この寒さでは生きられない（２月8日のブログより）

出勤時刻の朝8時頃、近所の地域猫の餌やりさんから電話がありました。

「三毛ちゃんが死んじゃった、どうしよう」
市の火葬場に連れて行ってあげてくださいと話しました。
餌やりさんは、「死んだ猫を触れない」と言います。
もしかしたらまだ息があるかもしれないと思い、色々やりかけで家を出ました！
前日まで普段と変わらず餌を食べ、元気だったそうです、2階のベランダで亡くなっていて、外傷もなく痩せてもいないし突然死でした。

2018年のクリスマスイブ、三毛ちゃんは捕獲器に入り不妊手術をして地域猫になっています、一度出産経験があるそうです、10歳は超えているそうなので、この寒さで心臓に負担がかかったのかもしれません（涙）

この寒さでは、外猫は命を落としてしまいます。
ハーツのメンバーから古着のフリースや毛布を集め、地域猫に配ってきました、発泡スチロールの寝箱は直ぐ作れるので、お家のない子に届けました、置かせてくれない餌やりさんもいます、「邪魔だし、その辺で寝れるから大丈夫！」何とか上手く話を付けて置いてきます。

ここの地域猫は三毛ちゃんが最後の1匹でした、ベランダにはペットヒーターが入った寝箱が２つあり、かなり幸せな地域猫だったと思います。
具合が悪くなったら引き取らないといけない、そう思って小まめに連絡を取り合って確認していました。

餌やりさんは60代くらいの一人暮らしの男性で、猫好きだった奥さんは数年前に亡くなられ、猫嫌いのご主人が家猫と地域猫のお世話をしていました、猫が嫌いなのに本当に良くお世話をしてくれました、命を大切に思える優しい方です、サポートは必要ですが関われて良かったと思っています。

三毛ちゃんの地域は外猫、他の地域猫もいないので、この周辺で猫を見る事は無くなるはずです、地域猫活動で不幸な命を生み出さない！
今ある命を一生懸命守ってあげたい、そう思っています。

餌やりさん、三毛ちゃん本当にお疲れ様でした、触らせてくれなかった三毛ちゃんを、最後はいっぱい撫でる事ができました、ふわふわで綺麗な女の子です。

ワンコ