１匹でも多くの老犬を家族にしたい

▼自己紹介

 

はじめまして。渡邊と申します。

この度はこの記事を読んでくださり誠にありがとうございます。

 

私は東京都出身、神奈川県在住の49歳。現在は夫と2人の息子（19歳と15歳）３匹の保護犬（9歳チワワ・10歳チワワ・13歳トイプードル）と生活しております 。

フルタイムで働いておりますがお昼頃には帰って来てかわいいわんこ達と持ちつ持たれつ幸せな毎日を過ごしております。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ 

 

私も夫も物心ついた頃から犬のいる生活を送ってきました。なので結婚したら犬が欲しいと思っていましたが、テレビなどで「里親」という言葉が頭に焼き付き、犬は絶対飼いたいけど絶対買わないと強く思ったのを覚えております。ただ当時どこでどのように引き取ることができるのかわからないまま15年が過ぎ育児も落ち着いたころ、たまたま会社の人からの紹介でボランティアをされてる方との出会いをきっかけに動き出しました。

 

2015年に２匹のチワワの里親になったことをきっかけに里親の中でもリタイア犬という犬の存在を知りました。

ブリーダー様のもとでたくさんの子犬を産みその後産めなくなった母犬や父犬。リタイア後ブリーダー様や里親様の元で幸せに暮らしているのであれば良いのですが中には劣悪な環境の中、医療を受けることもできずただ生きている、生かされているだけのような子もいるのです。そんなリタイア犬が我が家に来てくれたのが始まり。

 

１匹目は老夫婦が飼育困難となってしまったチワワ。まだ2歳でしたが、最初は私たちを威嚇し牙を向けた子が今では従順で心優しい頼りになる番犬です。

 

ぷりん　現在9歳

 

 

２匹目はリタイア犬チワワです。

当時3歳でぷりんと同じ日に我が家にきた当初酷い血尿で膀胱炎を患っていたのですがそのまま引き取りました。歩くことはもちろんたつことさえも辛そうですぐ病院に連れていくと複数の尿結石があり手術となりました。

このまま返したらどうなっていたのかと思うと心が痛いです。

 

みるく　現在10歳

 

 

2019年、某団体より当時9歳のトイプードルを見つけ詳細を伺ったところ『この子は顎の骨がないんです』と…。原因はわかりませんでしたがそんなことを聞いたら尚更放っておけないと思い引き取りました。

 

 

シャンプーしてきたのか…でもキツい匂い、痩せ細った体そして顎がありませんでした。歯は上の奥歯一本のみ。でも舌を使って上手にご飯は食べられていました。レントゲンにて顎の付け根はあるようで歯周病から顎の骨まで溶けてしまったんではないかと。

我が家に来た当初はとてもおとなしく、ひたすら食べては寝るの生活でしたが、どんどん元気になり意思表示をしたり甘えることも覚えてきて私達家族にとって笑顔をくれたかけがえのないかわいい子でしたが…2022年9月。我が家に来て2年が経とうとした頃突然の肺水腫という病いにて虹の橋を渡っていきました。

 

こんなに早くいなくなるなんて…。

 

あまりのショックに今も辛くなります。

もっと一緒に居たかった。

でも少しは幸せな最後にしてあげられたのかな…と。

最後は私たちの腕の中で看取ることができよかったです。

 

享年11歳11ヶ月

 

 

2021年、同じく某団体より10歳のトイプードルを引き受けました。この子はリタイア犬ではなく、売れ残ってしまったのかブリーダー様の元から里親に出されていた子のようです。子犬は産んでないようですがとても痩せている子でした。

 

 

この子は最初から元気で人懐っこいのですが、どこか人間を信用してないのか、もしくはさみしいのかというような表情を浮かべたり。行動を取ったり。

次第に私にベッタリとくっつき甘えて離れなくなってきました。ちょっと車に荷物を取りに行くだけでもついてきて、歩くのもドライブも大好きな子でした。

我が家に来て一年数ヶ月経った2022年夏。歯周病にて歯石取りと抜歯をしたあとすぐ誤嚥を繰り返してしまい、飲み込んだものを取る手術は成功したものの帰らぬ子になってしまったのです。

 

誰も居ない病院…。

たった1匹で…。

 

深い悲しみと同時に罪悪感。

幸せにしたくて引き取ったのに…。

 

申し訳ない。

最後抱きしめることもできずただただ辛い。

いや辛いのはあの子の方…。

 

享年12歳1ヶ月

 

 

2022年3月には５匹目になるトイプードル12歳。この子も某団体よりリタイア犬を引き取りました。やはりたくさんの子どもを産んでおり

肋骨が浮くほど痩せていました。コロナ禍の為たった１匹で飛行機に乗せられてやってきました。

 

　　

 

抵抗なく直ぐご飯をもりもり食べてくれて、我が家に来た時よりも今ではかなり重たいですwこの子も高齢の為獣医師と相談しながらですが歯石取りと抜歯を行いましたが現在はとても元気に過ごしております…が、13歳の老犬。心臓だけは年相応で疲れやすいのか1日の大半は寝ていますね。でも家族の帰りに精一杯の愛情表現をしてくれます。

 

現在13歳1ヶ月

 

 

まだまだ日本には沢山の里親を待っている犬達が沢山がおり、その中でもシニア犬は里親が見つかりにくいのが現状。できることならみんな引き取りたいと思いますが私にそんな力はなく…。

3頭のシニア犬を飼ってわかったこと。若くて健康な子なら避妊去勢手術をし老後までの期間は長くある為負担が和らぐかもしれませんが、この環境下にいた子達は何もケアされていない子がほとんどで、避妊去勢手術、歯石取り等直ぐに必要でまた老犬の為最後迎える日が早く直ぐに多額の医療費ががかる。当たり前のことなのですが最後看取るまでの期間が物凄く短いのです。老犬を幸せにしたいという思いだけではできず、現実かなりのお金を要します。

一時は５匹の犬がおりましたが我が家にはまだ教育にお金のかかる子どももおるため全額費すことはできず。

我が家で１匹づつ引き取ったとしても里親を待っている犬たちの年齢も上がります。それでも１匹づつなんとかできないものかと。わずかな期間かもしれませんが、キレイな体で、温かいご飯で、ふかふかのベッドで痛みなど苦痛のない生活をさせてあげたい。

 

私たち家族は助けたいとの思い出いでわんこ達を引き取りましたが、実際にはいろいろな面で助けられて来ました。これからも持ちつ持たれつの関係を作りつつ一頭でも多くの老犬を家族にできたら…。正直看取るのはものすごく辛いです。でもこの現状を知った以上、犬と生活してきた私にとって見て見ぬ振りはできません。わずかな期間でも幸せに、そして私たちの腕の中で看取ってあげられたらと思いこのプロジェクトを立ち上げさせていただきました。

 

犬たちと生活を共にしたいと願う裏では過酷な状況を強いられてる子たちがたくさん居ます。またそんな子たちを助けてくれている方たちもたくさん居ますがまだまだ追いついていないのが現状。

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

今いる我が家の子達ではなく、今里親を待ち望んでいる老犬を一頭でも多く私たちの家族として迎え入れたい、短い期間かもしれませんが温かいご飯、ふかふかのベッド、トリミングで清潔な体、健康管理で苦痛のない犬生を送らせてあげたい、最後まで看取りたいとの思いで皆様のお力をお借りできないかとこのプロジェクトを立ち上げました。

人間の欲で子犬を産ませ仕事が終わった母犬、父犬は劣悪な環境に生きているだけ。ましてやシニアになるまで里親に出会えず、シニアになったから尚更里親に貰われず苦しい思いを虐げられている犬がいるのです。

今まで3匹引き取らせていただいた某団体より私の所見にはなりますが10歳以上の老犬を引き取りたいと思っております。

 

老犬については寄付金がないのですが…

 

移送費

キャリー代

お迎えセット代

 

が必要で最低でも約30,000円〜の費用がかかります。また直ぐに動物病院にて…

 

マイクロチップ（1回のみ）

狂犬病ワクチン（年1回）

混合ワクチン（年1回）

犬の登録（1回のみ）

歯石取り及び抜歯（1回のみ）

避妊去勢手術（1回のみ）

ノミダニ予防薬（毎月）

フィラリア検査及び予防薬（毎月）

 

を行う必要があります。（引き取る犬により異なる）１匹引き取るのに必要な処置をするだけでも約１５万円以上の費用が必要となり、その後毎日のご飯や毎月の予防薬、トリミング等で毎月約13000円〜（犬種により）の費用がかかります。できるだけシャンプーは自宅でと考えておりますがトリミングについては老犬でもやっていただけるサロンにてお願いしたいと思っております。

 

最後を迎えた際の医療費などを考えますと１匹あたり約500,000円の費用が必要になってきます。そのうち食事代については我が家で負担したいと思っております。

また犬種については私たちで決めさせていただきます。広い家では無いためケージフリーにしておりますが、小型犬で検討しております。

なおプロジェクト成立しなくても私のプロジェクトとして里親を待っている子がいるためすぐに進めてまいります。（プロジェクト実施中に老犬を引き受ける予定です）またプロジェクト成立後（受け入れた犬の生涯）、万が一残った支援金につきましては次に招き入れる老犬に使用させていただきたいと思います。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

1人でも多くの方に里親になっていただきたい、また里親で犬を飼うのが当たり前の世の中になって欲しいと思います。ペットショップで売られている子たちの裏には必ず親犬がいること。その親犬のおかげで私たちは大好きな犬たちと触れ合える生活ができていること。

人も犬も持ちつ持たれつの良い関係をどんどん築いていけたら何よりです。