メッセージリレー第10回目は、いつも朗らか、思慮深く、人が地球で生きていく上で大切なことをそっと気がつかせてくださる存在、ヤスさんこと竹本泰広さんです。みらいのこども舎では、木工や創作の先生をしてくださいます。

 

誰にでも分け隔てなく接するヤスさんの生き様に触れることが、何よりの学びの気がします。

 

ご一読ください。

------------------------------------------------------------------------------------------------------

「なんでも屋さん」の日々

向島で「なんでも屋」をしている竹本泰広です。仕事は色々。大工仕事、農作業、お家の解体や、そこで出た廃材を使って、リサイクル家具や小屋を作り、リフォームや木工教室に活かしたり、電気や水を使わない「コンポストトイレ」作りワークショップの巡業や自家焙煎のコーヒー屋さん、時々旅、今年はドキュメンタリー映画や書籍の製作にも挑戦&冒険の日々を送っています。春からはここに「みらいのこども舎」の木工・創作講師という仕事が新しく加わる予定の“通称ヤスくん”です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

みらいのこども舎の“ココ”に共感している

「みらいのこども舎」メンバーとは、母体として結成された「むかいしまseeds」が運営する子育て支援センターの新しい掲示板を「廃材で面白く作ってほしい」と依頼されたのをきっかけに、木工教室やお手伝いを通じて関わるようになりました。いよいよ春から開園となる「みらいのこども舎」への共感ポイントを少し紹介させてください。「向島の自然フィールドを活かし、のびのび自由に育てられる保育施設をつくる…これは僕たちの住む広島県尾道周辺の多くのお母さんたち(お父さんたちも)の心の中で、ずーっと求めていた「夢」でした。

 

子育てや毎日の生活が忙しいのはみんな同じだけれども、その夢を実現するための行動へ!未来のために立ち上がったお母さん3人が中心となり、向島の新しい夢の1ページ目をめくってくれました。 個人的には、男性が威張らず女性が元気なコミュニティは強く、全体がうまく回る!と思っているので、女性たちが中心となって切り拓く輝かしい世界観にワクワク胸をトキメかせています。

 

こども舎のもうひとつのキーワードに「こどもを真ん中にまちづくり」という言葉があります。 昔から日本でも、盆踊りや焚火を囲んで輪になり「真ん中」を空けて、「今」を共有し、「未来」を見つめるような「場」が大切にされていたように思います。 今も、大人同士の重い雰囲気の中に子どもがいると、その場が和み、みんなが笑顔になる瞬間があります。 子どもには、枝分かれしたものにも「根っこ」を感じさせてくれるような不思議な力があり、今も昔も、「今日」と「明日」を繋げてくれる存在であるような気がしています。 こどもを真ん中に置く「場」が新しくできることで、地域の人、多種多様な分野の人、旅人、ここに集まる様々な人たちが、向島の自然の中で横に繋がり、「今」を感じ「未来」見つめるきっかけになっていくんだと思います。

 

 

「手」の経験に勝るものはない

僕は基本的に年中、素手・サンダル素足で色んなところへ出かけ、作業をします。 時に危険なこともあるのでお薦めはしませんが、リスクを認識しながら自分の「手」を通して経た経験は、しっかりと自分の身体の中に刻み込まれ、この感覚は何物にも代えがたいものだと実感しています。「手」は作ることも、壊すことも、傷つけたり、癒したり治すことも、繋ぐことも、合わせて大きな力に変えることもできる、人間が持つ、心のエネルギーを外の世界へと繋げ変化をもたらす魔法。 今はコンピューターで最短ルートを知る方法はいくらでもありますが、頭の中でわかっただけではないリアルな「手」の経験、直接色んな環境や人や物に触れ、時に出来ないことや失敗・怪我に出逢ったりケンカをしても、改善や治癒の過程を見つめながら知る経験の中で、よりゴールへの向かい方をたくさん知ることができる。 その上で、最短ルートを行くのか?違う景色を見ながらゆっくり別の道から行くのか? 状況の中で自由に選択しながら進むための強みとして「手」の経験に勝るものはないと感じています。僕自身、まだまだ自分の「手」で試行錯誤しながら、「冒険」と「挑戦」を胸に抱き、自分にとって心に響き煌めく宝探しの旅の途中です。

 

 

子どもの想像力にはいつも驚かされます。 家でも毎日娘たちが繰り出す予測不能の発想電球がいつもパッパッと閃いては大忙し。 たとえば、お風呂場で歯磨きをしよう!と歯ブラシを渡しても、タイル掃除を始めたり、なぜか床屋さんになって歯ブラシがハサミに変身、僕の髪の毛をチョキチョキ… それぞれアートのような謎の宝を抱え、その光を大いに放つ瞬間を、子どもはいつもどこかで隠し持っているのだと思っています。 大人にとって一見無意味に思える発想の欠片たちが、いつか僕たちが考えつきもしない未来への兆しを照らし出す明かりになるかもしれないと言い聞かせ、脳の柔軟体操をさせてもらってます。

 

 

今、世界も地球も大きく動いています。 これからの子どもたちは、この時代の変化に耐え、乗り切って行くことになるんだと思います。 大きな変化の中では、お金や学歴の価値が今の地位のままあるとは限りません。 この身ひとつで環境を良く変えてゆける術(すべ)、自ら考え出し創り出す力、それを行動に移すだけの勇気。 何が起こってもカスリ傷、自信を持って楽しみながら進むために、自分の「手」が体験した経験は何よりの財産になってくると思います。 「みらいのこども舎」では、それぞれの「手」を使って、大いに遊びながら自分が本当に作りたいものを作り出す試み、新しい才能の発見、お互い学び合う「場」が共有できればと思っています。

 

 

新しい「冒険」と「挑戦」の旅へ!

最後に、このクラウドファンディングをきっかけに、関心を持たれた方が、子どもたちの未来へのメッセージのように、この活動と「繋がり」を持って関わっていただき、新しい化学反応が生まれることを期待しています。 お金を出せないけどアイデアは出せる、ボランティアならできる、子どもたちにミラクルな体験や物資を提供できるなどなど、まだ見ぬ価値や体験たちとどんどん繋がってゆけたら素晴らしいです。 子どもも大人も一緒になって、新しい「冒険」と「挑戦」の旅に出発できることを今からとてもとても楽しみにしています!!

 

 

新着情報一覧へ