🔖.·【手記】線維筋痛症とわたし②...✍🏻

▫️序章 ～検査入院に至るまで～


思えば、20代 後半頃から、何となくアチコチに「痛み」というものを感じていたのかも知れない。

突然、「手首」がつるように痛んだり、扇風機の「風」が痛く感じたり、体をさすられると痛かったり。
杭でも刺さってるのか…と思うような、肩のコリだって、その頃から治った試しがない。

とは言うものの、自身の母も、若い頃から似たような症状を訴えていたので、体質とか家系とか、そんなモノなのかなと思って、特に気にはしていなかった。


異変を感じ始めたのは、2019年 の年末。

微熱と頭痛が続き、座っているのもたまらないほどの脱力感が、全身を襲った。

「更年期」かも、知れない。

まだ早い気はするが、そう思って婦人科へ通い、だましだまし数ヶ月を過ごした。

同じ年の夏、足の指にひどい痛みを感じ始めてから、ひざ、ひじ、手首などの関節へと、徐々に範囲が広がり、冬を迎える頃には体中、あらゆる箇所が痛むようになった。

38℃ 近い熱も続いていて、いくつもの病院の整形外科、内科、リウマチ科、膠原病内科、婦人科などを訪ねてみたものの、結局、原因は分からなかった。

そんな、病院を転々とする中で、岡山大学病院、総合内科の紹介を受ける。

初めて訪れた大学病院では、診察室に入る前に、検査入院が決まっていた。