こんばんは。代表大類です。

先日はなぜFuture Codeがバングラデシュでの活動が始まったかを紹介させていただきました。

現バングラデシュ支部長 シャキブル・ラーマン、彼からの1通のメールでバングラデシュでのプロジェクト、看護師育成プロジェクト、そして孤児院の巡回診療が始まりました。

 

今回のプロジェクトは、私たちが今までこのように経験してきた中で実現できると考えた、我々としては画期的なプロジェクトです。

それは、医師の招聘に失敗したせいで、破綻しかけた病院を我々の医師看護師チームを投入して再生し、尚且つ日本人のマネージメントの力を使い、経営再建し、現地が自分たちの足で立つことを支援するものです。

 

 

もちろんこのプロジェクトを進める中で色々とご質問をいただくこともあります。

 

なぜ今バングラデシュなのか。

 

活動する中では様々な事が起こり、今年7月の首都ダッカでのテロもその一つでした。

 

なぜそんな中で今、バングラデシュなのか。

そこには我々の思いも理由ももちろんあります。

 

テロという暴力は恐ろしいものですが、しかしながら、これは宗教戦争ではなく、そもそもイスラームの人々は多くは寛容で平和を望む善良な人々であることです。これはイスラームという宗教の問題ととらえるべきではないことです。
過激派の思想はそもそものイスラームの寛容の概念から大きく外れていますし、暴力に訴えることを良しとする国や宗教は存在しないものです。


そしてそもそもプロジェクトが進むことで恩恵を受けるであろう人々、またはプロジェクトが中止されることで被害を受ける人々は、まったくと言い切れるほどテロとは関係がないのです。

我々もバングラデシュで看護師育成や孤児院診療などの活動をしてきましたが、その中でベンガル人の多くはとても人の好い、そして機会さえあれば、自分たちを前に進める努力ができる人たちだと感じてきました。共に活動することで生まれる一体感を我々のスタッフは皆、感じてきたのです。

 

 

この事件を受けて、日本の国際協力は、残念ながら少なくともバングラデシュへの国際協力は衰退する部分は大きいとも思います。
しかし、日本を代表してバングラデシュへの貢献を行ってきた犠牲者らの意志を誇りに思い、日本人として出来ることを続けていくこともまた道ではないだろうか。そんな風にも思うのです。


彼らの意志を思えば、我々はこのような暴力に屈するわけにはいかない。

 

そして今の世界は、経済や食料問題だけとってみても、一つの国に閉じこもり、自分たちだけで生きていくことはできません。
一見遠い国の問題に見えても、すべては相互作用しています。

そして途上国の現実に触れる機会を捕らえ、人が人を助けながら、助け合っていくような仕事、つまり国際協力にやりがいを感じ、生きていく人間がいることは、'危険な国にわざわざ無意味なことをしに行く異常な人間'ではなく、'とても人間らしい人間'だと思うのです。
 

文化や宗教が混じり合う中で助け合っていく姿こそ、現代の平和を見出すことができる。

 

そしてどんな状況の中でも、続けていくことを止めないこと。それが一つの日本とバングラデシュの信頼の形でもある。

 



そう私は信じて、バングラデシュでの活動を続けていきたいと思うのです。

 

今回のこのプロジェクトがスタートし、バングラデシュの人々が自分たちの足で立ち上がり、彼ら自身が彼らの手で、現状を少しでも良くしていける現実を創るために、どうかみなさまのご協力をお願い致します。

 

 

新着情報一覧へ