諦めない

　本日、腫瘍を診てもらっている県外の大きな動物病院へ行き、画像検査をしました。

　結果、脳にも脊髄にも腫瘍が転移しており、しかも、急速に進行しているようです。

　治療は放射線治療しか手段がなく、それもあまり効果は望めないそうです。
　生存率50％のラインは、１〜２ヶ月と言われました。
　また、脳と脊髄という重要な器官に放射線を当てるため、深刻な副作用が出る可能性もあります。

　私の結論は変わりませんでした。
　治療をお願いしますと伝え、今日から放射線治療が始まりました。
　費用は70万円です。

　今日、小鉄は画像検査をするため痛み止めを飲むことができず、道中痛みで心が砕けそうなほど悲鳴を上げ続けていました。
　運転中なため、私は小鉄を抱き締めることもできませんでした。
　私自身泣きながら、大丈夫だよと必死で声をかけ続けました。

　安楽死という言葉も医師からは出ました。
　しかし、小鉄はまだほっぺにドッグフードを入れれば自力で飲み込みますし、前足と後ろ足にハーネスをつけて５ｍほど支えながら歩かすとトイレもします。
　小鉄自身が頑張っているのに、私が辛いからと言って治療を諦めることはできません。
　小鉄が頑張りたいと願う限り、精一杯支えようと思います。

　小鉄は、最初の鼻の放射線治療のとき、もって４〜６ヶ月と言われましたが、10ヶ月生きてきました。
　頑張り屋な子です。
　１〜２ヶ月を超えると信じていますし、例え超えなくても、頑張ったことに変わりはありません。

　小鉄を愛しています。
　もうちょっともうちょっとと引き留め続けて、何が悪いのですか？
　連れて行かないでください。
　私の小鉄です。
　まだ桜を見ていません。
　もっと電車を見せたいです。
　ずっと一緒にいたいです。

　お願いです、みなさま。
　小鉄を助けてください。