みまもり隊50名募集！子供達が世界の楽器に触れられる場をつくりたい

コロナ禍に始めた子どもたちの場づくり。

2020年春から広がり始めた新型コロナウイルスの影響によって、人が集まり、みんなで音を奏でて楽しむことは難しい状況でした。そんな中、今すぐにできることとして、生まれたアイディアが “オープンスペース「子ども活動室」”です。

子ども・若者が自由に集えて、自分の表現を大切にできる、安心して過ごせる場所をつくることを目的に、地元の方々や今まで「ほくさい音楽博」で関わってくださった保護者の皆さんと共に試験的にスタートしました。

ここでは、「子ども活動室」オープンまでの一年間を振り返ります。

始めは場所探しからスタート！

「子ども活動室」が動き出したのは、2020年12月。

2021年春の「子ども活動室」オープンを目指し、場所探しから始まりました。

同じく延期が続いていた「ほくさい音楽博」の練習も、同じく春に再開が決定。

この場所探しでは、「ほくさい音楽博」の練習もできて、且つ「子ども活動室」として、練習がない日も、子どもたちが気軽に遊びにこれる、そんな場所を探すところからスタートしました。

すみだのあちこちを探し回る日々。

子どもが一人でもアクセスしやすく、そして、音楽ができる場所は、簡単には見つかりません。

限られた予算の中で、理想に近い場所を見つけるため、まずはご近所へチラシのポスティング。

普段使っていないスペースや、空いているスペースの情報提供を募ったり、墨田区内のお店にチラシを置いてもらったり、墨田区でさまざまな活動をしている方に相談し、いろんな場所を紹介してもらいながら、すみだのあちこちを探し回る日々が続きました。ふだん行かない場所へみんなで歩き回ることはとても新鮮でした。

この時期は公共施設も利用制限があり、一時的に使える場所も見つからない状況でした。気づけば、場所が見つからないまま3月を迎えていました。

「うちの倉庫をつかっていいよ！」

本当に困り果てていた時、すみだの友人が「うちの倉庫の空いているスペースを使っていいよ」と声をかけてくれたことで、場所を確保することができました。

「ほくさい音楽博」の練習再開まで一ヶ月を切ったところで、見つかった場所。あのときの嬉しさと言ったら、今でも忘れられません。

そして、トッピングイースト総出で年末さながらの大掃除。子どもたちが遊びにこれるよう倉庫を綺麗にしました。そして、3月の終わりには「ほくさい音楽博」の練習が再開。そして、子ども活動室のオープンに向けて動き始めます。