【プロジェクト終了報告】海の見えるワイナリーが完成しました!
南三陸ワイナリーの佐々木です。
前回のご報告から大分時間が経ってしまいましたが、2020年10月7日に「海の見えるワイナリー」を南三陸町にオープンすることができました。
また、オープンには間に合わなかった「海を眺めるテラス棟」も昨日の10月28日に無事完成しました。
多くの皆様からご支援をいただき、ようやく南三陸町にワイナリーを開設することができました。本当にありがとうございました。
【昨日完成したテラス棟】
【醸造棟】
ワイナリーの醸造棟は9月中に完成し、10月6日には果実酒製造免許も交付され、早速10月6日の午後より今年度のワインの仕込みを南三陸でスタートしています。
【南三陸でのワインの初仕込み】
記念すべき最初の仕込みは、南三陸町入谷の自社畑で収穫したシャルドネでした。
【ショップ棟】
また10月に入ってショップ棟も完成し、10月5日には町長はじめお世話になった町の方々に沢山お集まりいただき、テープカット後、内覧会を開催しました。
ショップ棟の前の1階テラス席、そして2階建てのテラス棟も完成し、目の前には志津川漁港の海がきれいに見えます。
【ショップ棟前のテラス席から眺める夕焼け】
【2階建てのテラス棟から見下ろした志津川漁港】
10月7日にワイナリーがオープンし、その週末の10月10日の土曜日に早速オープニングイベントの海中熟成ワイン会を開催しました。
お世話になっている牡蠣漁師や農家の方にも参加いただき、町内外の方々が南三陸産の食材を使った料理とワインを囲んで楽しそうに会話している光景を見て、このワイナリーを拠点に、このようなつながりをもっともっと増やしていきたい、と改めて感じたとともに、ようやくそのスタート地点に立つことができたことへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。
【海中熟成ワイン会に参加した皆さんと一緒に記念撮影】
【資金の使い道】
今回皆さまからご支援頂いた資金は、当初予定していました海の見える2階建てのテラス棟の建設に加え、ショップ棟内やテラス棟に置いている南三陸杉のテーブルや展示棚の制作、ペレットストーブの購入・設置のために使用させて頂きました。
南三陸町では、バイオマス産業都市構想の一環として木質ペレットを生産し、ボイラーやストーブ用に供給して熱利用していく取り組みをスタートさせています。
ワイナリーでもその取り組みを伝えるとともに、冬場はもちろんそのペレットストーブでショップ棟を温めてもらいます。
【リターンの発送状況について】
リターンの送付が遅くなっており申し訳ございませんが、本日10月29日より順次発送を開始しました。10月末までには発送を完了する予定ですが、一部の支援者の方々には11月初旬のお届けとなる場合もございますので、よろしくお願いいたします。
また、2021年4月発送予定の海中熟成ワインコースの皆様には、現在沈めているワインを引き上げ次第発送予定となりますので、もう暫くお待ちください。
体験コースの皆様にはイベントご体験時に、すでに体験コースでイベントにご参加いただいた皆様やその他のコースにてご支援いただきました皆様には、郵送にてサンクスレターと完成報告書をお渡しする予定です。
【今後について】
震災後、もうすぐ10年が経とうとしていますが、南三陸の人口減少は止まらず、町の中心部にはまだまだ賑わいは戻っていません。
それでも南三陸にはこだわりの生産者や新しいことを始めようとする仲間やそれを応援する町の方々が沢山います。そして何より海と山が近く自然がいっぱいで、おいしい食材がたくさんあります。
南三陸の食、人、自然とのつながりを大切にし、このワイナリーが南三陸の新たな味わいと賑わいを生み出す拠点となるよう、まずはこの南三陸の土地で、美味しいワインをしっかり造っていきたいと思っています。
出来たばかりのワイナリーで仕込みを開始したワインは、早いものは11月の後半より発売を開始する予定です。牡蠣の水揚げも始まり、寒鱈やホタテのシーズンも始まります。
完成したワイナリーにお越しいただき、南三陸の旬の美味しい食材を南三陸産のワインとともにぜひ召し上がっていただきたいと思っています。
この度はご支援いただき本当にありがとうございました。 そして今後ともよろしくお願いいたします。
2020年10月29日
南三陸ワイナリー株式会社
代表取締役 佐々木 道彦