ウェブ講演会のご案内

クラウドファンディングが終了して1ヶ月半が経ち、

少しずつ以前の研究生活に戻りつつあります。

 

その中で、web講演会への登壇につきまして

皆様にお知らせいたします。

 

どなたでも無料で参加可能です。

＜講演参加申込＞

　下記URL（Peatix）からお申込み下さい。　

　　URL： https://mac-medical-20210616-web.peatix.com/ 

 

クラウドファンディングは終了しましたが、

私は、本プロジェクトを多くの方々に

深く知っていただきたいという思いがあります。

 

これを機に、

私福山隆がKK-LC-1を利用した

がんに対するアプローチを知っていただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

＜講演参加申込＞

　下記URL（Peatix）からお申込み下さい。　

　　URL： https://mac-medical-20210616-web.peatix.com/  　　　　　　　　　　　　

 

＜講演概要＞

前がん状態の診断とがん予防

　2006年に、肺がんの患者から「がん抗原」の一種で、癌／精巣抗原（Cancer/testis antigens, CTAs）と発現パターンが類似しているKK-LC-1（Kita-kyushu lung cancer antigen-1）が同定された。癌／精巣抗原はあらゆる組織の癌に発現する特徴を有しており、がんの治療・診断の標的としての有用性が期待されている。KK-LC-1は肺がん患者で30%の発現頻度を認めたが、その後胃がんの患者において、82%と高頻度であること、そしてピロリ菌の感染にも高い相関があることも明らかにされた。

　KK-LC-1は、数あるがん抗原の中でも、「がんになる前の状態 （前がん状態）」から細胞で産生され始めるという特徴があることから、「前がん状態の目印」となることが期待されている。従って、KK-LC1を精度よく検出できる検査キットを開発できれば、前がん診断が可能となる。

　更には、KK-LC-1陽性患者が「前がん＝がんになりやすい」ことが証明できれ、その患者にKK-LC-1を予防接種することで、KK-LC-1に対する免疫力を高め、「がんにかからない状態」に体を維持し続けることが可能になると考えている。研究の最終ゴールは、この予防接種の効果を証明し、予防接種をがん征圧の一つの選択肢として利用できる社会を作ることと考えている。

 

＜講師プロフィール＞

・講師

　福山 隆 先生（TAKASHI Fukuyama）

 

・経歴

　福山 隆 先生（TAKASHI Fukuyama）

　2003/3　岩手大学大学院 農学系研究科

　2007/3　産業医科大学大学院 医学研究科

　2007/4～2008/3  社団法人北里研究所 北里研究所メディカルセンター病院研究部　研究員

　2008/4～現在　学校法人北里研究所 北里大学メディカルセンター 研究部　上級研究員

　2014/4～現在　西武文理大学 看護学部　非常勤講師

　2017/4～現在　学校法人北里研究所 北里大学 薬学部　講座研究員

　2020/4～2023/3　All Kitasato Project Studyに採択