囚人達の心からの訴え。第四弾

『振付師。生き逃げダンスに懸ける想い』

 

こんにちは！初めまして。

『生きることから逃げないために
あの日僕らは逃げ出した』
キャベジン役のSHIMBA  MATSUDAです。

　

【キャベジンという漢】
僕が演じるキャベジンという役柄は
掴み所がなく、ふわふわと漂って
振り返ったらいつの間にかそこにいる。
独特で不思議な世界観を持っていて
周りを困惑させることもある。
それでいて、仲間を守る時は
我が身を挺してでも
真っ先に仲間の盾になる。
そんな熱い漢です。

 

演じていても、たまに本当の自分だったり
素の自分なのに気付くとキャベジンが僕の中にいたり、共生し始めてる僕がいます。
今後とも、僕らと『生き逃げ』をよろしくお願い致します。

 

【ダンサー・振付師としてのSHIMBA 】
生き逃げという集団は
演出家の田中寅雄を筆頭に
全員が役者の集まりです。
僕の本業はダンサーなのですが
声をかけてもらった時、
田中寅雄から
「ダンサーお前だけやけん」
と不安たっぷりの言葉を投げかけられ、
一度出演するか悩みました。

 

約10年前、まだ食えてない僕を
飲みに連れて行ってくれたり
バイト先を紹介してくれて一緒に働き
ニコニコしながら

 

 
まずいビビンパをよく作ってくれて
泣きそう(吐きそう)になりがなら食べたのを思い出したのです。
あのビビンパがあったから今の僕があります。ビビンパの恩返しがしたい！！
その経緯もあり、生き逃げをやることにしました。

 

いざ、稽古場に行ってみると
みんな芝居は出来る！
しかし、ダンスが全然踊れない！
ダンスに関しては本当に0からのスタートでした。

「どうすれば、早くみんなのダンスを成長させられる？」

「楽曲のパワーに負けない、今のみんなに最適な振付はなにか？」

「このペースでお客さんに
すごいと言わせるダンスを
本番までに間に合わせられるか？」

稽古期間中は毎日、自問自答。
葛藤の日々でした。

 

 

そうやって一緒に毎日を過ごしながら知ったこと。

それは
みんなそれぞれの想いを持ち
挫折を繰り返し
ぼろぼろになりながらたどり着いたのが
『生き逃げ』だったということ。

それぞれ色んな才能を持ちつつ不器用なやつらで、みんな同じ眼をしてた。

どんなにキツい時も
声を掛け合って　支え合い
お互いを鼓舞して進んできた。

 

毎公演、蝉の如く
稽古場という土から這い出ては
ステージという木に登り
一斉に力尽きるまで叫び続ける。
そんな時間を繰り返してきた。

 

そして一年後の今。
知り合いのダンサーから
「芝居も出来るダンサーよくあんなに集まりましたね」

と言われるまでにダンスも成長したみんながいた。
汗や涙を流しながら歯を食いしばって、地べたを這いずり回ったこの1年は
決して無駄ではなかった。
僕は誰よりもこのメンバー1人1人の頑張りをみてる。

 

 

だからこそ、無観客ライブになってしまった
3/4のO-WEST 初めての大舞台。
パフォーマンスを
生でお客さんに観て頂きたかった。

お客さんも真似がしやすいように
キャッチーな振りも作りました。
一緒に踊って盛り上がりたかった。
しかし、実現しませんでした。

でも、僕は叶わない夢なんてない事を知ってる。
絶対、リベンジライブを成功させて
武道館に辿り着けると信じてる。
武道館なんて軽く超えることを信じてる。

 

 

僕は振付を武器に闘い
踊りを持って世界を平和にする。

 

皆様のご協力、ご支援
本当に本当に感謝しています。
引き続きよろしくお願い致します。
追加リターンは6月初旬に公開致します。

前途多難でうまくいかない事ばかりの僕たち。しかし、これは辿り着くために
必要な事柄が起きてるにすぎない。

 

 
誰一人心は折れていない。
むしろ、ワクワクしてます。
今後の僕たちに期待していて下さい。

 

『生きることから逃げないために、あの日僕らは逃げ出した』
キャベジン by SHIMBA MATSUDA