パレスチナ・ガザ地区でお母さんと子どもたちの健康を守りたい！

山村順子（日本国際ボランティアセンター(JVC)）

寄付総額

6,274,000円

目標金額 4,000,000円

寄付者: 531人

募集終了日: 2020年10月30日

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2020年10月07日 16:01

【ガザを知るための書籍紹介①】ガザの八百屋は今日もからっぽ

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みなさま、こんばんは。パレスチナ事業インターンの松田です。みなさまのご支援のおかげで10月3日にクラウドファンディングの目標額（400万円）を達成することができました。本当にありがとうございます！

現在はネクストゴールに向けてチーム一同頑張っておりますので、10月30日の最終日まで引き続き見守っていただけたら嬉しいです。

今回のクラウドファンディングはみなさまから頂いたご支援をガザのお母さんや子どもたちに届ける、ということが一番の目的ですが、同時にこの機会を通じて、ガザのことを一人でも多くの方々に知っていただくというのも開始当初からチームで掲げていた目標でした。

大変ありがたいことに、先月開催した「配信イベント第一弾」では、参加者の方から「ガザの情報はどうやって集められるのか」というご質問を頂きました。そこで、今後数回にわけてJVCスタッフが選ぶガザを知るためにおすすめな本や映画を紹介していきたいと思います。

第一回目は、元JVC職員でエルサレム事務所の現地代表を務めた小林和香子さんの著書『ガザの八百屋は今日もからっぽ封鎖と戦火の日々』です。

小林和香子『ガザの八百屋は今日もからっぽ封鎖と戦火の日々』

2009年、JVCブックレット002

私はパレスチナ事業チームの大澤から薦められてこの本を読みました。印象的なタイトルと表紙の女の子の視線から目をはなせず、約１時間半で読み終えました。

本書は全部で４章の構成となっています。

はじめに
第１章　ガザ軍事侵攻とその破壊の影響
第２章　ガザが歩んだ道
第３章　子どもたちにのしかかる現実
第４章　平和を求めて

あとがき

2008年末、イスラエルによるガザへの大規模な空爆が始まったとき、著者の小林さんは日本に一時帰国していました。

ガザの友人から涙声の電話を受けとると、他のNGOと連携して攻撃の即時中止を訴えつつ、支援物資を届けるために奔走した当時の状況が語られます。

国際社会の無為を訴える人々や、戦火で自分に降りかかったことを淡々と教える女の子。「平和はビジネスになってしまった」と語りつつ、栄養改善マネージャーとして子どもたちの健康を守るために信念を貫く女性など、封鎖と戦火の中での生活を送る数多くの人々の姿が紹介されています。他では知ることのできない当時の人々の声です。

また、第２章ではパレスチナ問題の背景やガザの歴史などが丁寧に説明されているので、ガザのことをはじめて知る方、学生の方にもおすすめです！

2000年代という遠くない過去、ガザの人々は想像もできないほど過酷な現実を強いられていました。それは現在も続いています。同じ時間を生きている一人の人間として、封鎖と戦火が人々に何をもたらしたのかを知る責任があると実感しました。当時の人々の生の声を知ることのできる、価値のある本です。

◆書籍ご購入を希望の方へ◆

ご購入は以下のAmazonリンク、もしくはJVCへのメールでのご注文も承っております。

【Amazon】

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4839602255?tag=jvcwebsite-22

【JVC】

メールご注文先：info@ngo-jvc.net

※お名前、お電話番号、ご希望の書籍・冊数、お送り先を記載の上ご連絡ください。また、JVCへのご注文の場合、送料も実費で頂戴しております。書籍と一緒に振込用紙を同封いたしますので、郵便局よりお振込ください。

※本体価格924円（税込み）+送料（冊数に応じて）となります。

◆ライブ配信イベント第二弾◆

「なんでだろう？パレスチナ・ガザ」