三崎から新たな一歩を踏み出す「マリールゥのパンケーキミックス」

私がかもめ児童合唱団を知ったのは忘れもしない、元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎氏のソロ「あなたもロボットになれる feat. かもめ児童合唱団」でした。

 

坂本慎太郎氏のボーカルでも独特な世界観を醸し出していたけど、このバージョンは無表情な子供の歌声によってディストピア感がさらに高められ、相当に衝撃を受けて当時は毎日聴きまくった記憶があります。

 

 

そしてその後に聞いたのが「インターネットブルース」、これは合唱団のプロデューサーの藤沢宏光さん（我が家の大家さんでもある）の作詞作曲でインターネット時代の可笑しさを歌っていて、これも独特の世界観を醸している。

 

とちょっと斜めから入ってしまったのだけど、各アルバムに収められている曲は往年から現代のカバー曲も含め、名曲揃い。
合唱による独特な感情があまりこもらない子供の声だからこそ、曲の強さ、歌詞の強さがとてもよく表現されている。
 

 

巡り巡って初めて三崎の雑貨屋ハプニングに伺った際に、かもめ児童合唱団のアナログ盤を発見。

ミネさんに「何気にレア盤置いてますね！」と聞くと「うちの隣（本と屯）のミサキプレッソで毎週、練習してますよ！」と、えっ？えっ？三崎？あっ！
っという感じでミサキプレッソへ伺い、藤沢さんとお話しして、意気投合して気がついたら大家さんになっていたという流れでした。

 

ぜひ三崎の海風を感じさせてくれるような、かもめ達の素敵な歌声を聞きながら、三崎の海風をはらんだ「マリールゥのパンケーキミックス」を食べていただけたらなと思います。