被災地を支援するということ

クラウドファンディングも残すところ１時間余りとなりました。

苦しかったような、でも終わりが寂しいような・・たくさんの応援に改めて感謝申し上げます。

 

被災地への支援活動では、自分が助けに行きたいから行く、というのではなく、

被災地ではどのような助けが必要かきちんと把握し、

被災県と連携協働することが大事。

また、地元で活動するボランティア団体とのネットワークも大切です。

 

今回の石川県訪問では、地元の複数のボランティア団体のみなさんとの交流を深めることができました。行政と連携協働して、動物と暮らす被災者への相談対応、被災動物の保護・譲渡等の活動を頑張っていらっしゃいます。みなさん大変明るくて元気！でも、みなさんも被災県の方なのです。元旦の地震のときは津波警報が発令されて、高台に避難したとおっしゃっていました。

地元のみなさんからお話をうかがって、東京を中心としたメディアでは十分に伝えられていない被災地の人と動物の現実が見えてきました。

 

 

 

まもなくクラウドファンディングが終了しますが、なにより私たちが嬉しいので今日の猫たちの様子をお伝えさせてください！

 

グラちゃん

１０月１０日にいしかわ動物愛護センターから引き受けて東京に連れて帰り、連携する赤坂動物病院（港区）でメディカルチェックを受けていたシャムミックスのグラちゃん（男の子・推定１歳半くらい）が今日、私たちの運営する「東京シェルター・シェアリング神田神保町」に入所しました。

 

グラちゃんは、被災地を放浪していたところを３月１７日にセンターで収容、５月からは職員（獣医師）さんが自宅で預かり馴化を試みましたが、人馴れがなかなか進まず、私たちが社会化を引き受けたのでした。健康状態は良好です。

 

 

 

ラッキーちゃん

６月１９日にいしかわ動物愛護センターから引き受けたラッキーちゃんは、動物病院を退院後、シェルターに入所してケージで過ごしていましたが、本日ついにお部屋デビュー！ 環境にも人にも猫にも馴れて、シャーの威嚇もパンチもありません。のびのび過ごせて、ご機嫌な様子です。

 

 

 

さて、いよいよ２３時にクラウドファンディングは終了します。

けれども、私たちの活動が終わることはありません。

みなさま、これからも私たちの活動と能登半島の被災猫たちのことを見守っていてください！

どうぞよろしくお願いします！

 

香取章子　古川尚美