最近のコンサートの映像(カーネギーホールや東京芸術劇場など)を見てお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、黒坂やコカリナアンサンブルのメンバーは、おそろいのクリーム色のストールを身につけています。
これは、東日本大震災で津波にも負けず、陸前高田市でたった一本残った「奇跡の一本松」から製作された布を使ってつくられたストールです。

 

 

 私達は東日本大震災後、被災した木でコカリナを製作し、ゆかりのある子ども達にプレゼントしました。そのために、全国のコカリナ愛好者が力を合わせ、全国100ヶ所で支援コンサートを行い、資金を集めました。
石巻市では、津波にあった後、火災にあった門脇小学校横の松の木をコカリナに再生し、門脇小学校はじめ、石巻の子ども達にプレゼンとさせていただきました。
陸前高田市では、地元の方が、津波に流されたた松の木を泥の中から掘り起こして大切に保管されていたものを、譲り受け、コカリナにし、陸前高田市の全小学生にプレゼントさせていただきました。

 

 そのご縁で、陸前高田市様と奇跡の一本松の所有者であった日本ユースホステル協会様のご好意を頂き、奇跡の一本松のチップを頂くことができました。
 その木のチップから、布を織り、「奇跡の一本松の布」が出来上がりました。
 (その布は、陸前高田市にも寄贈させていただきました。)

 

▲平成29年(2017年)10月17日(火) 東海新報

 

 東日本大震災から7年以上が経っていますが、復興半ばである被災地の状況を忘れてはいけないとの思いから、私達は国立競技場の木のコカリナを演奏する際には、なるべくこの「奇跡の一本松の布」を身につけて演奏しています。
 同様の思いから、これまで製作した国立競技場の木のソプラノコカリナの中栓には、陸前高田市の被災松を使用しています。(被災松の在庫はもう少ないのですが、大切に利用し、無くなるまで続ける予定です。)
 
 11月25日神宮外苑いちょう祭りでのコカリナ演奏、12月8日に東京紀尾井ホールで開催される「東京コカリナアンサンブル定期演奏会」、これらの演奏の際にも、この「奇跡の一本松の布」のストールとポンチョを身に纏って演奏する予定です。
 コカリナ演奏をお聞きいただく際には、身に纏っているスカーフも見ていただければと思います。

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