囚人達の心からの訴え。第五弾

沈没することのない船　駆逐艦時雨

 

 

「気まぐれな涙の雨が降りしきる。分かっていても止めることの出来ないこの涙の雨は、いつ止んでくれるのだろう。」

どうも、駆逐艦時雨役の布川隼汰です。

前回は映像部監修として記事を書かせて頂きましたが、今回は囚人・時雨を演じる一役者としての想いを書かせて頂きます！

その前に駆逐艦・時雨という役について説明を。

 

時雨は実際に昭和の第二次世界大戦の真っ只中を生きた駆逐艦、つまり「船」です。
作品においては、時の流れと共に忘れ去られかけた戦前の昭和という「時代」の象徴でもあります。

背中に乗せた沢山の船員達を守れずに沈没していった後悔、
無念に沈んだ自分達を忘れないでほしいという願い、
そして自分達が希望を見ていたものとは何か違う日本を憂い、現代の海底に閉じ込められた、そんな男「達」の化身です。

そう、僕の役は個人ではなく船全体、そしてひいては船員の家族や、船を造った職人、当時被害にあった方々、そんな激動の昭和の時代を生きた全員を表現しています。

 

 

 

作品の流れから、時雨はいつからか「艦長」と呼ばれるようになりました。

時雨はそう呼ばれるととても嬉しそうに『生き逃げという船の艦長は私だ！！」と胸を張ります。

僕はこの「生き逃げという船」という表現が大好きです。

大海原に出た船は、船員がいないと前に進めません。
というか海にすら出られません。

僕らは船本体。動かしてくれているのは沢山のスタッフさんやファンの皆様です。

動かして貰っている僕たちが出来ること。

豪華客船にヒケを取らないバリバリにカッコよくパワフルなパフォーマンスをすること。

1人1人スケールが大きくなって、これから先何人乗っても沈まない甲板となること。

そして「叫び」という船の汽笛を、大きな大きな音で鳴らし続けること。

必ず、そんな船になります。

今は荒波に暴風雨が吹き荒れているような世の中ですが、船員の皆、そして支援してくださっている整備士のような存在の皆様おかげで、僕たちは止まることなく航海を続けることができます。

この暴風雨を乗り切り、必ず皆様に「この船に乗っていてよかった」と思ってもらえるように海を真っ二つに割るようなブチ抜くLIVEをしたいと思っています！

なにが言いたいのかと申しますと、滾りまくってます！！！
ということです！！！！

本来ならご支援を募るお願いをしたり、感謝の言葉を述べるべきかとも思いましたが、あえて感情のままに言わせていただきます。

早く海に出たい！！！！！
進みたい！！！！！
叫びたい！！！！！
うおーーーーーー！！！！！！！

 

皆様の心からのご支援、本当に本当にありがたいです。
お陰様でこの先の見えない事態の中でも、熱量を保つことが出来ています。

必ず、必ず、ライブハウスで会いましょう！
ライブハウスで、魂を震わせましょう！
世界中に届くほどの大声で、叫びまくりましょう！！

重ねてになりますが、本当にご支援、ご声援、力になっています。
艦長として、深く御礼申し上げます。
心から、ありがとうございます！！

「この気まぐれな涙の雨が降り終わって、地固まり、更に強固な大地の地球に生まれ変わることを祈って」

駆逐艦・時雨役　布川隼汰