東日本大震災被災地医療支援プロジェクトきぼうときずな

東日本大震災被災地医療支援プロジェクトきぼうときずな
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は4月24日(木)午後11:00までです。

支援総額

65,000

目標金額 1,000,000円

6%
支援者
9人
残り
31日
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は4月24日(木)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

自己紹介

 

特定非営利活動法人日本臨床研究支援ユニットと申します。2001年6月臨床研究と疫学研究を支援することを目的として設立した団体です。きぼうときずなプロジェクトは特定非営利活動法人日本臨床研究が東日本大震災発生直後に立ち上げた医療支援プロジェクトです。

 

臨床研究とは診断技術、治療技術を評価するもので、疫学研究とは地域住民の方を対象として行う予防法の研究のことです。これらは地域住民の方々のご理解とご協力を得て行うもので、東日本大震災被災地での医療支援活動は、当NPOの従来の活動の一環であると考えきぼうときずなプロジェクトを立ち上げました。

 

現地ニーズの正確な把握、そして将来的な地域医療の新しいシステム作りに貢献したいという強い思いをもって活動を継続しています。

 

 

きぼうときずなプロジェクトは東日本大震災の発生から間もない2011年5月、福島県郡山市にある避難所ビッグパレットで医療支援活動を開始、2011年福島県内の仮設・借上げ住宅への戸別訪問では保健師・看護師延べ1,075名を派遣し、訪問世帯は8,896件にのぼりました。

 

この活動を支えた医療支援車の通称ぺ号(韓国俳優ペ・ヨンジュン氏寄贈)は現在も被災地への足として活躍しています。

 

地震発生から14年の今日も、きぼうときずなプロジェクトは途絶えることなく東日本大震災被災地での支援活動を継続しており、当初の保健師・看護師による戸別訪問を経て、現在は被災住民の方々を対象に食と健康を組み合わせた健康増進プログラムの実施や、健康啓発活動として無料健康チェック及び健康相談を展開しています。

 

また震災を語り継ぐ世代となる学生と被災住民の交流を促進しながら心身の健康をサポートすることにも着目し、故郷を失った住民が希望をもって日々過ごすための健康づくり、そして生きがいややりがいを感じるための交流を軸とした心のケア活動を展開。長きにわたりたくさんの学生ボランティア達が活躍しています。

 

具体的な内容としては、被災住民を対象に学生が主体となってに企画したワークショップ(モノづくり・共同作業等)の実施や、健康チェックの運営に携わっています。学生たちが不特定多数の被災住民との交流を持つ中で、被災者自らが震災について語る機会は、震災を風化させたくない思いを伝える場ともなり被災者自身のやりがいにも通じ、学生自身も震災、そしてその後の現状を知る貴重な社会経験となっています。

 

昨今の人口減少と少子化、経済格差問題、子育て支援、高齢者問題、これら日本全体にが抱える問題を先鋭化して期せずして提示することになったのが東日本大震災(とくに福島県)です。

 

震災を語り継ぎ未来を担う学生ボランティア達が一人でも多くきぼうときずな活動に参加することで、災害対策のみならずよりよい日本の将来をつくるための気づきやアイデアを育んでもらいたいと思っています。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

福島県の地震、津波、原子力発電所の事故とそれに伴う風評被害は、長期にわたって住民に影響を与え続けると推測されました。しかし当時放射能に対する警戒心から福島県への支援者は他県より少なかったことも事実で「最も支援の少ないところへ支援を」という考えによって福島県に特化した活動に決定しました。

 

2011年4月1日、被災地を視察した際に保健師が人手不足で疲弊している状況を鑑み実際の支援活動の枠組みを具体化し、現地のニーズに沿った医療支援活動とは何かを整理し、すぐにできることから開始。

 

われわれの気づきを”きっかけ”に、たとえ小さくとも”動き”にしていきたいという思いをこめて「きぼうときずなプロジェクト(Hopes &Connections Project」と名付けスタートを切りました。

 

 

 

震災を語り継ぐ世代の学生たちが被災地に実際に足を踏み入れることは、現実味のある体験による災害対策を講じる機会となると考え学生ボランティアの派遣を試みました。

 

実際被災地(特に原発事故の福島県)は震災により若手が県外へ流出してしまい、それまで三世代で暮らしていた家族が離れ離れになり、地元では高齢夫婦のみでの生活をしていますが、学生ボランティアはその孤独を慰めるものにもなり、次世代とふれあうことで日々の希望を感じることができる一助となっていると考えています。

 

イベントの際には毎回アンケートをとっていますが、回答には多数”若い人たちとの交流が楽しかった””また開催して下さい”というメッセージをいただいています。

 

更には、次世代となる学生ボランティアが、過疎化が進む被災地で実際活動をすることによって、第二の故郷という思いをもってその土地や人に役立つ仕事に就くことや移住などを考えるきっかけとなればとも思っています。

 

過去にボランティアとして参加した学生で福島県庁に勤務してる方もいます。

 

 

 

プロジェクトの内容

 

復興庁の「心の復興」補助事業として実施しており、実施するための経費は助成を受けていますが、これまでは学生ボランティアの交通費は復興庁の経費外としており自前で用意していました。


 今回のクラウドファンディングで集めた資金で、首都圏からの学生ボランティアの参加者を増やしたいです。

 

│資金使途

・医療支援車の拠点いわき市までの特急料金

いわき⇔東京 12580円

・毎回学生ボランティアの人数を、医療支援車で送迎できる最大人数4人として、イベント一回あたりの費用は51,520円

・イベント開催予定は年間15回で総額768,750円

 

残額は学生ボランティアのいわき駅から開催地までの送迎の医療支援車のガソリン代(社内規定1キロあたり16円)に活用させていただきます。

 

│今後のスケジュール

2月27日公営復興公営団地 桑折駅前団地集会場(福島県伊達市)

3月1日さくらモールとみおか情報コーナー(福島県富岡町)

3月6日玉浦西地区西集会場(宮城県岩沼市※集団移転地)

3月12日富岡町社会福祉協議会(福島県富岡町)

3月13日公営復興団地 北中央団地(福島県福島市)

3月16日ヨークベニマル茂庭店(宮城県仙台市)

 

 

被災地からの声

 

きぼうときずなさんのイベントには毎回参加しております。

 

母は現在87歳、高齢のためイベントには私が同行しております。健康チェックを受けて、保健師の方のアドバイスを受けて、それを実践することが母の日々のやりがいになっています。

 

福島県内すっかり人が減ってしまいました。働き盛りの世代は他の地域へ、私の娘である孫も福島を出て働いています。

 

待ち時間に学生ボランティアのみなさんとの会話や、若い人たちが活発に動いてる様子を見るのは懐かしい気持ちになるようで、きぼうときずなさんの活動に参加した後は口数も増えて楽しそうです。

 

これからもきぼうときずなさん、よろしくお願いいたします。(K.M)

 

 

学生ボランティアの声

 

私は中学生のころから「きぼうときずなプロジェクト」に参加することができ、貴重な経験を得ることができました。

 

東京在住なので夏休みなどを利用して、被災地での健康チェックのお手伝いをしたりおしゃべりをしたり直接触れ合うことで、被災者の方が大変な思いをされている実情や抱える課題について感じ、知ることができました。

 

きぼうときずなのボランティアは同じ学生達と仲間意識をもって活動できるので楽しいです。また医療従事者とのチームワークを体験する中で、多様な視点を学び、視野を広げることができたことも大変意義深かったです。

 

今後は自分が得た経験を生かして啓発活動や情報発信に取り組みたいと考えています。また被災地の声を広めクラウドファンディングなどで支援を得るための架け橋となることができればと思っています。(R.Y大学生)

 


 

I had a wonderful time volunteering to support the health initiative in Fukushima.Everyone that I worked with was kind and motivated.Furthermore ,I am always happy to give my time to better people's health and raise awareness for a good cause.

 

Working for the betterment of our community will always be a worthy cause.I deeply respect the efforts of our volunteer group to do what's right.(Y.Y大学生 ※イギリス在住)

 

 

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

本プロジェクトは、以下の人々が増えていく社会の実現を目指しています。

 

1.被災地で生活する住民が、現在、将来にわたって自分らしく生活できるよう、健康に対して関心をもつこと。

 

2.ボランティア参加した学生が、被災地域で生活する人々の生の声を聞き、医療分野に限らず様々な分野・場面で「人の想いに応える」ことができるようになること。

 

1については無料健康チェック・健康相談を継続し、測定結果や参加者へのアンケート結果の集積・分析を通じて得られる知見を、地域の住民にフィードバックしたり、広く発信していくことが必要と考えています。

 

2について、現在、ボランティアに参加する学生は、福島県および宮城県内の大学生が中心であり自身も被災経験がある者が多いため、他地域、特に首都圏からのボランティア参加学生を増やしていくことが重要と考えています。

 

また学生のボランティア活動へのモチベーションを高める一つとして「ボランティア活動証明書」を発行いたします。

 

今回のクラウドファンディングでは、他地域からのボランティア参加学生をサポートすることによる被災住民との「きずな」だけでなく、本プロジェクトの支援者の皆様との「きずな」が、”被災住民が心身共に健康で自分らしい生活の実現”と”日本の未来を担う学生達の成長”という「きぼう」を作っていくことを目指しています。

 

 

 

応援メッセージ

 

吉田智(薬学博士)|サラヤ株式会社

私は2012年に本プロジェクト創設者の故大橋靖雄先生(東京大学名誉教授・日本臨床研究支援ユニット前理事長)から福島の支援についてお話をうかがう機会があり、2013年より今日までこの活動に参画しております。

 

この長期的かつ継続的な支援活動は、多くの方々に希望を与え、被災地での生活を支える重要な役割を果たしていると感じています。さらに健康チェックや相談を通じて得られた情報を地域に還元し健康づくりに貢献していることは、これからの地域医療を考える素晴らしい視点だと思います。

 

震災による心理的影響は長引くものです。このことを「忘れない」ために「きぼうときずな」では心の復興も大きな目標として掲げています。こうした活動は、多くの学生ボランティアの方々によって支えられる面が大きいです。

 

地元の学生をはじめ、他地域からも参加を促進することは、プロジェクトの多様性と活力を増すためにますます重要です。「ボランティア活動証明書」の発行は素晴らしいアイデアです。

 

このよう取り組みを通じて、学生たちが次世代のリーダーシップを学ぶ機会を提供し、必要な支援を行いながら地域の「きぼう」を深め、支援の輪を広げられることを期待しています。ぜひ皆さまのご参加をお願いします!

 

 

プロジェクト実行責任者:
甘利裕邦(特定非営利活動法人日本臨床研究支援ユニット)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2025年度東日本大震災被災地での活動実施予定回数15回 ・学生ボランティア交通費として (医療支援車の拠点であるいわき市と東京の往復特急料金12,580円(1人)各回2~4名の学生ボランティア) ・いわき市から各活動地へのガソリン代として (1キロ16円 ※車内規定による)

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