出発まで2週間

この夏、旅の始まりは植田使徒選手に同行。この遠征で彼に足りないことを気付いてほしいと願っております。丸裸にしてしまえば彼は全日本プロレスの入門試験に落ち、ZERO1に入門。練習は誰よりも真面目。でもその場所を離れたら、ゲーム三昧。大満足とは言えないまでも試合、練習には十分な環境で今日ここまできています。

気は優しくて力持ち、それもいいでしょう。なのでネパールなんです。ネパールを甘くみたら、トイレから出る事が出来ず試合にも出場出来ないでしょう。全ては自己管理、僕も彼とは別の宿泊施設をとりました。言葉、食べ物、シャワーから出てくる「水」は薄茶色。エアコンはおろかトイレットペーパーも無し。会場の中外は武装警官ばかり。

でもその環境を過去ネパールで戦った日本人選手は全員楽しんでいました。終わってみれば毎回が素晴らしい旅。
彼が今回の遠征で行った準備といえばパスポートを取っただけ、あとは知らんぷり。
なので僕も今後は知らんぷりを決めました。
僕たち日本人はネパールの人々から考えたらとてつもない良い環境で暮らしています。当たり前であることが当たり前でない、道には野牛が歩いてる、野犬も多い。そもそもネパールには憲法が制定されていない＝決まりが無い。

何か爆発しきれない自分自身と向き合ういい機会だと思っています。
プロレスラーは何がために戦う。答えは自分自身で導き出して下さい。
正直、ネパールに行ける君はラッキー、それだけは120％間違いない。