岩橋恒太さんからの応援メッセージ＜73/90＞

いつも新着情報を見てくださってありがとうございます！本クラウドファンディングへの応援メッセージを、こちらでご紹介しています。
 

73番目の方は、特定非営利活動法人aktaの理事長、岩橋恒太さんです。特定非営利活動法人aktaは、プライドハウス東京コンソーシアムの「居場所づくり」チームのメンバーでもあります。メッセージ、ありがとうございます！
 

今年ほど、「コミュニティ・アーカイブ」の存在の重要性を感じたことはありませんでした。COVID-19の流行の影響で、私たちaktaの活動が一時期、ほぼストップしてしまうという事態となりました。そんなとき、改めて私たちが立ち返ったのはHIV対策の中で、性的少数者のコミュニティやNPO、個人がどのようにHIVという感染症に向き合ったのかについての歴史でした。しかし、その資料や記録も、多くは体系化されて残されていないのが現状です。書籍化・論文化されたものについては時間が経っていてもある程度入手することができるのですが、コミュニティやNPOがつくったパンフレットなどの資料やミニコミ誌がなかなか手に入らず、とても苦戦しました。また直接の経験をされた方たちも高齢化していて、残念ながら、いつまでもお話をうかがえるわけではありません。すでにアクセスできなくなってしまったものや経験も少なくありませんでした。NPOや個人の営為の記録・記憶のアーカイブ化は、LGBTQコミュニティでの次の課題や次にやってくる人、他の領域などで参照され、活かされます。本プロジェクトに賛同するとともに、ぜひみなさんもご協力・ご支援をお願いいたします。

（特定非営利活動法人akta 理事長　岩橋恒太）