ご支援金の一部をご紹介：映画「渇愛」DCP化について

ご支援金の一部をご紹介：映画「渇愛」DCP化について

今回は、映画を劇場で上映する上で不可欠な手続きの一つである「DCP化」についてご説明させていただきます。

DCP（デジタル・シネマ・パッケージ）とは、映画館で映画を映すための特別なデジタルデータのまとまりです。かつてはフィルムが主流でしたが、現在ではほとんどの映画館でこのDCPという形式のデータが用いられています。

制作されたDCPは、ハードディスクなどの記録媒体に保存され、映画館へと届けられます。映画館に設置された専用のコンピューター（サーバー）にこのデータを取り込み、上映時刻になると、コンピューターがDCPのデータに基づき、スクリーンに映像を映し出し、スピーカーから音声を出力する仕組みとなっています。

つまり、映画館で映画を上映するためには、制作された映像をDCPという形式に変換する必要があるのです。

DCP化を行う事業者は多数存在し、その費用も様々です。個人で安価に請け負う業者もいますが、上映における互換性などを考慮すると、信頼できる専門業者に依頼することが重要と考えております。現在検討している業者におけるDCP化の費用は、税込で25万円程度を見込んでおります。

このように、映画を映画館で上映するためには、DCP化をはじめとして、様々な費用が発生いたします。皆様からの温かいご支援は、これらの費用を支える大きな力となっており、本当にありがとうございます。