紛争や政情不安…困難に直面する人々に未来を変える学びの力を届けたい

寄付総額
目標金額 5,000,000円
- 寄付者
- 363人
- 募集終了日
- 2022年10月31日
【あと5日!】イエメン・諦めずに前を向く人々とともに
こんばんは。
クラウドファンディング終了まで【あと5日】と迫った本日、寄付総額が400万円を超えました。
300名近い方に応援いただき、ここまで来ることができ、本当に感謝の念でいっぱいです!残り5日間であと84万円、必ず達成させたいと思います!

今日は、スーダン事業現地代表を務めながら、この3月に調査のためにイエメンに渡航したスタッフの今中から届いたメッセージをお届けします。
学生時代からイエメンに関わりつづける今中のこれまでとこれから、そしてJVCの新たな活動。ぜひ最後までお読みください!
-----
イエメンと初めて出会ったのは、12年も前のことです。大学でアラビア語を専攻していたので、アラブ諸国のどこかに留学することは入学当初から決めていましたが、イエメンのサナア旧市街の写真を見てからは、中世の世界がそのまま残されたような世界に惹かれ、現地の語学学校にメールを送ったのがきっかけです。
旧市街の中にある語学学校だったこともあり、そこには、想像を遥かに超えた異世界が広がっていました。
真横のモスクから流れる大音量のアザーン、短剣を差した男にニカブ(女性が着用するベール)から目だけを出している女、カート(覚醒作用のある植物の葉)を嚙み続ける男だけの結婚式、そして、とにかく優しすぎる人々。

夜中、空港で迎えが来なくて立往生しているとき、初めて会ったのに家に泊めてくれた人もいました(その後、両替してないだろうとお金までくれた)。テレビから流れる東日本大震災の衝撃的な映像にショックを受けていたとき、抱きしめて一緒に泣いてくれた人もいました。
当時から「アラブの最貧国」と位置付けられていましたが、かつては「アラブの幸福」と呼ばれていたのも納得するほど、誇り高い特有の文化と、厳しくも豊かな自然がありました。

しかし滞在中に「アラブの春」がイエメンにも波及し、国内は混沌としていきました。大統領が爆殺未遂に遭い、最大部族が政府に対し反旗を翻し、耳を澄ませば銃声が聞こえ、夜空には曳光弾が光っています。
これからイエメンがどうなっていくのか?と後ろ髪を引かれながら留学を終え、日本の慌ただしい生活に戻りました。
大学を卒業し、社会人生活を歩み始める一方で、イエメンでは政情が更に混沌とし、遂に2014年にアンサールッラー(フーシー派)がサナアを制圧し、サウジアラビアやUAEをはじめとするアラブ連合軍が空爆を開始しました。次第に戦闘の死傷者が増え、何百万人の人が避難を強いられ、職を失い、希望を見失っていく。
頭のどこかに「イエメン」があるものの、何も出来ないまま月日は流れていきました。

悲しいニュースも沢山入ってきました。スポーツクラブで一緒にバレーをしていた仲間、いつもお茶を運んでくれていた友人の息子、茶目っ気たっぷりだった家具市場の少年が戦闘に参加し命を落としました。
イエメンにいるときはいつも必ずおごってくれた親友が金銭の援助を求めてきたり、精神的な不調を訴えるメッセージも受け取りました。

自分が紛争を解決するとか、助けが必要な人すべての困りごとを排除するとか、そんなことは出来ないですが、自分を受け入れて、あれだけの愛をくれ、人生を豊かにしてくれたイエメンとそこに暮らす人々に対し、「何かしないと!でも何を?」という気持ちが大きくなっていきました。
そんな折、新卒で入った会社を退社したのちに入職したJVCでは、「本当に必要なところに支援を届ける」ためにゼロから事業の見直しをする機会がありました。心の中にはイエメンがありましたが、外務省の定める危険情報が10年以上も最高レベルの「4」の国は、活動地としては無謀なのか?とも思い発案には躊躇しました。
しかし蓋を開けてみると、発案者は自分だけでなく、更に賛同者も増えていきました(さすがJVC!)。
そこから情報収集、議論を重ね、遂にこの春、イエメンに入国することができました(一文で書きましたが、とてつもない時間と労力がかかりました)。
10年ぶりのイエメンは、、、やはりイエメンでした。
今回訪問したのは南部のアデンという地域ですが、人の良さ、変わらぬイエメン料理の美味しさに、北も南もありません。絶賛建設中のホテルや道路、活気あるイベント、リーダーシップをとる快活な女性たち。「紛争国」のイメージとはかけ離れた一面に驚きもしました。
一方で、そのまま残る空爆の跡、不衛生なテントに密集した避難民、そこら中にいるカラシニコフをぶらさげた兵士、物乞いをする女性や子ども、ガソリンやガス管を求める長蛇の列、ドル表記の商品。
紛争と、そこから受ける経済的な影響をもろに感じる機会がそこら中にありました。
中でも、家族を支えるために路上で働く子どもや避難民キャンプに溢れる子どもたちの姿にはショックを受けました。
この子たちは将来、どうなっていくのか?そしていつか戦争が終わったとしても、教育を受けていない世代が社会を支えるとき、どんな世界が描けるだろうか?頭の中がいっぱいになりました。

調査のための渡航を終え、JVC内で様々な観点から話し合いを持ち、まずはイエメン現地のローカルNGOと協力して、就学前教育支援を進めていくことにしました。紛争下で暮らす子どもたちは多くの場合、極度の心的外傷を受けています。まずは安全な場所で友達と学習する場をつくることで、少しでも彼らが日常を取り戻すサポートができたら。
同時に、イエメンで現在進行形で起こっている戦争を日本の皆さんにも知ってほしいと思います。そして、国際情勢に翻弄されながらも、諦めずに前を向く人々が現地にたくさんいることも。
今中 航(スーダン事業現地代表)
大学でアラビア語を専攻し、在学中にイエメンに留学。革命や紛争の影響等でライフラインが崩壊した生活、教育を受けられない子どもたちや仕事を失う大人たちを目の当たりにする。途上国・新興国のインフラ支援に携わりたいとの思いで電力メーカーにて海外営業に従事したのち、2018年度JVCに入職。2022年3月、調査のためイエメンに渡航。
-----
今日10/26現在は、ふだん駐在するスーダンから同じく活動地である南スーダンに出張し、業務をおこなっている今中。日々、イエメンで学んだアラビア語を駆使して現地の皆さんと丁寧にやりとりをしながら、活動を続けています。
あと5日と時間も限られていますが、500万円の達成、諦めずに最後までもがいていきたいと思います。
ご支援いただいた資金は、イエメン、スーダン、アフガニスタンなど紛争の影響を大きく受ける地域で大切に使わせていただきます。
皆さんの力を貸していただけたら、大変嬉しく思います。
ギフト
4,200円+システム利用料

42周年応援!【4200円】コース
●サンクスメールをお送りします
●メールマガジンをお届けします
●領収書をご郵送します
- 申込数
- 155
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料

行先はお楽しみ♪オンラインツアー付き【1万円】応援コース
●サンクスメールをお届けします
●メールマガジンをお届けします
●領収書をご郵送します
●JVCの活動地のいずれかをめぐるオンラインツアーにご招待します
※オンラインツアーについては2023年3月までの開催を予定しております。詳細については1月中にはご案内いたします。
- 申込数
- 178
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年3月
4,200円+システム利用料

42周年応援!【4200円】コース
●サンクスメールをお送りします
●メールマガジンをお届けします
●領収書をご郵送します
- 申込数
- 155
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料

行先はお楽しみ♪オンラインツアー付き【1万円】応援コース
●サンクスメールをお届けします
●メールマガジンをお届けします
●領収書をご郵送します
●JVCの活動地のいずれかをめぐるオンラインツアーにご招待します
※オンラインツアーについては2023年3月までの開催を予定しております。詳細については1月中にはご案内いたします。
- 申込数
- 178
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年3月

ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!

- 総計
- 89人

311人募集中!|311子ども甲状腺がん裁判応援サポーター

- 総計
- 289人

緊急支援|岩手県大船渡 山火事被害へのご支援を

- 現在
- 7,062,000円
- 寄付者
- 736人
- 残り
- 39日

緊急人道支援:コンゴ紛争で危機迫る「いのち」を守るために

- 現在
- 2,909,000円
- 寄付者
- 201人
- 残り
- 27日

困難を抱える女性に元気を。学び/遊び/作り場建設|かにた婦人の村

- 現在
- 13,542,000円
- 寄付者
- 274人
- 残り
- 13日

妊娠SOS新宿|孤独な妊娠に寄り添う最後の砦。活動継続にご支援を

#子ども・教育
- 現在
- 5,320,000円
- 寄付者
- 395人
- 残り
- 5日

緊急支援|中国チベット自治区の地震被害へのご支援を

- 現在
- 1,086,000円
- 寄付者
- 150人
- 残り
- 9日