ご支援ありがとうございました!(プロジェクト終了報告)
「みんなで手を取り合って、社会全体でこどもを育てていきたい」
そんなフローレンスの強い思いに共感してくださった多くの方が、このプロジェクトを支援し活動を支えてくれました。ご支援くださった皆さんに改めて感謝をお伝えするとともに、最終活動報告をお届けします。
困りごとを抱えた子育て家庭に必要な支援を届ける、フローレンスの取り組み
|
フローレンスがひとり親家庭支援のひとつとして2008年から取り組んでいる、訪問型病児保育を低価格で提供する「寄付によるひとり親支援プラン」の利用者さんから最近届いた声です。核家族化が進む現代では、身近に頼れる親族もなく、孤立してしまう家庭が少なくありません。
フローレンスは、応援してくださる皆さんのご寄付を原資に、ひとり親家庭や経済的に困窮し孤立しがちなご家庭に寄り添う支援を2023年も継続することができました。
例えば、2023年10月には、全国の子育て家庭に食支援を届ける 「こどもフードアライアンス」の第3回配送を実施し、食品メーカーおよび日用品卸の34社協賛のもと約2.5万世帯に食品約23.7万食、日用品約2.4万個、合計26.1万点の物品を届けました。
また、2023年12月には、フローレンスの「寄付によるひとり親支援プラン」の利用者さんを対象に、寄付企業の皆さんの協力を得て「こども宅食ひだまり便 クリスマス配送」を実施。お届けしたご家庭からは、喜びの声が届いています。
|
医療的ケア児とその家族が、行きたい場所に、あたりまえに行ける社会へ
経済的な困難を抱えるご家庭だけではなく、障害児・医療的ケア児や、その家族にも継続して支援を届けることができています。
8月にはフローレンスの支社のある仙台市で医療的ケア児家庭を包括的に支援する 「#医ケア児もいっしょに まざらいんキャンペーン」をスタート。医ケア児とその家族が、行きたい場所に、あたりまえに行ける社会への第一歩として、「医ケア児おやこ映画会」を8月に2回開催しました。
「医ケア児おやこ映画会」に参加した親子からは、「普段こどもを連れていくにはハードルの高い映画館に連れて行けて嬉しかったです。」「吸引器の音等も気にせず使用できて楽しめました。」「(医療的ケア児の)妹が、目を開いて集中して見ていました」といった感想が寄せられました。
すべてのこどもたちに、かけがえのない思い出を届けたい
2023年7月には、経済的に困難な状況にあるなどして、家族旅行や映画鑑賞、スポーツ観戦といった「体験」を後回しにせざるを得ないご家庭に対して、「体験」を届けるプロジェクトを実施しました。複数の企業さんからの賛同と全国からのご寄付を原資に、2ヶ月半で全国約3,000世帯のひとり親家庭や経済的に厳しい子育て家庭にさまざまな体験を届けました。
▼ご家庭からの声
|
孤育て家庭を社会で支える。「無園児家庭」に『みんなの保育園』を!
|
フローレンスが運営する一時保育室を利用している皆さんに、保育園に入園できなかった経緯やその後の育児の様子について伺った際に寄せられた声です。
フローレンスは、保育園にも幼稚園にも通っていない“無園児”(未就園児)が孤立するリスクをなくすため、親の就労の有無などによって定められる“保育の必要性”認定がなくても、希望するすべての親子が保育園を利用できる「みんなの保育園構想」を政府に提言してきました。
この提言の後押しもあり、「こども誰でも通園制度」が「骨太の方針2023」に盛り込まれ、2023年6月に制度化に先駆けてモデル事業が全国31自治体で開始され、中野区と仙台市ではこの実施事業者としてフローレンスが採択されています。
フローレンスを応援してくださる皆さんとともに、すべてのこどもたちが希望を持てる未来へ
2023年はコロナが収束に向かい、数年ぶりにかつての日常が戻ってきた1年となりました。その一方で、世界各地で争いが起き、日本国内でも停滞する経済と物価高騰の影響がますます深刻になり、日々の暮らしに暗い影を落とし続けていました。
このような時代にあっても、フローレンスが活動を継続し、さらに新たなプロジェクトを始動させることができたのは、こどもたちの未来のためにフローレンスとともに歩んでくださる皆さんの応援やご支援があったからこそです。
これからもフローレンスは「こどもたちのために、日本を変える」をスローガンに、活動に邁進してまいります。すべてのこどもたちが希望を持てる未来の実現に向けて、引き続きフローレンスのご支援・応援をよろしくお願いします。