絶滅コットンを救え!高校生が育てる・作る・売る「綿雲クッション」

絶滅コットンを救え!高校生が育てる・作る・売る「綿雲クッション」
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は11月4日(月)午後11:00までです。

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目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は11月4日(月)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

ご覧いただきありがとうございます。
私たち岡山県立興陽高校農業科では、現在国内自給率がほぼ0%となっている綿花の農薬不使用・化学肥料不使用(注1)栽培を行っています。

このプロジェクトは、興陽高校の栽培する綿花を使用して作ったクッションを対面で説明し販売することで、4つの目的の達成を目指しています。

① 「国産・農薬不使用・化学肥料不使用(注1)コットン」に直接触れていただき、素晴らしさを伝えること

② コロナ禍では学ぶことができなかった「伝える」を学ぶこと

③ 岡山県の繊維産業のルーツ「綿花栽培」を、人にも環境にもやさしい農薬不使用・化学肥料不使用(注1)栽培で活性化すること

④ 意見や評価を活かして、来年度以降も安定して継続できる体制をつくること

 

日ごろから真剣に農業学習に取り組むメンバーが集まり企画・実行しています。どうかご一読いただき、ご支援いただけますようよろしくお願いいたします。

 

 

自己紹介

私は、岡山県立興陽高等学校農業科3年、日笠花実です。子どもの頃から農作物を育てることや野菜を食べることが大好きで農業科に進学しました。学校では、32haの校地の中に100m×100mの水田が15枚もある広大な舞台を利用してお米づくり・野菜づくり・環境・測量・スマート農業など幅広く農業を学んでいます。

 

実習田植え

実習稲刈り

実習商品開発会議

実習収穫

 

こだわりと自慢の綿花栽培

私は学校で学ぶ農作物の栽培の中でも、特に農薬不使用・化学肥料不使用(注1)にこだわった綿花栽培に力を入れています。きっかけは学校での実習のひとつでしかありませんでしたが、岡山県における綿花栽培の歴史や世界のコットンの現状を学ぶと、農薬不使用・化学肥料不使用(注1)の綿花栽培の重要性を強く感じることができました。

 

綿花栽培1

綿花栽培2

綿花栽培3

綿花栽培4

綿花栽培5

綿花栽培6

綿花栽培7

 

農薬を使わない綿花栽培は想像以上に手間が必要で、土日や夏休みも関係なく農場へ行き、早朝からする草抜きはとても大変な作業ですが、元気に育つ綿花を見てやりがいを感じながら農業を、そして高校生活を楽しんでいます。

 

農薬不使用・化学肥料不使用  綿花栽培の重要性!

コットンは私たちの生活の中で最も身近な繊維と言えます。しかし現在では原料となる綿花の国内自給率はほぼ0%で、すべてを輸入に依存している状況です。

また、人にも環境にもやさしいイメージのあるコットンですが、原料である綿花は、害虫抑制や農薬耐性のために遺伝子組み換え技術が発達していて、2021年には世界の綿花の80%が遺伝子組み換えによるものとなっています。

そして綿花の栽培面積は世界の耕地の2.5%程度しかありませんが、世界の殺虫剤の16%、世界の農薬の6%が綿花栽培に利用されているなど、安全面でも環境面でも多くの問題を抱えています。

私たち興陽高校の綿花栽培は全体から見るとほんのわずかな量でしかありませんが、絶やさず継続し、その素晴らしさを伝えていくことで、安心で環境にやさしい綿花栽培の拡大に貢献できると考えています。

参考「オーストラリア、ブラジル、インド、トルコ、米国における綿花への農薬使用(International Cotton Advisory Committee)」

https://icac.org/Content/CSITC%20GuidLines%20Pdf%20Files/Pdf610818ca_f641_4141_8cd2_0c78f6f48190/2010_alterra_report.pdf

<興陽高校のご紹介>

100m×100mの水田が15枚あり、中四国で最大の面積を誇ります。水田の他にも、野菜園、果樹園、草花造園、温室、飼料園等があり、広大な敷地を活用してさまざまな実習を行っています。

興陽高校校舎

スローガン「開拓新天地」

大正6年に創立され、107年の歴史を刻む今日まで、農業系専門学科と家庭系専門学科との連携教育により、2万有余の有為な人材を社会に輩出しています。 現在は「5つの学科」を設置し、建学の精神である『開拓新天地』を先人から在校生へと脈々と引き継ぎ、「自主・敬愛・実践」の校訓のもと、「温故知新」を合言葉に、基礎・基本を大切にした学習を展開しています。また、時代に対応した「スマート専門高校」の先進技術や施設を導入し、5学科がそれぞれ特徴を活かした探究学習や資格取得等にも積極的に取り組み、社会に開かれた教育課程の実現を目指して、産業界や教育機関、地域等との連携・協働に努めています。

岡山県立興陽高等学校 校長 中野功

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

コロナ禍に集中して学んだ農業

私たちの年代は、中学生活から高校生活のほとんどの時間をコロナ禍で過ごしてきました。そのため、人との関わりを制限された期間が長く、学校行事や部活動、放課後など一般的な学生生活の思い出は他の年代の人達よりも少ないかもしれません。しかしそれは、しっかりと農業について学ぶ機会でもあったと思っています。コロナ禍だったからこそたくさんの時間を使い、集中して農業を学ぶことができたのだと私たちは前向きに捉えています。

綿花栽培2年目を迎えた今年、先生や岡山県の職員の方々の支援で興陽高校の綿花を使った商品を東京で販売するというチャンスをいただきました。日本全国から、そして世界中からたくさんの人が集まる東京で私たちの育てた農薬不使用・化学肥料不使用(注1)のコットンの素晴らしさを伝えられるチャンスは夢のような話でした。

 

岡山桃太郎空港ゆかりの綿花岡山桃太郎空港ゆかりの綿花

また、私たちが栽培している綿花は、コロナ禍に利用が落ち込んだ岡山桃太郎空港を活性化するために空港内で栽培・収穫した綿花から採れた種子を譲り受け、興陽高校で継続して栽培しているものです。この岡山桃太郎空港ゆかりの綿花を、岡山桃太郎空港から東京に持って行けるチャンスでもあります。

 

私たちはこのチャンスをどうしても実現したいと思い、プロジェクトの実行を決意しました。

 

 

プロジェクトの目的とメンバーの想い

私たちプロジェクトのメンバー全員が農業について熱心で、日ごろからそれぞれが様々な想いをもって活動しています。このプロジェクトは、そんな想いの中から特に強く重なった「4つの想い」を目的とし、プロジェクトを通じて達成したいと考えています。

 

①農薬不使用・化学肥料不使用(注1)のコットンの素晴らしさを多くの人に伝えたい
「国産・農薬不使用・化学肥料不使用(注1)」のコットンは一般には触れることがないほど希少で珍しいものとなっています。より多くの人に私たち興陽高校のコットンに触れていただき、安心して使え、人にも環境にもやさしいコットンの素晴らしさやコットン本来の良さを知っていただきたいと考えています。
 

②コロナ禍で経験できなかった「対面で伝えること」「評価されること」を体験したい
前述した通り新型コロナの影響により、私たちは人と関わり、対面で伝えることを学ぶ機会がほとんどありませんでした。コロナ禍以前に高校生だった先輩方と比べると伝える力が劣っているのではないかという不安があります。私たちの育てる農作物の良さが「どうすれば伝わるのか」「どの様に伝わったのか」それらを学ぶ機会にします。
 

③岡山県の繊維産業のルーツ「綿花栽培の再活性化
倉敷市・井原市を中心に、岡山県は国内屈指の繊維の街としてジーンズなどが有名ですが、江戸時代から始まった綿花栽培は、その繊維産業のルーツです。これからも綿花栽培が岡山県の誇りであり続けるよう、農薬不使用・化学肥料不使用(注1)の綿花栽培を活性化させ私たちの力で将来に繋げていきたいです。そのために活動の周知、需要の拡大、高評価の獲得を目指します。
 

④未来に引き継げる体制づくり
興陽高校の農薬不使用・化学肥料不使用(注1)の綿花栽培は私たちの自慢の活動のひとつです。この綿花栽培を私たちから後輩へ、後輩からまた後輩へと、長く将来まで継続させるため、たくさんの方から意見や評価をいただき、活動の改善や今後のモチベーションに繋げていきます。そして興陽高校の綿花栽培で、取得に数年を要する有機農産物の認証を目指すきっかけになってほしいと思っています。

 

 

 

プロジェクトの内容

このプロジェクトでは私たち農業科が農薬不使用・化学肥料不使用(注1)で栽培した綿花を使用し、被服デザイン科がデザイン・製作した興陽高校オリジナルのコットンクッションを対面で販売します。

商品名は「興陽高校の綿雲クッション」、テーマは「雲に包まれたような心地よさと自然を感じる安心感」です。普段触れる機会のない農薬不使用・化学肥料不使用(注1)のコットンを直接手に取っていただき、安心で環境にやさしいコットンの素晴らしさを多くの方々に伝えます。様々な地域から多くの人が集まる東京での販売を、全国へ発信する第一歩としたいと考えています。

 

 

商品説明

雲に包まれたような心地よさと自然を感じる安心感で、今日も最上級のうたた寝を

「興陽高校の綿雲クッション」

 

興陽高校の綿雲クッション

 

中綿:興陽高校の農薬不使用・化学肥料不使用(注1)コットン100%

カバー・中袋:オーガニックコットン生地100%(注2)

すべて安心素材を使用し、興陽高校被服デザイン科がデザイン・製作します。

綿花は7月に開花し、10月頃収穫します。

9月から被服デザイン科が製作を開始し、11月頃の完成を予定しています。

 

販売価格:3,300円(税込)

販売数量:100個

販売時期:2025年1月31日(予定)

販売場所:東京都内(とっとりおかやま新橋館、その他決定次第お知らせします)

 

(注1)

農林水産省新ガイドラインによる表示

特別栽培農産物

農薬:栽培期間中不使用

化学肥料:栽培期間中不使用

栽培責任者:岡山県立興陽高等学校

住所:岡山県岡山市南区藤田1500番地

連絡先:086-296-2268

確認責任者:岡山県立興陽高等学校

住所:岡山県岡山市南区藤田1500番地

連絡先:086-296-2268

 

(注2)

カバー・中袋に使用する生地は専門業者が手配したオーガニックコットン生地です。

 

 

私たちはプロジェクトを通じて、これからの農業と自分たちの将来に役立てたい、今まで学ぶことができなかった「対面で伝えること」や「評価されること」を経験したい、そして高校生活最大のイベントとして成功させ思い出にしたい、そんな想いを込めてこのプロジェクトに挑戦しています。

皆様、ぜひ応援していただけますようよろしくお願いします。

 

 

■メンバーの想い


仁井名隼風

農業機械科2年 仁井名隼風

初めての綿花栽培で分からないことも多いが、クラスや農業クラブのみんなと協力して綿花を育て、このプロジェクトに関わってくださっている関係者の方々の期待に応えられるように綿花プロジェクトを成功させたい。

 

 

森遵成農業機械科2年 森遵成

東京での販売は、綿花の魅力を多くの人に届ける絶好の機会です。僕たちは、都市での生活に自然の温かみをプラスし、持続可能な未来を共に築くことを目指しています。

 

 

日笠花実農業科3年 日笠花実

今の世代は中学高校ほとんどコロナの影響で中止延期になり人との関わりを制限された期間が長く対面で「伝える」を学ぶ機会がなかった。その為コロナが治った今私たちに残された時間の中で対面で「伝える」を学ぶために東京での販売ができるチャンスを掴み実現させたい。

 

 

農業科2年 宮田栞子

コロナを経験し、したかった事が思うようにできなかった時代に生まれてきたからこそ、東京でコットンクッションを販売するという経験は今後ない思い出になると思います。東京で販売する事の大変さとお客様と関わる楽しさを学びたいです。

 

 

■関係者からの応援コメント

 

松岡聡興陽高等学校 教諭 松岡聡

人の生活に欠かすことのできない「衣食住」はその全てが農林業でまかなわれている。食に関して脚光を浴びることが多い昨今であるが、「衣」に関する分野に関わることで、あらためて農業の大切さを学ぶことを考えた。

また、岡山平野の多くは干拓地である。興陽高校の地も干拓地に位置し、干拓間もない頃に農地として活用するための塩抜きのため、綿花栽培が盛んに行われたという歴史もある。このように、地域の文化や歴史、さらにその栽培する綿花を農薬不使用・化学肥料不使用(注1)で栽培するプレミアムな農産物、つまり価値ある逸品を栽培し活用することで地域にその大切さと素晴らしさを還元し、岡山県発の誇りとして生徒諸君に体験させ、その思いをもって将来のビジョンを組み立ててほしいという思いである。

 

 

 

畠平泰彦

岡山空港利用促進コーディネーター 畠平泰彦

本プロジェクトは山陽新聞令和6年7月12日付け朝刊に掲載されたが、記事を書いた鈴木総一郎記者は記事冒頭で「岡山桃太郎空港ゆかりの綿花」と紹介した。興陽高校の綿花プロジェクトはこの一言に尽きる。コロナ禍、飛来する飛行機もいない空港がいかに寂しいものか、訪れる人のいない駐車場はただの空き地だった。当時の中学校3年生は楽しみにしていた沖縄修学旅行が中止となり大切な学校の思い出が幻となった。寂しい空港の片隅に綿花の種を植え、育てた。それが興陽高校の農場に繁茂する綿花である。この綿花は、「あのコロナ禍の恐怖を忘れず社会を回したい、あの時行けなかった修学旅行に替えて東京で校外学習を実践したい、そしてこの経験を活かして社会に飛び立って行きたい」そんな高校生の夢である。応援したいのは岡山の高校生の夢である。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

興陽高校の綿花栽培

 

興陽高校での綿花栽培は、農薬不使用・化学肥料不使用(注1)栽培の技術習得と岡山県の文化・産業を学ぶ学習の題材として始まりました。

そして2年目となる今年、収穫した綿花から製品を作り、活動やその成果を外部へ発信できるまでになったことは大きな進歩と言えます。

今回生徒たちがこのプロジェクトを経験するにあたり、伝えるだけではなく返ってくる意見や感想、評価を吸収し、それを取り入れた生産ができるようになることを期待しています。

 

農薬不使用・化学肥料不使用(注1)の綿花栽培につきましては、今後も生徒たちへの高度な学習の機会にすることは素より、地域社会との信頼関係構築や産業発展への貢献、持続可能な環境保全に繋がる活動となるよう進めて参ります。

 

幸田智樹

興陽高等学校 教諭 幸田智樹

 

 

<販売イベント開催について>

プロジェクトが成立し、販売を予定している期日に天災等やむを得ない事情(コロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、延期して開催する予定です。

 

<プロジェクトの資金管理と実施について>

本プロジェクトの資金は、興陽高校より計画指導及び資金管理を依頼した合資会社DigitalBerryが受け取り管理します。プロジェクトとリターンは興陽高校が実施します。

 

<写真の掲載について>

本プロジェクトページに掲載している生徒の写真は、保護者より使用許諾を取得しています。

プロジェクト実行責任者:
教諭 幸田智樹(岡山県立興陽高等学校)
プロジェクト実施完了日:
2025年1月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

綿花は10月頃収穫し種を取り除いて中綿にします。 カバーの製作は9月から開始し11月に完成の予定です。 東京でのクッション販売は、2025年1月31日を予定しています。 ご協力いただいた資金は、クッション販売の収益では賄えない旅費交通費、返礼品の送料、クラウドファンディングの手数料に充てさせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上でのリスクについて
クッションの販売場所は、「とっとりおかやま新橋館」の他、交渉中の場所があります。販売の日程は2025年1月31日頃を予定しています。場所と日程につきましては確定次第お知らせいたします。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、クッションの販売収益で賄います。

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