ギャラリートークでのバーチャル展示活用〜長さ10m以上の絵巻物の全貌を公開〜

こんにちは。石見銀山資料館の佐藤です。

皆様にご支援していただいたクラウドファンディング、セカンドゴール達成とともに終えることが出来ました。

応援してくださった皆様、本当にありがとうございました！

恩返ししながら、これから挑んでいくバーチャルで「とどける博物館」の活動。

只今開催中の石見銀山資料館の企画展「佐渡金銀山絵巻の世界」では、バーチャル展示を用いてギャラリートークを行いました。

佐渡金銀山の採鉱から小判の製造、町の生活の様子なども描かれた絵巻物「佐州銀山稼絵図幷小判所之絵図」（一般社団法人石見銀山なかむら文庫蔵）は、全長10m以上の上下2巻からなり、展示室ではそのごく一部しか広げて見ることが出来ません。

そこで、空間の制限のないバーチャルで絵巻の全貌を展示し、モニターを用いてギャラリートークを行いました。

PowerPointのスライド等とは違った臨場感や、空間として捉えながら鑑賞することで絵巻本来の豊富な情報量の体感など、バーチャルならではの見せ方をすることが出来ました。

今回のような館内でのギャラリートークとしての活用はもちろん、博物館外の環境や手持ちの端末から展示を見ていただいたり、他館の展示とのコラボレーションなど、新たな展開も見えてきました。

これからも回数を重ねながら、博物館でのリアルとバーチャルを融合させた活動を試行錯誤していきたいです。

引き続き応援よろしくお願いいたします！