憧れの日本で柔道を！ﾐｬﾝﾏｰの子どもたちの日本遠征への挑戦

 

 

 

ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

はじめまして。マンダレー体育学校柔道部です。

 

我々はミャンマー（旧ビルマ）の中心部に位置するマンダレーという街にある国立の体育学校で活動しております。

 

現在、柔道部には13歳〜18歳の男女20名が所属し、敷地内で共同生活をしながら日々稽古に励んでいます。

 

 

マンダレーの名所

 

 

 

 

 

 

 

近年、急速な民主化と経済発展が進むミャンマー。

 

まだまだ多くの貧困や民族間紛争といった課題があるものの、様々な側面から貧困の解消と平和の構築が成されています。

 

スポーツもその一端を担っており、ミャンマースポーツ界の更なる発展が

望まれています。

 

我がマンダレー体育学校でも「国際舞台で活躍できる選手育成」を目標の一つとしミャンマースポーツ界の発展に寄与しています。

 

柔道部も将来のミャンマー代表選手を目指し日々稽古に励んでいます。

 

しかし、大会や対外練習の機会が少なく、経験不足によりもう一つ上のレベルが遠い状況です。

 

それでも生徒たちは未来に希望を持って練習に励んでいます。

そこで、国の代表を目指し頑張る子どもたちの更なる成長をなんとか後押ししたいと考え、柔道発祥の地である日本への遠征を企画しました。

 

 

 

 

1882年に嘉納治五郎師範が創設された「柔道」

 

日本で生まれた柔道は、今や200以上の国と地域にまで広く普及しています。

 

ミャンマーには1942年の英国植民地時代に、現国家顧問アウンサンスーチー女史の父親であるアウンサン将軍が率いるビルマ独立義勇軍と日本軍が共闘した際に伝えられたとされ、歴史あるスポーツの一つでもあります。

 

昨年にはミャンマーのナショナルチームの選手が東京で開催された世界選手権に初出場するなど少しずつ発展を遂げています。

 

しかしながら、この国で柔道を行うことは容易なことではありません。

 

やはり経済的な問題により、柔道着や畳などは簡単に手に入るものではありません。

また、他のスポーツを含めて専門的にスポーツを行うほど余裕のある生活ができている人々は多くありません。

代表選手クラスや体育学校の生徒も家庭の経済的な問題を理由に、柔道を辞めて働かざるを得ないこともあります。

 

 

本校は学費や食費が無料の為、家庭の経済的困難を理由に入学を希望する生徒も少なくありません。

 

 

 

 

 

 

そんな中で、世界選手権で戦う代表選手たちの姿を見た生徒たちの目は

「いつか自分も！」とキラキラと輝いていました。

 

しかし、試合は年に数度。

 

対外練習の機会もなく、どうしても経験不足という点で伸び悩んでいます。

 

　現在、ジュニア世代で柔道を専門的に行っているのは体育学校の生徒のみです。

　この子たちに未来が託されています。

 

 

電車の固いイスに揺られて１５時間かけて大会の開かれる都市へ移動することも…

 

 

そこで、将来ミャンマーの代表選手になるという子どもたちの夢の実現のために、もう一回り成長できるような経験を積ませてあげたいと思い、今回、日本への遠征を企画しました。

 

その実現のために皆様のお力添えをお願いいたします。

 

 

 

皆様からのご支援は選抜生徒６名、コーチ１名の渡航費・宿泊費・食費に充てさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

2020年５月下旬〜６月中に１週間の予定で遠征します。

（日程の詳細は現在調整中です。決定次第掲載させていただきます。）

 

東京都

柔道の総本山である講道館に訪問予定。

 

宮崎県

延岡市にて地元中学生との合同練習及び異文化交流などを行う予定。

 

※延岡市とマンダレー市は姉妹都市であります。

これまでビジネスの分野では盛んな交流がありましたが、スポーツや学生同士の交流は初めてのことであります。柔道や異文化交流を通して、日本とミャンマー、延岡市とマンダレー市、両国、両市の更なる友好親善・相互理解の進化にも貢献したいと思います。

 

 

 

 

 

国内では、依然として多くの貧困問題や部族間紛争などで、日々の生活に不安を抱える人々や学校に通えない子どもたちがいます。

 

そのような中で、我々コーチや生徒たちがスポーツに携われていることは大変幸せなことです。

 

だからこそ、嘉納師範が目指した柔道の真の目的である

 

「精力善用」「自他共栄」

 

（柔道で培った心身の力を世のため人のために使い共に助け合うこと）

 

の精神を胸に活動していかなければならないと感じています。

 

生徒たちには、遠征を通して柔道の技術力向上はもちろんですが、今後の競技人生に向けて大きな自信をつけてほしいと思います。

 

そして、将来ミャンマーの代表選手として国際舞台で活躍することで、国民に元気と勇気を与えていって欲しいと思います。

 

また、未だ多くの貧困問題や格差問題、部族間の紛争などの多くの課題が残るミャンマーを平和な社会へと導く一員として成長していってほしいと願っています。

 

７月末より、いよいよ嘉納師範も生前にご尽力された平和の祭典でもあるオリンピックが56年ぶりに東京にて開催されます。

 

これを機に日本もスポーツを通じた国際協力、及び交流に力を入れています。

 

どうかこのプロジェクトにたくさんの方の関心が集まりますよう、ご声援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト終了要項

運営期間    
2020年6月21日〜2020年6月27日

運営場所    
宮崎県延岡市

運営主体    
マンダレー体育学校　柔道部コーチ　蛭田義洋

運営内容詳細    
マンダレー体育学校の柔道部の日本遠征合宿を行う。