精神科病院における就労支援

多くの皆様の応援を誠にありがとうございます。

 

私が大切にしている活動のひとつに東京精神科病院協会の精神障害者雇用促進委員会があるので、それを本日は少し紹介いたします。

 

この委員会では、会員病院向けに毎年就労支援の研修を実施していますが、

これまでにIPSについても何度か病院職員の皆さんと学ぶ機会がありました。

数年前に林先生や当事者にご講演いただいた際には大盛況でした。

 

東京精神科病院協会誌147（2019年）において「第6回精神障害者の社会参加支援研修会報告」が掲載されていますが、そこで、会員病院向けに実施した就労支援に関するアンケート調査が少し紹介されています。就労支援に関して38病院が支援に取り組んでいて、就労支援体制として一貫して実施する病院は都内で20あるという結果。

 

10年前は考えられなかったかもしれませんが、病院の取り組みが活発になってきていて素晴らしいと感じています。

病院における就労支援は、利用者さんの潜在的なニーズをキャッチしやすく、IPSの原則にもある就労と医療の一体的なサービスを提供していけるメリットがあります。

 

出版予定の本は精神保健医療従事者の皆さまにも参考にしていただけると思います。