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「覚えられない…。」漢字が苦手な子どもたちに新しい選択肢を。

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2020年05月04日 18:35

「できる方法を、やれる方法」を子どもたちと探していきたい。

これは漢字を書くことが苦手な高校3年生の当事者のお母さまの原体験と思いです。

 


 

母の手記

現在高校3年生になる息子は、中学1年のときに学習障害(限局性学習症)とADD(注意欠陥障害)の診断がおりました。息子の学習障害は、読めるけれど書けない書字障害になります。

 

全く書けないというわけではなく、ひらがな、カタカナともに書けますが、漢字となるとほとんど書けないので、今でも作文はひらがなだらけです。かろうじて小学1年生くらいの漢字は書けますが、それすらも想起するのに時間がかかり、話を聞きながら漢字交じりのメモを取ることは至難です。

 

小学校に入学して一番の困りごとは、板書が最後までノートに写し切れないこと、どんなに私と漢字の特訓をしても定着しないことでした。小学2年くらいから、だんだんと漢字の苦手さが顕著になっていきました漢字以外のテストは普通にできて読解力にも問題はないのに、漢字だけが覚えられないのです。

 

おかしいなと思いながらも努力をすれば絶対に覚えられると信じて、漢字の覚え方をネットで検索し、漢字カルタ、漢字パズル、大きく1回空書き、唱えて覚える漢字の本、漢字カードなど、ありとあらゆる方法を試してみました。

 

眼科で視知覚検査も受け、視覚運動速度が遅いことが判明したので、ビジョントレーニングもやりましたが、ADDの特徴からコツコツと努力ができないため断念してしまいました。

 

漢字が苦手なのに私がトレーニングや練習を無理やりやらせたことで、漢字に対して拒否感が生まれ、さらに嫌いになるという悪循環でした。

 

また、小学校の漢字の宿題は大量に出ました。そして毎日のように行われる漢字小テスト。文字に厳しい先生が担任だったときは、小テストが合格するまで休み時間は再テストの日々でした。

 

不合格が続くと、間違えた漢字を原稿用紙いっぱいに同じ漢字を書いてくるペナルティもありました。さらに学期ごとに漢字50問テストがあり、8割とれないと毎日合格できるまで再テストでした。当然合格には程遠い点数で、小学6年の頃の漢字まとめテストは壊滅的でした。

 

 

前日にせっかく覚えて書けるようになった漢字も、字が汚い、とめ、はね、はらいがなっていないと不正解にされることもあり、高学年の頃になると、頑張ろうとしていた息子も限界を感じていました。

 

先生方は、生徒たちが中学で苦労しないために、子どもたちのためを思って厳しい指導をしてくださっているのであって、それに応えようと親子ともに頑張りましたが苦しかったです。

 

息子が中学に上がり、ディスレクシアの親の会に入会し、情報交換をして苦しんでいるのは我が子だけではないことを知りました。ようやく病院で障害がわかりましたが、それまでに息子には辛い思いをさせてしまいました。

 

その後、中学の先生に障害の特徴を話しても「読めなくて書けない障害は聞いたことはありますが、書字障害は知りませんね。」という反応でした。息子の場合、先生方には障害を告知しましたが、クラスメイトには告知はしませんでした。理由は特別な配慮を受けるといじめにあうことを本人が恐れていたからです。

 

中学では、定期テストもノートの評価も平等につけられます。案の定苦しみました。例えば、【織田信長】、【顕微鏡】など答えはわかっていても漢字で書けないので不正解になり、さらにやる気は下がっていきました。

 

全教科のノート点検もありましたが、全く書けないわけではないので、「もっと書きましょう」、「たくさん書けば覚えられますよ」、「もっと漢字を使いましょう」などのコメントだらけで評価は低かったです。

 

書字障害は個人差はありますが、全く書けないわけではないので、できたときにはもっと書けるはずとさらにプレッシャーをかけられます。逆にできないと怠けていると思われがちで本当に苦労しています。

 

障害のため、周りと同じ方法では努力しても定着しないのだから、漢字を覚えることは無理かもしれません。息子は高校生ですし、タッチタイピングもマスターし、スマートフォン、パソコンも難なくこなしています。しかし未だに諦めきれない私が、漢字のアプリを片っ端からダウンロードしています。しかし残念ながら息子には合わないものばかりです。

 

高校生になった現在も、ノートは漢字を使いきれいに書くことを重要に思う先生が多く、できないことを注意され、時には友達に馬鹿にされる話も本人から聞くことがあります。その度に漢字の苦労を減らしてあげたいと思ってしまいます。

 

実は、高校3年までの12年間、一度も担任から「書字障害を知っています。」と言われたことがありません。

 

最近は書字障害の本が出版され始め、少しずつ字障害の存在が世間に広まってきていますが、まだまだなのが現状です。スクールカウンセラーの方からは「先生たちは発達障害には理解がありますよ。でも現状は、先生が書字障害を理解してくれたとしても、そこからどうしたらいいのか?先生たちもわからないんです。」と言われたことがあります。

 

障害を理解してくださった先生方はこう言います。「無理しなくていいよ。やらなくていいよ。」と。

 

違うのです。

 

「できるようになるやり方や方法があるかもしれないから、一緒に探していこう。」

 

そんな風に言ってくれたら子どもたちはどんなにありがたいことでしょうか。

 

このクライドファンディングのプロジェクトの成功により漢字が苦手な子どもに寄り添った漢字学習アプリが開発され、それが学校の先生たちにも広まり、漢字が書けなくて困っている子どもたちが楽しく漢字を学べる世の中になることを願っています。

 

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