就労支援IPS翻訳本を出版したい!

就労支援IPS翻訳本を出版したい!

支援総額

1,604,000

目標金額 1,250,000円

支援者
119人
募集終了日
2020年4月5日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

はじめまして、中原さとみです。これまで、東京の精神科病院で約18年間、精神疾患のある方の社会参加をサポートさせていただく仕事をしてきました。そのうちに15年はIPSという一人ひとりのリカバリーを目指した就労支援を行い、多くの方が仕事に挑戦したり、仕事を通してリカバリーしていく姿を目の当たりにしてきました。

 

IPSは、科学的根拠に基づく精神障害のある人のための就労支援プログラムです。

精神障害のある人の約7 割が働きたいと願っているという状況があります(Robert,E.Drake.,Gary,R.Bond.,Deborah,P.Becker.:Individual Placement and Support,Oxford university press,2012,page3)

国内においても厚生労働省の資料によると平成12年の社会就労センターの調査で約6割の方が一般就労への希望を示しています。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0731-7t.pdf

 

IPSでは、本人の希望やできることに着目して、実際に働く職場に合わせて支援を行ったところと就職できる人は増加しました。さらに本人の希望や気持ち、そして興味、関心、価値観などを尊重し、医療と一体となり支援すると、統計的により高い就職率や継続が確認できました。この方法をIndividual Placement and Supportの頭文字を取り、IPS(アイ・ピー・エス)と呼びます。

 

その様子は毎日新聞やNHKハートネットTVのブログで取り上げていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://mainichi.jp/articles/20180318/ddm/016/100/043000c

 

●毎日新聞 

精神障害者 職場広がる 企業の雇用割合、引き上げへ(20183月)

https://mainichi.jp/articles/20180318/ddm/016/100/043000c

 

NHKハートネットTV ホームページ

【変わる障害者雇用】第8回 治療と職業生活の両立で改善する精神障害(20157月)

https://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223530.html

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は2019年に米国コロラド州デンバーで開催されたIPS国際学会 米国IPSセンター

https://www.flickr.com/photos/153110304@N07/47960817188より

 

2年ほど前には米国IPSセンターhttps://ipsworks.org/のスーパーバイザーのトレーニングを受けて、この3年間はIPS国際学会にも参加し、最新の知見を臨床で活かすべく、学び続け、学び合うことを大切にしています。

 

趣味はフラダンス。IPSを知ることで障害の有無に関わらず、自分自身の可能性をも広げてくれることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 写真は中原がボランティア団体を運営しているリカバリーキャラバン隊のFacebookより 

学生に向けてIPSの話をさせていただきました。

https://www.facebook.com/recoverycaravanTai/photos/a.413871982050876/2115053445266046/?type=3&theater

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

IPSを深く学びたいと思い本書を手に取ったのは、たまたま2015年に本書の改定版が出版された直後でした。読み進めていくと、クライエントが病気や障害がある前に一人の人として、支援者がどのように関わり、クライエントや企業の方たちとどのように関係性を築いていけばよいのか、そしてどのようにチームでサポートしていけばよいのか、事例を含めて丁寧に書かれています。IPSの奥深さを感じたり、新たな気づきをもたらしてくれて、わくわくしながら翻訳に没頭しました。

そのような中で、今回の訳本の監訳者で西川病院の林輝男先生に出会い、2017年5月には、米国オハイオ州でIPSを実施しているセンターを視察しIPS国際学会へご一緒に参加させていただく機会に恵まれました。そのときの経験は私の人生に大きな影響を与えて下さいました。

 

 

 

米国オハイオ州でIPSに取り組んでいるコミュニティカウンセリングセンターを視察しました。

このときの様子はオハイオ州の地元の新聞社に記事を載せていただいています。

http://www.gazettenews.com/index.php?option=com_content&view=article&id=1410:community-counseling-center-hosts-japanese-delegation-to-observe-supported-employment-program&catid=45&Itemid=141

 

2017年IPS国際学会にて林輝男先生のご発表。参加者からスタンディングオベーションが送られていました。

 

本書の企画にあたり、出版社は、金剛出版が快くお引き受けいただき、粘り強く先方の出版社と交渉いただきました。そして何より林先生ならびに金剛出版の方々のおかげで、この本を世に出す準備を進めることができています。

ただ、出版には資金が必要です。
出版助成を探していくつかあたりましたが、なかなか翻訳出版に関して助成事業を実施しているところがなく、今回クラウドファンディングに挑戦することといたしました。

クラウドファンディングの目標金額は125万円、その内訳は以下の通りです。
<目標金額125万円>
■本の製作費 1,000,000円
■クラウドファンディング手数料 165,000円
■リターン用のレターパック 74,000円(370円×200冊)
■その他、郵送料、発送作業等 11,000円

目標金額以上達成した場合は、厚生労働省をはじめ行政等へ献本するための費用に回していく予定です。

今後の活動の様子は本ホームページの他に、
フェイスブックも立ち上げましたので、こちらも合わせてご覧いただけますと幸いです。

https://www.facebook.com/IPS就労支援-出版プロジェクト-Supported-Employment-119670786095505/?modal=admin_todo_tour

 

▼プロジェクトの内容

今回のプロジェクトで次の書籍を出版予定です。

 

●タイトル(仮)  

Supported employment  IPS援助付き雇用  

 

●出版社  

出版社は Hazelden Publishing。初版 2008 年、改訂新版 2011、改訂二版 2015 (DSM-5に対応)今回翻訳しているのは 2015 年の改定版です。  

 

●著者  

サラ・スワンソン(著), デボラ・ベッカー(著)  

 

●翻訳出版社  

金剛出版  

 

●出版完了予定  

2020 年 5 月 

 

●監訳者  

林輝男 先生 精神科医師、医学博士。平成 3 年(1991)広島大学医学部医学科卒業。平成 7(1995) 同大学院修了。広島大学病院精神神経科、広島みくまり病院勤務後、平成 9 年 (1997)より、米国国立衛生研究所(NIH)客員研究員、正規研究員を経て平成 22 年 (2010)主任研究員。平成 24 年(2012)より社会医療法人清和会西川病院副院長。 平成 28 年(2016)より社会医療法人清和会ヴィレッジせいわ管理者兼務 (アマゾン 林輝男 編著 翻訳 IPS就労支援プログラム導入ガイド -精神障がい者の「働きたい」を支援するため 星和書店 2017より)  

 

●翻訳者  

中原さとみ 精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、公認心理師、相談支援専門員、米国 IPS センター認定 IPS スーパーバイザー。桜ヶ丘記念病院にて IPS就労支援を実践。日本 PSW 協会 就労・雇用支援の在り方検討委員会委員、東京精神科病院協会精神障害者雇用促進委員会委員、日本IPSアソシエーション、リカバリーキャラバン隊。共著者に「働くこととリカバリーIPS ハンドブック」(クリエイツかも がわ)、「リカバリーの学校の教科書」「Q&Aで理解する就労支援 IPS」( EDITEX) 

 

●企画趣旨  

・平成 30 年4月から精神障害者についても雇用率の算定の対象となり、厚生労働省は障害者雇用率を 2.2%に引き上げられ、令和 3 年3月末までに 2.3%に引 き上げることになっている。令和元年 6 月 18 日には、厚生労働省は平成 30 年 度障害者の職業紹介状況等は精神障害者の新規求職申込件数及び就職件数が増 加したと発表し、雇用のニーズはますます高まっている。さらに、「働き方改革」 によりこれまでの障害者雇用という働き方にとどまらず、多様な働き方を実現する取り組みが見られ始めている。 本書は、このようなニーズの高まりに対して、多くの実践家、クライエント、 家族、雇用主等が精神疾患のある人の働く人生においてどのようにサポートすればよいのか知識を持つことができ、当事者自身も自分の人生に役立つ内容を届けられると考える。  

 

●読者対象  

・精神保健福祉の実践家、就労支援関係者、スーパーバイザーや管理者  

・IPS 援助付き雇用サービスについて学びたい当事者や家族  

・精神障害者の援助職に就こうとしている学生  

 

●本書の構成等 

はじめに  

IPS 援助付き雇用の科学的根拠に基づいた実践 

1  IPS 援助付き雇用の概要  

2  IPS 援助付き雇用の原則  

 

就労支援スペシャリストと IPS 援助付き雇用スーパーバイザーに必要なスキル  

3  クライエントとの面接スキルの向上  

4  仕事探しのための個別計画の作成  

5  求職の援助  

6  個別化された支援の提供  

7  就労のための教育支援  

8  重複障害のある人の支援  

9  メンタルヘルスチームのメンバーとして活動すること IPS 援助付き雇用と地域資源との協働  

10 職業リハビリテーションとの協働  

11 IPS スーパーバイザーの役割  

12 メンタルヘルスの実践家との協働  

13 家族との協働: 家族に必要な IPS 援助付き雇用の知識  

 

結論 付録 A 付録 B

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

平成30年4月から精神障害者の雇用が義務化され、追い風になっていますが、精神障害者の場合は、特にこのIPSを実践できるような人材育成が急務です。

 一方で我が国においてIPSの講演会や研修会などの機会は少しずつ増えてはいるものの、次のようなIPS体系的に学べる機会はまだありません。

 

<IPSトレーナー研修例 2日間>

●トレーニングの概要

●IPSクイズ

●IPS就労支援の研究

●IPS原則

●ストレングスについて

●IPSにおける家族の役割

●関係づくりとキャリアプロファイル

●雇用主との関係づくり

●ジョブサポート

●医療との統合

●重複障害のある人の援助

●犯罪歴のある人の就労援助

●就労における精神保健医療従事者の役割

●就労について考える援助 (動機づけ面接など)

●IPSユニットの立ち上げ

●フィデリティ

●スタッフ

●組織

●サービス

●IPSクイズと評価

 

米国テネシー州、コロラド州やニュージーランド、オーストラリアのIPS報告では、行政と一体となってIPSを進めており、これらの研修システムを行政とともに行うことが人材育成への鍵になると考えています。このトレーナー研修の内容と今回、翻訳出版する内容はほぼ重なるため大いに活用できることでしょう。

 行く行くは、厚生労働省指定研修となり、IPSが政策に反映されて、患者さんがどこに住んでいても身近にIPS就労支援が利用できるようになることを目指していきたいと考えています。そして病気や障害があっても本来の力が発揮できる社会づくりに貢献できればと思います。

 

 

リターンについて

【リターン】IPS労支援の完成本 

価格6000円で購入いただいた方にお礼状とIPS就労支援の完成本をお送りいたします。

リターン用にご用意させていただく完成本は200冊となります。

 

【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

リターン不要で次の価格(3000円、10,000円、30,000円、100,000円、1,000,000円)でプロジェクトを応援して下さる方にお礼のメールをお送りします。

 

どうか温かいご支援のほど、どうぞ宜しくお願い致します!!

 

向日葵やコスモスなどの写真はリカバリーキャラバン隊の堀川正志さんにご提供いただきました。

 

プロジェクトの終了要項
製作物     
B5訳本(並製本/カバー装)

出版完了予定日
2020年5月20日

著者     
監訳者 林 輝男 翻訳者 中原さとみ

発行部数   
1000部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

精神保健福祉士、相談支援専門員、キャリアコンサルタント、公認心理師、米国IPS センター 認定IPS スーパーバイザー 。桜ヶ丘記念病院にて2005年より現在までIndividual Placement and Supportを実践。日本精神保健福祉士協会 就労・雇用支援の在り方検討委員会委員、東京精神科病院協会 精神障害者雇用促進委員会委員、日本IPSアソシエーション、リカバリーキャラバン隊事務局長。共著者に「働くこととリカバリーIPSハンドブック」(クリエイツかもがわ)、「リカバリーの学校の教科書」(EDITEX)、「Q&Aで理解する就労支援IPS」(EDITEX)。 IPS就労支援、合理的配慮の普及に力を注いでいる。趣味はフラダンス。

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リターン

3,000


【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

◉お礼のメールをお送りします

※購入型クラウドファンディングのため寄付金控除の対象にはなりません

支援者
11人
在庫数
986
発送完了予定月
2020年6月

6,000


IPS就労支援の完成本

IPS就労支援の完成本

◉お礼状をお送りします
◉完成本をお送りします

支援者
103人
在庫数
64
発送完了予定月
2020年6月

10,000


【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

◉お礼のメールをお送りします

※購入型クラウドファンディングのため寄付金控除の対象にはなりません

支援者
8人
在庫数
992
発送完了予定月
2020年6月

30,000


【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

◉お礼のメールをお送りします

※購入型クラウドファンディングのため寄付金控除の対象にはなりません

支援者
3人
在庫数
997
発送完了予定月
2020年6月

100,000


【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

◉お礼のメールをお送りします

※購入型クラウドファンディングのため寄付金控除の対象にはなりません

支援者
2人
在庫数
94
発送完了予定月
2020年6月

1,000,000


【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

【リターン不要】プロジェクトを全力で応援!

◉お礼のメールをお送りします

※購入型クラウドファンディングのため寄付金控除の対象にはなりません

支援者
0人
在庫数
100
発送完了予定月
2020年6月

プロフィール

精神保健福祉士、相談支援専門員、キャリアコンサルタント、公認心理師、米国IPS センター 認定IPS スーパーバイザー 。桜ヶ丘記念病院にて2005年より現在までIndividual Placement and Supportを実践。日本精神保健福祉士協会 就労・雇用支援の在り方検討委員会委員、東京精神科病院協会 精神障害者雇用促進委員会委員、日本IPSアソシエーション、リカバリーキャラバン隊事務局長。共著者に「働くこととリカバリーIPSハンドブック」(クリエイツかもがわ)、「リカバリーの学校の教科書」(EDITEX)、「Q&Aで理解する就労支援IPS」(EDITEX)。 IPS就労支援、合理的配慮の普及に力を注いでいる。趣味はフラダンス。

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