「奇跡の子」ヘレン

 

先日、伊東市内で片目の子を緊急保護しました。助けたのは大工のおじいちゃんでした。

 

 

車が沢山通る道路の真ん中でうずくまっているところ、「危ない」と思わず車を止め、拾い上げたところ、片目が白く飛び出し、痛々しく悲惨な状況に思わず目を背け、のけぞる位の形相だったそうです。それでもこの子ヘレンは暴れるだけの力は残っていました。それから保護、緊急手術で片目の摘出をしました。

 

好意的な獣医さんのお陰で手術は無事終了。保護主さんのお家に連れて帰るとご飯もモリモリ食べて元気一杯。

 

しかし、もう片方の目も白濁し、膜が張ってはっきり見えてない様子です。同じ獣医さんに診てもらい、膜を少し取り除きましたが、全てを取り除くことは出来ず…

 

 

目は不自由ですがとても甘えんぼうです。ビロードのような毛並みで触りごごちはとても良くしなやかな体でとびまわります。時々ぶつかりますが場所がわかれば覚えてぶつからないように歩く賢い子です。

大工のおじいちゃんと、くすのき、ボランティアさん、好意的な獣医さんの協力と連携で一つの命が救われ、いくつもの偶然と奇跡が重なりました。それがヘレンです。

 

次は里親さんと出会う奇跡だね！