みまもり隊50名募集！子供達が世界の楽器に触れられる場をつくりたい

バリ島の仮面舞踊の中から力強さと威厳に満ちた大臣の踊り”Topeng Keras（トペン・クラス）”の踊りと演奏にチャレンジします！

 

12月10日（日）摂社若宮牛嶋神社 社務所にて、今年度の「ほくさい音楽博」ガムランプログラムの練習がスタートしました！その様子を写真とともにお届けします。

 

●12月10日（日）ガムラン 練習初日

この日、練習会場となる若宮牛嶋神社では、本所二丁目町会さんの餅つき大会も行われ、社務所のまわりはたくさんの人でにぎわっていました。そんなにぎわいの中、ガムランの初日が始まりました！

今年度も、プトゥさん、鳥居誠さん、安田冴さんを講師にお迎えし、全７回にわたり練習を行っていきます。

 

インドネシアの伝統芸能「ガムラン」は、みんなで「合奏」することの楽しさを教えてくれる「ほくさい音楽博」でも貴重なプログラムです。

ガムランには、大小さまざまな鍵盤打楽器・太鼓・銅鑼など、いろんな楽器があり、みんなで合奏すると、きらびやかで不思議な音が響きわたります。

そして「楽器隊」と「踊り手」の掛け合い、呼吸の合わせ方で、ひとつの空間をつくっていきます。音でみんなとコミュニケーションをする。この面白さを体感できるのが、ガムランの魅力でもあります。

 

「踊りを知らないと楽器は演奏できない。楽器を知らないと踊れない。」

練習初日の今日は、そんな楽器と踊りの関係を知ってもらうため、どちらも体験してもらうところから始まりました。

 

ちなみに今年度、挑戦する演目は、スピード感あふれるメロディとダイナミックで威厳に満ちた大臣の踊り「トペン・クラス」です。

 

🎥『トペン・クラス』ってこんな音楽

 

 

 

まずは、講師のデモンストレーションをみんなで見てから、楽器の練習からスタートしました。

 

楽器はひとつのフレーズの繰り返しが基本です。

 

「ワンフレーズをしっかり覚えよう！」とプトゥさんの声に、みんな真剣に音を聴きながら、入れるところから演奏に挑戦していきます。

楽譜のないガムランは、自分の音とまわりの音をしっかり聴くことが大切です。何度間違えても、同じフレーズの繰り返しなので、必ず演奏に入れるタイミングがあります。

すると、最初は全くついていけなかった子も、次第に演奏についていけるようになっていきます。気づけば、子どもも大人もそれぞれ音に集中して、演奏にのめり込んでいました。

 

そんな音が響き渡る社務所では、気づけば餅つき大会にきたご近所の方が参加する場面も！

そして、お餅の差し入れまでたくさんいただいちゃいました（ありがとうございました！）

 

 

続いて、踊りの練習です。

踊り手は裸足になって踊ります。つま先から目の動かし方、顔や手足の動き・しぐさまで、全身を使って表現します。

 

まずは重心を低くして、膝を曲げて、背中をまっすぐに立って、男性舞踊の基本姿勢を学びます。

そして、「アガム」という姿勢もやってみました。そこに「ジャラン」という歩きとあわせていきます。これがまた難しく、何度もバランスを崩しながらも、皆さん終始笑顔でとても楽しそうでした。（気づけば、スタッフもみんな踊っていました…！）

 

ほかにも楽器隊に合図をおくる「アンセル」や、「デ・ポン！」というリズムで、目の動きをつくってみるなど、短時間にいろんな動きに挑戦しました。

 

楽器も踊りもやってみると、2時間の練習はあっという間。

にしても、みなさんの集中力はすごく、休憩の時間も楽器を演奏したり、踊りの動きを振り返ったり、ただただ「楽しい！」という様子で、初日からとてもいい雰囲気でした。

 

 

次回も楽器と踊りの練習です。みんながどちらを選ぶのか、今から楽しみです。