プロジェクトの終了報告〜ありがとうございました
クレイシ棚田を自然体験公園として皆さんに来てもらいたい!プロジェクト
【収穫のご報告】
稲刈り・ハザかけから脱穀、そして精米を終えることが出来ました。
皆さまのご支援を受けて、今年のクレイシ棚田ビオトープ公園は大きく進歩することが出来ました。心より感謝を申し上げます。
無事にプロジェクトが終了できたことをホッとしております。が、まだまだ田んぼの秋耕起作業や稲わらを田んぼに撒くなどの作業が残っていますので、現場ではもう少し頑張りたいと思います。
【新米を発送いたしました】
リターンで「棚田で収穫する無農薬の美味しいお米応援コース」をお選びになられた皆様にも精米したクレイシ棚田のお米を昨日、無事発送させて頂きました。
【春から秋までの流れ】
春から秋までの棚田や作業の様子を写真とともにご報告します。
報告させていただく前に、本当はブログやFacebook、YouTubeチャンネルで定期的にたくさん情報発信をしたかったのですが、当初思っていたほど出来ず情報発信がとても少なかったことをお詫び申し上げます。
【4月】
すべての田んぼに水が落ちて行くように水みちの整備をしました。
水門を作り水の高さを調整したり、ところどころに小さなビオトープが作れるように水貯めを作りました。
畔切りと畔ぬり
この作業が、棚田でのお米づくりで最も手のかかる作業です。
【5月】
畔ぬり作業は、慣れてくると意外と楽しいものです。一人でやるより、数人で話しながらやった方が仕事も進み、楽しいので来年はたくさんの人でやりたいと思います。
田植えが始まりました。
稲苗を植えるという作業はなぜか心地よいものです。新しく成長しはじめることのイメージが、気持ちよく感じさせるのかもしれないですね。
それに一年で最も棚田が綺麗に映える時でもあります。
【6月】
田植え後は順調に成長しています。
手押し式の田車除草機を購入し、今年は田ぐるま除草を主流に行いました。
猪の入った痕跡が見受けられるようになって来たので、この頃から電柵を稼動し始めました。この時点では後の被害を想像すらしておらず、今年は確実に獣害を防ぐ気概でいましたが...
【8月】
8月中盤を過ぎた頃から稲穂がつき始めました。少し猪に入られましたが、それでもいい感じで実り始めました。
そんな矢先に猪と鹿による被害がひどくなって来たので、電柵を2段から4段に増やす工事も行いました。
【9月】
電柵を4段にして防獣をしましたが、収穫も近づいた頃に猪に侵入された田んぼが壊滅しました。電柵だけではなく警告音や超音波のでる機器も使用していますが、なかなか防ぎきれずに苦戦をしました。
【10月】
10月〜予定より2週間ほど遅れて稲刈りを始めました。田んぼの水切りがうまく出来なかったため、稲刈機が入れない場所も多く、手刈りも多くしました。
脱穀中にカモシカが出て来て、すぐ近くで草を食うというハプニングも...
完全になめられています。挙句の果てにはざがけした稲穂も食べれました。
【10月下旬】
獣害の被害に苦戦しながらも今年のお米が収穫できました。
公園化に向けた取り組みも棚田の四季を楽しんでいただくためのキャンプ体験やデイキャンプができるスペースの貸出企画や一年を通してお米づくりを体験するプログラムも構想しています。
皆さまの貴重なご支援と応援を頂いて得た、今年のクレイシ棚田のお米づくりを来年に向けてしっかりと繋いでいきたいと考えていますので、引き続きの応援をどうぞ宜しくお願いいたします。
【収支報告】
クラウドファンディングでご支援頂いた資金を始め、棚田運営の収支報告は11月の秋の整備が終了した後にさせて頂きます。
【今後について】
稲刈り後の田んぼは、細かく切った稲藁を撒いて1ヶ月ほどはそのままにします。
今年の秋においては、草刈りをして水みちを今年のうちに整備します。
今年は水切りが上手くできなかった事もあり、一度水門を撤去しました。その水門も秋のうちに整備します。秋耕起を行って来年の準備に入りたいと思います。
来年は、ビオトープ公園として下記の2つのプロジェクトを進めたいと考えています。
1、棚田の雰囲気や景観を体験して頂くためのスペースレンタル
2、棚田でのお米づくりを家族で体験するプログラムの開発と実施
お米づくりの技術としては、下記の3点を重点項目に取り組みます。
1、6月の溝切り作業の実施
2、田車除草のタイミング
3、防獣対策
引き続き次年度に向けて活動を続けて参ります。情報発信もFacebookやYouTubeなども使って(もう少し頑張って)やっていきますので、ご指導ご鞭撻も含めまして引き続きのご応援をお願い申し上げます。ご報告もかねましてプロジェクト終了のご挨拶とさせて頂きます。
ありがとうございました。
特定非営利活動法人青空見聞塾(クレイシ棚田ビオトープ公園保存プロジェクト)