プロジェクト概要

「私は、愚かな母親です」3.11を経験したある女性は言いました。

 

『きちんとあいさつをすること。
 優しくすること。
 人に迷惑をかけないこと。
 勉強はできなくても元気な子に育つように、たくさんのことを教えてきました。
 でも… 肝心な“いのち”の守り方は教えてこなかった。
 あの時、「大丈夫だから」と言ったのは私です。
 だから…息子を殺したのは、私だと思っています。』

 

被災した生の声をもとに、学校では教わることの少ない震災時の命の守り方を教える「こども防災キャンプ」をはじめます。こどもたちに”いのち”を学ぶ機会を、応援していただけませんか?

 

水のスピードを体験するウォーター・ボールプログラムや土からの脱出訓練、逃走中など
ゲーム方式であそびながら”いのち”の守り方を体験できるアクティビティを実施していきます。
人を置いてでも逃げる判断をするか?など、ふだんは触れないようなことも考えていきます。

 

 

6年前の3月10日まで、私は津波を習ったことがありませんでした。
あなたには、”いのち”の守り方を教えてくれた大人はいましたか?

 

こんにちは。鹿島美織と申します。東日本大震災の後、東北で活動してきました。これまでの6年、仕事や生活やコミュニティを取り戻そうと、それぞれの人が踏んばってきました。瓦礫は減りました。家や建物も、少しずつ修繕されてきました。応援したり、共に取り組んだ人もたくさんです。しかし、どんなにがんばっても取りもどせないものがありました。それは、“いのち”でした。
 

一瞬で奪われてしまい、強い悲しみを引き起こす”いのち”。自分のことを気にして助けにきた家族が亡くなってしまったこと、家族を助けにいけなかったこと。自分の目の前で流れたり、亡くなったりしていく人たちがいたこと。 明るく笑っていても、いつも苦しみ続けている人、”いのち”を愛おしむ人たちにたくさん、たくさん出会ってきました。
 

ですが、あのような津波が現実的に自分が経験するかもしれないということを、きちんと認識し、どう行動すればよいかを知っていたのは、これを読んでいる方の何パーセントでしょうか。東日本大震災の後にも災害は発生しつづけています。広島では土砂災害が、熊本や鳥取では大地震が発生。岩泉でも台風で人が亡くなりました。災害時に自分の”いのち”を守る方法をきちんと習う場所が必要なのではないでしょうか?

 

 

学校の先生は「揺れが来たら、机の下にもぐりなさい」「校庭に出て整列・点呼しなさい」そう教えてくれましたが、本当に自然災害があった時、その先どうすればよいのかは教えてくれませんでした

 

3.11によって津波の恐怖が改めて認識される前にも、沖縄や北海道にも数十メートル級の津波がきています。ですが、小学校や中学校で、津波を教わった記憶もありません。他にも、「火災旋風」。関東大地震の犠牲者は約10万名前後と言われますがそのうち9万人を超える方の死因は、地震火災だったそうです。さらに、被害を拡大させたのが、1秒で100mもの熱風が渦まく「火災旋風」。空から燃えながら降ってくるトタン屋根、家の柱や家具、自転車などが致命傷となったそうです。

 

「揺れが来たら、机の下にもぐりなさい」。学校の先生は、そう教えてくれました。避難訓練では、校庭に出て整列・点呼しましたが、それで終わりだったような気がします。でも、校庭にいった先にはどうするんだろう。火災が来たら、どこにいくんだろう…?その先の行動をわかっている人はどれくらいいるのでしょうか?

 

どの程度まで、ひとりで火を消せるか… どのくらいのスピードで火が燃え移っていくか。
大人でも知らないことがたくさんあるのではないでしょうか。

 

 

子ども達に向けて、災害時の情報収集に必要になるラジオのワークショップを開催したところ、2分以内にラジオの電波を聞けたこどもは1人もいませんでした。

 

3.11以降に起こった災害を見て、今、東北ではこう問う人たちが増えています。「東日本大震災が起こってあれだけの人が亡くなったのに、なぜまた、人が亡くなってしまうのか。」「避難すれば助かったいのちなのに、なぜ、再び…」今年度は、そんな声を何度も耳にました。

 

慟哭し、身を切るように”いのち”の喪失と共に生活をしている人を前に、どんなにボランティアをしたって、ほとんど、何の慰めにもなりません。もう、十分です。同じような悲しみが広がるのは、辛いです。学校で、何より大事な”いのち”を学ぶ単元が多くないのは、なぜなんだろう?こどもたちには、”いのち”を学ぶ場所が必要なのではないか。私は、被災した人たちと話し合うようになりました。

 

こどもさんを失った方たちと、プログラムコンセプトをつくっています。

 

私が代表をつとめる「ぐるぐる応援団」というボランティア団体で、2016年に「ラジオのワークショップ」を2〜3回、実施してみました。参加した50名中2分以内にラジオの電波を聞けたこどもは0名でした。スマートフォンに移行しておりラジオに触れたりく乾電池を使ったりする機会は少ないことが原因です。AM、FMという周波については、聞いたことさえない子たちがたくさんいました。

 

また、自分自身で火を扱ったことのないこどもがかなりの数、存在しました。例えば、ALL電化が進みストーブなどもないため危険性や扱い方を知らない子たちもたくさんです。東京の中高で授業の機会をいただいたら、同じような状況がありました。
「もし今すぐに自然災害が起こったら」”いのち”の守り方を学べる場を作らなければならないという危機感が、より一層強まりました。

 

ぐるぐる応援団のラジオのワークショップの様子。
ほとんどのこどもたちがラジオを2分以内につけられませんでした。

 

 

「いつ」「どこで」「ひとりでいても」。こどもが自分で自分のいのちを守るために、具体的に「判断」「行動」する力を育む、「こども防災協会」をたちあげます。

 

東日本大震災から6年が経つ3月11日、「こども防災協会」をたちあげます。

 

<こども防災協会とは>
 主に2011年3月11日に起きた東日本大震災で被災した方たちの経験や想いを受けて、”いのち”を守るためのプログラムを企画しています。防災のプロフェッショナルではありませんが、被災した方の生の声を中心にして、少しずつ、プログラムを増やしていきたいと考えています。

 

副代表である茂木秀樹さんがセンター長をつとめる宮城復興支援センターでは、国際交流キャンプで、年間、8,000名のこどもたちとキャンプをしています。私たちは共に活動をしながら、年間、数千名以上のこどもたちに”いのち”を学ぶ機会を届けるように、取り組んでいきます。(2017年度は800名程度を想定)

 

< ミッション >
「いつ」、「どこで」、「ひとりでいても」。こどもが自分で自分のいのちを守るために、具体的に「判断」「行動」する力を育む
 

 

プログラムの一つとして、あそびの中で、震災のすぐ後に生きのびるための「判断力」や「行動力」をトレーニングする「こども防災キャンプ」を実施します!

 

こども防災キャンプでは、こどもたちが水のスピードや土の重さなどをリアルに体験。あそびの中で、震災のすぐ後に生きのびるための「判断力」や「行動力」をトレーニングしていきます。「都市型地震」「津波」「大雪」など、テーマ別のキャンプを実施します。

 

 

暗闇のワークや水風船のワークなど(写真はイメージ)

 

[ 事業目的 ]
● いざという時、生きのびるこどもを増やす
「いつ」、「どこで」、「ひとりでいても」。こどもが自分で自分のいのちを守るために、具体的に「判断」「行動」する力を育む。

 

[ キャンプの概要 ]

【日 程】①デーキャンプ ②1泊2日(*スケジュールの内容・詳細は文末に記載)
【参加者】①②小学生:各回80〜100名、保護者:各回80名程度
【場 所】千葉君津少年自然の家(千葉)、ほか
【内 容】ウォーター・キャッチボール/ジャッジメント・クイズ/探偵!しぜん百面相、体温保存レッスン/パニック・シチュエーションなど

 

[ アプローチ ]

・こどもたちが主体的に参加できるよう、楽しく、分かりやすく、具体的なプログラムにします。
・自然の「怖さ」と「楽しさ」の両面を体験できる内容にします。
・「台風」「津波」「街中地震」「テロ」などのテーマやレベル別のキャンプを用意していきます。
・くりかえすために、日常に持ち帰れるようなあそびも取り入れます。
・災害を想定したシチュエーションを安全の中で体験をしてもらうからこそ、いざという時に落ちついて対処できるようにしていきます。
 

 

[ 事業コンセプト ]

● 生きのびるための「アクティブ・トラーニング」をこどもたちに。

 

◯ 発災直後に「生きのびる」ことを最重要視

防災=災害をふせぐこと。災害に備えることはできても、現実的には災害をふせぐことはできません。私たちは発災後の「避難生活」ではなく、まずは発災直後に「生きのびる」ことを重要視したプログラムを提供していきます。講義で知識を覚えるのではなく、生徒たちが主体的に参加し仲間と深く考えながら課題を解決する力を養うことを「アクティブ・ラーニング」といいます。今回のキャンプでは、ラーニング“知識・知恵”に、実践的なトレーニングでの“体得”を組み合わせたプログラムを実施。造語「トラーニング」として表現します。 

 

<クラウドファンディングで集める資金の使途>
今回のご支援いただいた支援金は、費用を下記で使わせていただきたいと考えています。

① 防災キャンプの立上げのための諸費用
② アクティビティの開発とツールの購入

 

 

被災した「こども防災協会」の若手メンバーからのメッセージ

 

 

あの東日本大震災を経験し、自分の心に残ったものは「後悔」でした。東日本大震災の数日前に予震があったのにも関わらず何も行動できなかったこと、備えられなかったこと。あの時に知識を持ち、行動していれば、備えていれば助かった命があったのかもしれない。そういう「後悔」の思いが今もなおずっと心にあります。


災害がいつどこで起きるか分からない事実、そして日本は現実として災害が多い国です。災害は状況を選びません。子供だけでいるときでさえ襲ってくる可能性があります。生死を分けるその瞬間が待っているかもしれません。


何もしなければ「0」です。生きる可能性も「0」です。でも、少しでも知識があり、行動ができればそれは「0」ではなく「1」にも「100」になります、生きる可能性も「0」ではなく「1」にも「100」になります。少なくとも「0」ではないのです。


夢をもって命を輝かせるためにも、命を守る、生き延びる力をつけましょう。

 

永沼悠斗

 

※ 一部、ぐるぐる応援団の防災ワークショップの写真と宮城復興支援センターのイングリッシュキャンプの写真をイメージとして使用しています。

 

 

リターンについて

 

・「こども防災応援団」への名前と写真の掲載

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・ホームページで名前と写真の掲載

 

・「こども防災キャンプ」のボランティア 優先参加

 

・こどもたちからの「サンクスレター」

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・ホームページで名前と写真の掲載

 

・こどもたちがキャンプで描いた絵のシール

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・防災ハンカチ

 

・2017年に開催する「こども防災キャンプ(ワンデー)」(主に首都圏近郊と宮城県で開催予定)のキャンプへの参加券
※ こどもの対象:小学生
※ 日程が決まった後、第一優先でご案内し、優先予約を受付ます。

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・2017年に開催する「こども防災キャンプ(ワンデー)」(主に首都圏近郊と宮城県で開催予定)のキャンプへの参加券2名分
※ こどもの対象:小学生
※ 日程が決まった後、第一優先でご案内し、優先予約を受付ます。

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・若手学生たちによる石巻ツアー(プライベート)
 ※ 複数名でご案内いたします。


・まさこさん達の手づくりあったか料理(ランチ または 夜)

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