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マンスリーサポーター総計
白血病の子猫 こたろうくんのお話
みなさん猫白血病というとどんなイメージをお持ちですか?治らない病気、短命、他の猫にうつる、こんなマイナスイメージではありませんか?かつて私自身もそうでした。
たしかに白血病は現在もなお、根本的な治療法がありません。ワクチンをしていても他の猫にうつす可能性もあり、基本的には隔離が必要になります。保護猫として里親募集をしてもなかなか応募はありません。しかし、実際の子猫を見てみるとどうでしょうか。可愛くて人懐っこい、元気いっぱい走り回る、他の子たちと何ら変わりない、愛らしい普通の子猫なのです。
私はこの活動を始めて少したったころ、1匹の白血病の子猫と出会いました。たまたま見ていたSNS上、当会の里親さんに迎えられた2匹目の子猫でした。茶トラの男の子、その愛くるしい写真や動画に一目ぼれし、何てかわいい子だと投稿を楽しみにしていた・・・そのわずか数か月後、風邪がなかなか治らないその子は、実は白血病キャリアであったことが判明しました。検査は陰性だったはずなのに、とてもショックでした。可愛かったその子はその後リンパ腫を発症し、徐々にやせ細り、その痩せた体で懸命に治療をがんばっていました。自分が病気かわからない子猫に注射をしたり、薬を飲ませたり、体調が悪くなるたびに通院したり、根本的な治療が無いと言われる病気との先が見えない闘いはどんなに大変だっただろう、想像することしかできません。当時、落胆する里親さんにかける言葉もありませんでした。
でも、これだけは言えます。その可愛い子猫は誰よりも一生懸命生き、他のどの猫よりもたくさんの愛情をもらって旅立ちました。病気であったとか何の関係もなく一番愛され、またそのご家族に多くの幸せを運んできてくれたのです。そしてきっとこれからもずっと、かけがえのない大切な存在であり続けるのです。
こたろうくんを生涯愛してくださった里親さま、心より感謝申し上げます。 メンバー一同より