書簡整理作業風景

加藤周一現代思想研究センターへの御支援をたまわり、厚く御礼申し上げます。

研究センターはさまざまの作業を進めておりますが、今回は書簡整理作業の一端を御紹介いたします。

加藤ののこした資料が保管される加藤周一文庫には、約5,000通の書簡が所蔵されています。

一通ずつ、スタッフが読みこんで、発信者や来信者、発信年月日や大まかな内容などの情報をデータベース化しています。

加藤文庫の書簡の特徴のひとつは、英語・フランス語・イタリア語はじめ、さまざまな外国語の手書き書簡が数多くあることです。欧文のサインなどは判読が困難で、判明したサインを集めたサイン帳を作成して照合するなど工夫を凝らしています。

加藤周一文庫に保管される資料のデータベース構築のため、これまでも御支援いただいていることに感謝申し上げます。作業は今後も続きますので、引き続きいっそうの御支援をたまわりたくよろしくお願い申し上げます。