みなさんおはようございます。本プロジェクト資金公募が最終日を迎えました。

 

 

 

 

 釜石ドキュメンタリーシリーズ第2作『つながりてんでんこ 釜石ソトモノ列伝』の資金公募期間は「残り14時間」となりました。目標金額まであと8万8千円。締切は「本日23時」ちょうどです。
 今日は公募最終日ですが、私はあいにく本業多忙につき何もできません。私なりに人事は尽くしたつもりです。あとは静かに天命を待つのみです。
 最後にこのプロジェクトの出発点を確認してから出勤したいと思います。今でもこの思いは全く変わっていません。どうかご覧ください。

 

 

 殖産興業・富国強兵の一大先進地として躍進を遂げた近代釜石の「鉄と魚」は、1960年代には早くも衰退局面に入りました。第2次産業の動向が近代日本人の暮らしのあり方を決定づけているとよく知っている社会科学者たちは、この事実に注目し、定期的かつかなりの規模で、繰り返し、釜石調査をおこなってきました(本プロジェクトにとっても、こうした知見の蓄積は重要な基盤となっています)。
 60年代以降、00年代まで緩やかな動きが続きましたが、2011年の震災・津波は、事態を一気に進めました。持続可能なコミュニティの再形成はいまや待ったなしの課題です。311は多くの耐え難い苦難を人々に与えました(今でも与え続けています)が、そうだからこそ、多くの人が努力や創意を結集する契機になったとも言えます。近代釜石の歴史は、多くの天災・人災に見舞われながら、その都度蘇ってきた歴史です。今回もきっと蘇るはずです。
 そこでキーワードとなるのが「ソトモノ」です。近代製鉄を釜石にもたらした大島高任は「ソトモノ」。全国7連覇を達成した新日鉄釜石ラグビー部は大部分が「ソトモノ」。今回もたくさんの「ソトモノ」たちが釜石に飛び込み、連携しながら復興の行方に影響を与えています。
 目下の釜石の蘇生プロセスは、21世紀後半の日本人の暮らしを考える上で多くのヒントを含んでいると思われます。いいえ、実はもっと重大です。第2次産業衰退・人口減少・少子高齢化に伴う困難をどう克服してゆくかは、中国、インドをはじめとするアジア全体の近未来の至上課題なのだからです。現代釜石はそういう文明史的な位置価を有しています。可能な限り記録映像に収め、後世に残したく思っています。

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