広島県立三次青陵高等学校の取組に「青陵処」という課外授業があります。

このプロジェクト始動のきっかけとなるものでした。

学校より「青陵処」についての資料をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

~青陵処について~

 青陵処のきっかけは平成27年度から行っている「高校生による中山間地域わくわく事業」です。主旨は中山間地域の次代を担う高校生が地域の活性化に向けた取り組みを行い,地域への愛着を深め,地域に貢献しようとする意欲を持つことにより,地域の次世代のリーダーとして活躍できるような人材を育成することを目的とした事業です。
 観光客の視点で三次を歩いてみようと三次の観光パンフレットにあった「いにしえの里 三次物怪・でこ街道」を探索することにしました。旧三次市文化会館からスタートし,鳳源寺,尾関山,みよし本通り商店街を歩きました。その結果,鳳源寺は広い庭と池があり,結婚式の前撮り撮影でもよく使われるが,人手不足で十分な手入れができないことや,尾関山は桜や紅葉の時期は大勢の人が訪れるがその他の時期は何となくわびしい感じになってしまっており,見晴らしは良いのに,降りる道がわかりにくく,商店街への案内板も少ないこと。また町並みは整備され趣があるのですが,標識はあっても,説明はなく,外国語の看板もありません。いざ商店街に入ってみると「土・日は休みが多く,シャッターが下りており,ちょっと休憩したくても場所がありませんでした。商店街を歩いている人は少なく,さみしい感じでした。これでは観光客は来ません。せっかくきれいな街並みなのにもったいないと感じました。
 私たち自身がもっと三次の良さを知り,楽しめる三次なら,三次に来る観光客にも楽しんでもらえ,観光客も増え,三次も元気になるのではないかと考えました。
 そこで,生徒会から学校に対して,3年生の総合研究Ⅱの授業で三次の町の活性化をテーマで研究することを提案しました。総合研究Ⅱは生徒がテーマを決め課題解決に向け1年かけて研究を行い,結果を発表するというものです。その結果,平成28年度の総合研究では3年生のいくつかのグループが三次をテーマにした研究を行うことになりました。三次の観光マップ作りに取り組むグループ,ピオーネを使ったお菓子作りに取り組むグループ,三次の物怪キャラクターを作るグループなどがありました。その中の一つが青陵処です。三次町のフィールドワークでワイナリー近辺はたくさん観光客が訪れているので,趣のある街並みのみよし本通り商店街にも観光客が来るとたくさんの人が長く三次に留まるのではないかと思いました。フィールドワークの中で感じた休みの日にシャッターが開いていること,無料で休憩する場所があったらいいのではないか,ちょっと喉が乾いたり,ちょっと座りたいときに座れるそんな気楽な店があるといいのではないかと考え,誰もが立ち寄れる無料休憩所を作りたいと考えました。観光協会の政平専務に紹介していただいた空き店舗をお借りして,休憩所を作ることができました。

 まもなく物怪ミュージアムも完成します。3年前より少しですが人通りが増えた気がします。青陵処を通じ,地域の方が何か高校生がやっているらしいと訪れてくださったり,観光客の方が立ち寄って,道を聞いてくださるついでに子どもが遊べてよかったと喜んでくださったり,いろんな人と触れ合うことができました。この取り組みが後輩たちにも引き継がれて続くといいなと思っています。

 

~2018年度開催の青陵処~

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