このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
人生を豊かにしてくれるタウン誌。発行継続のためにご支援を。
マンスリーサポーター総計
プロジェクト本文
▼プロジェクトの概要について
はじめまして。千葉県習志野市のタウン誌『KIRACO(きらこ)』を発行しています。井手郁子(いでいくこ)と申します。
習志野のタウン誌『KIRACO』は1996年に創刊しました。そこから26年が経ちました。
年々『KIRACO』を発行することが厳しくなってきております。
この令和の時代では、タウン誌はもう絶滅危惧種なのかもしれません――。
ですが、タウン誌はそれぞれの地域の文化です。
そして人生を豊かにしてくれるものです。そう、私は信じています。
ぜひ、このタウン誌が30年、そしてさらにその先も継続して発行できるように、お力添えをよろしくお願いします。
▼自己紹介 きらこ編集長のとはずがたり
私、井手郁子は文章を書くのが好き。
高校生のとき、国語の先生にほめられてから作文が好きになりました。
そして、新聞記者に憧れました。カメラマンもいいなあと思っていたのですが――。
東京オリンピックってありましたよね。
あ、この間のではなくて、1964年だったかしらね。
あのとき、報知新聞社がオリンピック報道を充実させるために、大阪にも本社を作ったのです。インターネットはもちろんないし、FAXもなかった時代です。新聞は大きな役割を持っていたんですね。大阪進出に伴って社員募集しているよと紹介してくださる方があって、めでたく文化部の記者になりました。
(報知新聞社時代の私)
スポーツ、芸能がメインの新聞ですが、旅、食べもの、ファッション、生活の知恵など取材対象は幅広く、「知りたがり屋のいっこちゃん」には楽しい日々でした。
女性記者は一人だけ。「男も女もないぞ」と夜遅くまでの仕事があるかと思うと「女なんだから、お茶ぐらいいれろ」と言われました。
結婚して子どもが生まれ、保育園に預けました。
新聞社は朝が遅く、帰りも遅いので、仕事が終わって保育園に迎えに行くと、みんな帰ってしまっていて、私の娘だけが先生と二人で遊んでいる。それが楽しいらしく帰るのいやだと泣くんですよね。
そのうち、夫がアメリカへ転勤。数か月後、私は1歳と5か月の二人娘を連れてアメリカへ行きました。
そして、長男、二男も生まれ、千葉市で数年暮らし、習志野市へやってきました。
赤ん坊だった二男を抱いていると「あら、お宅、まだいたの!」と驚かれました。
夫は子どもが好きで「もっといてもいいなあ」と言うので「私、ノルマ果たしたからあとはあなた生んでください」と言いました。
また就職できるような情況ではなかったので、新聞社に原稿を送ったり、タウン誌を手伝ったり、コピーライターとして参加したりしていました。
そして1994年、習志野市企画制作部女性政策課の習志野女性フォーラム実行委員会に参加。
ここで啓発誌『きらきら』を誕生させることになったのです。
『きらきら』は今も、習志野市男女共同参画社会づくり情報として、年3回発行されています。
(『きらきら』創刊号)
▼タウン誌『KIRACO』の創刊
啓発誌『きらきら』を作っていた市民ボランティアの実行委員会の中から「習志野にはタウン誌がないよね」「みんなでつくろうよ」という声があがりました。
私たちのまわりにはたくさんの情報があふれています。
その中にはほんとうに必要な情報が入っているでしょうか。
いいえ――と私たちは考えたからです。
習志野というまちに10年以上住んでいても「よく知らないこと」がいっぱいでした。
どこへ行けばいつもとちょっと違うものが買えるのでしょう。家族で遊べるレジャー施設は?イベント・文化の情報は?医療機関は?今、何がトレンディーなの?
そういうすぐに役立つ情報を与えてくれるものがないのなら、自分たちの足で集め、自分たちの手でまとめてしまおうよ。知りたがり屋のKIRACOたちは、そう考えて行動を開始しました。そして、7~8人の有志が1996年9月、タウン誌『KIRACO(きらこ)』を誕生させました。
(『KIRACO』創刊号) (『KIRACO』創刊号の1頁)
私たちのまちや、そこに暮らす人びとをに見つめなおすことによって、私たちのまちが元気になれればいい、そして私たちも元気になれればいい。それがKIRACOたちの願いでした。
それから26年――。
26年歴史の中で、ハプニングもたくさんありました。怪我で入院中に病院で最終校正をしたり…明日印刷という日の夕方にドタキャンで原稿を差し替えたり…ドタバタの26年でした。
もちろん嬉しいこともたくさんありました。「地域の人とつくるタウン誌」としてフジテレビで放映中の「千葉の贈り物 ~まごころ配達人~」で取り上げられたこともうれしい思い出です。
国会図書館に『KIRACO』が納品されたことも本当にうれしい出来事の一つです。
知りたがり屋のKIRACOは、「しなやかに、したたかに」きょうも歩きつづけています。
▼『KIRACO』の内容のご紹介
『KIRACO』には、創刊当時から変わらない誌面のコンセプトがあります。
「まちが好き、人が好き」――。
「こんな素敵な人がいるよ、こんな面白いことがあるよ」を伝えてきました。習志野市のグルメ・イベント・観光情報などを地域密着取材で紹介しています。加えて、習志野市出身の著名人インタビューや文化人のエッセイなどを連載しています。
(『KIRACO』表紙と記事のイメージ 2022年7/8月号より)
2022年3月には、創刊25周年を記念し、ホームページと公式アプリもスタートさせました。
私はインターネットのことはよくわかりませんので、若い力を借りながら始めています。
アプリを通して、幅広い方々に『KIRACO』にふれてもらい、習志野の魅力を再発見してほしいと思っています。
(KIRACO公式アプリの記事/読売新聞2022年1月23日付)
※掲載許諾済み
▼資金の使い道
タウン誌の『KIRACO』の名前は、啓発誌『きらきら』の「KIRA」に、「Company(会社)」の「CO」をつけ、「会社組織にして永続させたい」という願いを込めました。
創刊当初は7~8名のメンバーで業務を手分けしていましたが、現在は私ともう一人の女性スタッフで取材や執筆、編集、営業をこなしつつ、協力してくださる印刷会社さんのお力添えを受けながら奇数月に発行しています。
みなさまのご支援のおかげで、2023年3月時点で、創刊から26年。号数にして160号まで発行を積み重ねることができました。
(KIRACO25周年の記事/読売新聞2021年10月12日付)
※掲載許諾済み
ですが、この数年はちょっと苦しくなっています。
26年もやっていると、読者のみなさんも少しずつ少しずつご高齢になっているように感じます。
部数も少しずつ少しずつ落ちてきました。
ですが、スタッフは私ともう一人の女性の2名だけなんで、宣伝をするお金や手段もなく、部数も増やしていけません。毎号の制作で手いっぱいのため、広告を出していただく会社様へのお願いもままならないような状況です。
ライフワークのようなものなので、私の報酬は無くても仕方ないかなと思っています。
でもそうしても経営的には苦しく、千葉県の再建支援金や持続化給付金もありがたく頂戴しながら、なんとか楽しみにして下さっている読者のため、そして習志野の文化や魅力を発信するために続けられる限り発行しよう、と思って続けています。
でもこの頃は、原油高などによる物価の高騰で、印刷代、配送料などがどうしても上がってしまっています。
今回、クラウドファンディングや継続寄付という仕組みを教えていただき、継続寄付を活用してみることを推薦いただきました。こんなものがあることも知らなかったのですが、こうしてページも作っていただきました。
ぜひ、みなさんからご支援いただいた支援金を、『KIRACO』を作る費用(制作費、取材費、印刷代など)の一部に充てさせていただきたいと思っています。
『KIRACO』の購読料は本誌+発送費用(年6回)で3,300円でやっています。 これは創刊以来26年間変わらず、一度も値上げをしていません。 これからも値上げをしないでやってゆきます。
もう少しだけ、がんばっていてよかったなぁ、と思えるように――。
習志野からタウン誌の灯を消さないように、『KIRACO』を続けさせてください。
▼伝えたいメッセージ
インターネットでどんな情報も手に入る時代になって、新聞を購読しない人たちが増えています。書籍を手に取らない人が多くなっているとも――。
「週刊朝日」が6月9日号で休刊のニュースには心が痛みます。
ああ、そんな時代になってしまったんだ。
でも、活字の媒体にはそれなりの良さがあります。タウン誌にはタウン誌ならではのあたたか味があるはず。
しかし、タウン誌は「絶滅危惧種(レッドリスト)」なのかもしれません。
IUCN(国際自然保護連合)が作成したレッドリストには4万2100種以上の野生動物の名が記されています。
国内では環境省が公表しているレッドリスト2020に3,716種とあって、その前の年より40種増加しています。
そのおびただしい数には驚くばかり。
あるNPOの男性の言葉が忘れられません。
「失って初めて気がつくんですよ」
失いたくないもの。
身のまわりにたくさんあります。
しかし、弱いものが淘汰され、強いものが生き残る。それが自然の摂理です。
この時代、タウン誌はまさに「弱いもの」。
弱いけれど、ちっぽけだけれど、地域文化を守り伝える大きな力を持っていると信じています。
あなたの1クリックで、明日の『KIRACO』を支えてください。
ぜひ、ご賛同とお力添えをよろしくお願いします。
<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク)
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク)
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
- 寄付金が充てられる事業活動の責任者:
- 井手 郁子(有限会社きらこ編集室)
- 団体の活動開始年月日:
- 1996年9月16日
- 団体の法人設立年月日:
- 1997年12月9日
- 団体の役職員数:
- 2~4人
活動実績の概要
千葉県習志野市で、隔月でタウン誌を発行しています。1996年の創刊から26年。2023年3月の時点で160号まで発行を積み重ねることができました。創刊当時から変わらない誌面のコンセプトは「まちが好き、人が好き」。「こんな素敵な人がいるよ、こんな面白いことがあるよ」を伝えてきました。習志野市のグルメ・イベント・観光情報や、習志野市出身の著名人インタビューや文化人のエッセイなどを連載しています。
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プロフィール
4月14日生まれ。松戸で生まれ、幕張、秋田、習志野の大久保、谷中、秋田から京都の女子大へ。卒業の年、東京オリンピックのため新設された報知新聞大阪本社に就職。結婚して京都、大阪に住み、夫の転勤でアメリカロサンゼルス、ヒューストンで3年半暮らしました。帰国して千葉市高洲に住み、香澄へ。千葉や東京でタウン誌の記者・長野、会津、山形などのガイドブックライター・会社案内・カタログなどのコピーライター・習志野商工会議所女性会会長、習志野市社会福祉協議会香澄支部支部長等を歴任。1996年9月「タウン誌のないまちなんて、寂しすぎる」という思いから市の事業にボランティアとして参加していた女性たちで『きらこ』を発行。「まちが好き、ひとが好き」と走り回っていたら26年になりました。
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コース
1,000円 / 月
毎月1,000円ご支援コース
御礼のお便りとともに、奇数月には『KIRACO』本誌を1冊ご送付いたします。
3,000円 / 月
毎月ご支援3,000円コース
御礼のお便りとともに、奇数月には『KIRACO』本誌を3冊ご送付いたします。ぜひ、ご友人などにもお渡しください。
5,000円 / 月
毎月ご支援5,000円コース
御礼のお便りとともに、奇数月には『KIRACO』本誌を5冊ご送付させていただきます。
個人の方の場合、ぜひご友人にお配りください。
法人の方の場合、ぜひお店に設置いただけると幸いです。
法人の方の場合、『KIRACO』誌面に 1/12枠の中面広告(白黒)を掲載させていただきます。併せて、 KIRACOネットでバナーも掲出させていただきます。
10,000円 / 月
毎月ご支援10,000円コース
御礼のお便りとともに、奇数月には『KIRACO』本誌を10冊ご送付させていただきます。
個人の方の場合、ぜひご友人にお配りください。
法人の方の場合、ぜひお店に設置いただけると幸いです。
法人の方の場合、『KIRACO』誌面に 1/6枠の中面広告(白黒)を掲載させていただきます。併せて、 KIRACOネットでバナーも掲出させていただきます。
50,000円 / 月
毎月ご支援50,000円コース
法人の方限定となります。
御礼のお便りとともに、奇数月には『KIRACO』本誌を50冊ご送付させていただきます。
ぜひお店に設置いただき、ご来店のお客様にお配りいただけると幸いです。
『KIRACO』誌面のカラー面に 1/2枠の広告(カラー)を掲載させていただきます。併せて、 KIRACOネットでバナーも掲出させていただきます。
プロフィール
4月14日生まれ。松戸で生まれ、幕張、秋田、習志野の大久保、谷中、秋田から京都の女子大へ。卒業の年、東京オリンピックのため新設された報知新聞大阪本社に就職。結婚して京都、大阪に住み、夫の転勤でアメリカロサンゼルス、ヒューストンで3年半暮らしました。帰国して千葉市高洲に住み、香澄へ。千葉や東京でタウン誌の記者・長野、会津、山形などのガイドブックライター・会社案内・カタログなどのコピーライター・習志野商工会議所女性会会長、習志野市社会福祉協議会香澄支部支部長等を歴任。1996年9月「タウン誌のないまちなんて、寂しすぎる」という思いから市の事業にボランティアとして参加していた女性たちで『きらこ』を発行。「まちが好き、ひとが好き」と走り回っていたら26年になりました。
北海道で一番小さな村を盛り上げたい!マンスリーサポーター募集!
#地域文化
- 総計
- 30人
地域文化を残し、課題を創造的に解決する 『めぐる、友の会』会員募集
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- 102人
北海道の豪雪地帯、旧・深名線「沼牛駅」木造駅舎を継続して守りたい!
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- 13人
KOMAGANEから元気プロジェクト『マンスリーサポーター募集』
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- 0人
盛岡の地に新しいシンボルを、みんなで。カワトクとともに、
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- 現在
- 12,385,000円
- 支援者
- 718人
- 残り
- 51日
土津神社|ご神体が鎮座する御社殿を修繕し、「東北の日光」を再び。
#地域文化
- 現在
- 11,165,000円
- 支援者
- 523人
- 残り
- 2日
「幻の安土城」復元PJ|博物館展示改修、信長/戦国の魅力発信拠点へ
#地域文化
- 現在
- 3,335,000円
- 寄付者
- 122人
- 残り
- 24日