みまもり隊50名募集！子供達が世界の楽器に触れられる場をつくりたい

「出会ったことのない音楽や楽器に触れて、子どもたちの小さな好奇心を大きく花開かせてほしい！」

「体験」が必要であるという気づき

大盛況で終えた2019年2月の「ほくさい音楽博」。その翌年度は、さらにパワーアップし、ワクワクしながら準備を進めていた矢先、新型コロナウイルスの感染拡大により、発表会は延期。練習も中止・延期が相次ぎました。

そして、1年以上もの長い期間、練習が再開できないまま2021年の春を迎え、この間に参加者の半数が辞退をしてしまいました。続けたいけど、先の状況が見えない。さまざまな事情により、仕方なく辞退されていく皆さんとのやりとりに胸が締め付けられました。

また、この時から話題となっていたことが、子どもの「体験格差」についてです。

コロナの影響が長期化したことにより、旅行、お祝い事、地域のお祭りやイベントなど、あたりまえの日常を体験できない子どもたちが増えたことに加え、家庭の経済状況などによる、音楽や芸術鑑賞などの文化的な体験の格差は大きいといいます。

文化的な体験は、学力以外の「生きるために必要な力」を育む、子どもの成長に欠かせない要素です。自分の強みを発見すること・新しいアイデアを創造する力・好奇心・やり抜く力・仲間への思いやり。そして、何よりも、文化的な体験は、自己肯定感を高めて「社会に積極的に参加したい！」という気持ちを芽生えさせ、育みます。

そして、文化的な体験にアクセスするには、親の関心度が大きく影響するため、精神的・経済的に余裕がないと音楽などの文化活動について情報をキャッチすることが難しいというのも現状です。だからこそ、子どもたち自らがアクセスできる体験の場が身近に必要だ！という気づきがうまれました。

コロナ禍を経て開催する「ほくさい音楽博」と、新たな挑戦「みんなの音楽室」

これまで、年に1回限りのイベントだった「ほくさい音楽博」は、一年を通じていつでも子どもたちが世界中の音楽・楽器に触れられる「みんなの音楽室」として、大きくかたちを変えていきます。

発表会が終わったら終了してチーム解散！ではなく「ほくさい音楽博」が入口となって、子ども・若者が、音楽をはじめ、さまざまな表現を探求し、やりたいことに挑戦できる。出口を無限に創造できる場所を目指します！