慰霊碑建立に寄せて（代表実行者　入江裕二郎）

 

 

 

こんにちは。

芳川とともに代表実行者をしている入江と申します。

 

 

三川坑の炭じん爆発が起きたのは、私が中学１年の時でした。

 

あの日、卓球部の練習中、突然”ドン”という大きな音とともに、体育館が揺れました。慌てて外に飛び出すと、西の空に大きな白い煙が雲のように立ち昇っているのが見えました。

その時は何が起こったのか分かりませんでしたが、先生方が「三川坑で大きな事故が起きたらしい」と教えてくださいました。

 

私には三池炭鉱で働く家族はいませんでしたが、校区内に炭鉱社宅が多かったこともあり、父親やお兄さんが三川坑で働く友人がたくさんおりました。

その友人たちが、事故のあとしばらく学校に来なくなり

「大変なことが起きたのだ」と感じたことを覚えています。

 

この時の記憶は私の中で薄れることはなく、「いつか三川坑で亡くなった方たちをしっかりと弔いたい」という気持ちを持ち続けていました。

そして今回、様々な状況が整い、ようやく慰霊碑の建立に向けて動き出すことができました。

 

この事業を成功させるため、ぜひ皆さまのご支援を頂ければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。