クラウドファンディング第一弾完全終了のご報告

【キハ28-2346の修繕。夢の「鉄道パーク建設」への第一歩を共に】
クラウドファンディング第一弾の終了をご報告いたします。
この度は沢山の御支援者様をはじめ、ご指導ご協力を賜りました皆様のおかげをもちまして、セカンドゴールと途中ネクスト段階ゴールの業務を達成できました。
キハ28-2346号車はいすみ鉄道引退直後、錆びた車体を風雨に晒しながら保存をされ、みすぼらしい姿だった頃とは見違えるような綺麗な姿に戻し、さらに周辺環境の整備も施工することが叶いまして、動態保存に向けてさらに弾みを付ける事に成功いたしました。
このクラウドファンディングに挑戦するかどうか迷っていた当時、周囲の方々は「絶対厳しいと思う」とのアドバイス多数でしたし正直私もそう思っておりましたので躊躇しておりました。しかし、キハ28の惨状を見ていられない、何か出来ないかというお声も実に沢山お聞きしていたのも事実で、そんな皆様のご支援をまとめられれば、その想いを現実にしたいと一歩を踏み出しました。
おかげさまでとりあえずキハ28の車体修繕と塗装を理想的な形で施工することが叶い、ここにすべての業務を完了できた事に感慨もひとしおでございます。
作業の過程や、返礼品の発送作業、体験返礼品の実施状況は「活動報告」に記録いたしておりますので是非ご覧ください。
【収支報告】出納閉鎖済です。
(工事費関連)
塗装工事費 7,267,800円
腕木信号機移設費 497,000円
軌道工事費 1,920,000円
※仮設電気代、塗装工事足場代は主催者が負担
(返礼品関連)
返礼品製作費 609,512円
返礼品配送準備発送代 337,025円
体験返礼品実施費 515,371円
(諸雑費)
その他雑費・クラウドファンディング手数料合計 2,803,732円
【今後について】
今後、永続的に同時に保存しているキハ30-62号車も含めて貴重な国鉄型気動車を動態保存していくために設備の充実を図りたいです。
保存用屋根、プラットホームの建設、運転体験線路通称「東国吉支線」の軌道改良と枕木交換、排水設備、そしてやがては「国鉄型気動車鉄道パーク」の建設が最終目標として鋭意出来る事をつぶさに行ってまいります。またキハ30-62号車の塗装劣化も喫緊の懸案事項であります。
しかしながらこれを書いている2025年3月現在、本体であるいすみ鉄道が昨年10月に発生した脱線事故以来、いまだ運休中で再開見通しも発表できていない異常事態となっております。
そんな状況でありますが、こちらも手をこまないている訳にも行かずその間に折角綺麗にしたキハ28でさえ塗装の劣化が始まってしまう状況であることから、今後も前に推し進めていく所存でございます。
そこで、いすみ鉄道気動車保存会はこの4月より任意団体から一般社団法人「ディーゼルラボ」として再出発いたします。この事によって任意団体からさらに一歩が踏み出しやすく、関係機関との連携や協業も視野に新たな気持ちでさらなる活動を行っていく所存です。
今後の保存活動は活動報告にてご報告差し上げて行きますので是非ご閲覧いただきながら、さらに第2弾のクラウドファンディング実施の際も変わらないご支援とご指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
末筆になりますが、これまでの当クラウドファンディングに対しまして本当に沢山の皆様に大変お世話になりました。御支援者様、ご指導を頂いた皆様、実施作業をお手伝い頂いた皆様、陰ながら応援頂いた皆様、お世話になりましたすべての皆様に深甚の感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
いすみ鉄道気動車保存会 代表 鈴木 和之



























