ご遺族の話を伺いました

3月1日

「クラウドファンディングの記事を見てきました」と三川坑に来てくださった古賀さんご夫婦。

 

お父様が炭じん爆発事故で亡くなられたそうで、クラウドファンディングの新聞記事を見て、三川坑に話を聞きに来てくださったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事故当時お父様は27歳、お母様は24歳。古賀さんは、まだ生後3か月だったそうです。

事故後、お母様は荒尾のアソニット工場（三井鉱山が遺族対策として荒尾市に作り、未亡人となった方々に就職先として斡旋した工場）に勤めていらっしゃったとのこと。

 

18歳で上京し、大牟田に戻ることもあまりなく

三川坑には一度も行ったことがなかったという古賀さん。

最近になって、改めて自分のルーツを見つめなおすようになり

80歳になるお母様と、初めて三川坑を訪問し

ガイドから当時の話を聞かれたそうです。

「炭鉱に夫を殺された」というお母様の気持ちも…。

 

古賀さんは

「今、炭じん爆発で亡くなった方は「458名」という言葉で一括りになっています。

名前の残らない方々の努力で今の日本の姿があり、自分たちもその恩恵を受けていると思う。

慰霊碑に、ひとりひとりの名前を刻んでもらうことで、その方たちが報われるのだと思います。」

と話されていました。

 

プロジェクトが成功すれば、11月9日の除幕式には参加したいとのこと。

慰霊碑が建立できるよう、頑張ってまいります！