頼。

いくらかかるか知っていますか？
「善意のお金」の意味、知っていますか？

それを使う事態になることを引き起こした、罪深さわかって言ってますか？

犬猫をインスタ映えで選ぶ方。
動物たちに「かわいい」と「言うことをきく」がどうしても必要な方。

「珍しい犬種なんです」と自慢する。

種類や血統を自慢する。

「ひとめぼれしました」と言って、保護猫の貰い手を希望してくる方。

どんなに綺麗で可愛い模様がある子がいても
保護活動している人間からみたら、すいません、そういう発言に鼻で笑ってます。

私達が見ているのは、その子が幸せかどうかと、その子の性格だけ、です。
どんな飼い主さんなのか、だけです。

 

それ以外どうでもいいです。

 

動物の見た目なんて気にもとめません。

全く興味がありませんし興味がもてません。

なんでって、こんな毎日を送っているからです。

かわいそうな命を救っても救ってもキリがない要因が

ソコにあることを身をもって知っているからです。

 

いつも、こんな現実、毎日、正直、もーもーもーやめてーーーー！！！！

いい加減にしてほしい！！！

バッカらしー！！！

と思って、頭にきています。

 

そして、一番頭にくるのは、こんなに一生懸命やっているのに

なんて自分の活動は小さくて、無力なんだろうと、毎日思わされているからです。

 

こんな毎日を過ごしていると

この国から遺棄や殺処分がなくなる日なんて絶対にこない気がしてます。

 

「カワイイ」がほしくて、見栄を張りたくて

お金で命を買う人がいる限り、この現状は変わりません。

 

保護猫のために必死に餌を買いに行く

時間との闘い、お金との闘い、重労働中

その目線の先に

 

まだ、ショーケースの前で悩んでいる人がいる。

 

スマホやPC触れる世代が、ショーケースの前にいるんです。

買おうか買わまいか、迷っている。

 

それを売る店員さんも、若い方ばかり。

 

スマホ、触れるでしょう？

ちょっと調べればわかるはずです。

 

かわいいお店、新しくできたカフェ、流行のプレゼント

調べまくっているでしょう…

 

いくらでも出てきます。

酷すぎるペット業界、殺処分、パピーミル、ロードキル、野犬、さくら猫…

トラバサミ、猟犬の遺棄、生き物を使った伝統行事、、、

 

それこそキリがないくらい

炎上だってしているでしょう

 

スマホ触れない世代で、情報が得られないから猫を増やしてしまう高齢者と

スマホもPCも触っているのに、不都合な情報は仕入れようとしない、

 

真実は認めようとしない世代。

 

どっちが罪深いのか？？？

 

頭にくることばかりです。

 

昔は情報がなかったんです。

ペットショップで動物を買うのは普通でした。

 

でも今は、情報なんて腐るほどある。

この時代ですよ。

 

令和ですよ！

 

Instagram、TikTok、バズるのは、殆どが「カワイイ」です。

 

ペットショップで犬猫を買ったことに対して、

「カワイイ」だの「羨ましい」だの、共感のコメントの嵐。

 

ほんっと、こんな自分の毎日が、アホらしくなります。

家族との時間やお金を犠牲にしてまで、やることなのか、と。

普通の生活を送っている常識人誰もが思う

 

「そこまでしてやることか？」

「動物を人間とどっちが大切なのか？」

 

毎日思っていますよ！私だって。

 

猫が好きすぎて見えなくなってこうなっているのではありません。

私は「猫オタク」ではありません。

犬好きなんです。

 

でも、私はまだこの活動をやめられません。

 

一生のいくつかの時間だけでもこうしてがんばってれば、何頭かだけでも助けられますから。

 

奪われる命が少しでも減るなら、です。

少しでも知ってほしい、この非情な世界のことを。

 

どうせこんな自分の人生です。
役に立つことがあるなら、私の命を使っていいと思うからです。

 

　心配する、気遣う、慰める、励ます

　嫉妬する、ストレスを感じる、怒る、ふてくされる

　一時的に楽しくなってはじける、驚く

　安心する、気をつかう

　自分に落ち込む

 

↑　これは全部、犬や猫ができることです。

 

犬や猫と一緒に暮らしたことがある人なら、知っているはず。

だから「人間と同じ家族だ」と、感じているはず。

そこに「ブランド」、いりますか？

 

沢山の保護猫のお世話をしていると

 

いっこも言うことをきかなくて

いつもブスっとして愛想がなくて

毛並みボサボサ、たまに体にウンチがついてたりして

汚~い、臭~い、ボロボロな姿で、「THE 雑種」で

 

威嚇して猫パンチしながらも

 

嬉しそうにご飯にがっついている

 

いっっっっこもかわいくない子ほど

 

めちゃくちゃかわいいもんです。

 

なぜって、その子が頑張っているのを知っているからです。

 

もう一度言わせてください！

 

外見なんて、ほんっと、どうでもいい！！！

 

「見た目」にこだわるのは
犬や猫を知らない人がすることです。

 

外見の共感を誰にも得られなくても
その子の可愛さは飼い主さんが一番知っているはず！！！

 

もう家にいるなら、血統書つきの子でももちろんいいし、雑種でもいい

 

そんなことに今こだわっている場合じゃない！

 

「過去にペットショップで買ってしまった」なんて気にしないで！

 

時間はありません。

そんなことどうだっていい！

私はもう、そんな区別の見方、とっくに忘れました！

 

犬は犬
猫は猫
中身オンナジ

 

動物に対して「見せ物」としてお飾りの意識があると
色や柄、「良いもの」＝「市場価値があるもの」を求めるんです

 

犬や猫が殺されているのに
なんで何十万も払って買うのか？

 

簡単にお金が手に入らない苦しい世の中なのに

なんて価値のないことに時間や労力を使っているのか

 

人間の一生だって、短くて、尊いもののはずなのに

一生懸命稼いだお金をなぜそんなことに使うのか

 

 

失礼しました。

動物を救うためのクラウドファンディングに

大切な大切なお金を寄付してくださっている皆様です

 

本当は私と同じように、大切なご家族様に使いたいのに

余裕がないのに、ご寄付をしてくださっている方だっておられるでしょうし

 

余裕がある方でも、どれだけの労力と時間をかけて手にされたお金か

本当に大切な大切なお金だと思います

 

そしてみなさまもこんなことは百も承知で

知っているからこそ

 

同じ気持ちで辛いからこそ

応援してくださっているんですよね

大切なお金をご寄付してくださる

 

本当に、ありがとうございます

 

なかなか変わらない、伝わらない、広まらない、悔しい毎日ですね

 

（社）保護猫応援ファーム

 

↓　どこにでもいる猫（笑）　

「生きるか死ぬかの毎日だからどうでもいいわ」