本当にありがとうございました!
●みなさまへの御礼
おひさま組リーダー 青山路巳より
春から始まったみらいのこども舎。大きなケガや事故もなく半年が過ぎました。皆さまのご支援のおかげで素晴らしい設計・空間デザインと大工さんの腕によりグリーンハウスフィールド(以下GHF)が出来ました。ありがとうございます。
こども達は予想以上にGHFを受け入れ、この自然いっぱいの環境に順応しながら身体いっぱい使って様々な活動をじっくりと楽しんでいます。3歳児から5歳児のおひさま組みで過ごす子ども達は、お互いに刺激を受けながらたくましく成長しています。時には、わかば組(親子参加)と交流したり、地域の先生(個性や才能溢れる大人たち)と触れ合いながら。それはまさに“こどもの時間”なのでは、と思います。
暑かったり、蚊が多かったり、水が豊富になかったりと半野外なので大変なことは確かにあります。しかし、全てが大切な体験です。図鑑や虫網、虫かごを抱えながら草の中を走るこども達の姿がいつも眩しかったり、見つけた花や実をくれる子がいたり、海にお散歩に行くと気付けば服のまま泳いでいたり、お料理の包丁使いもメキメキと上達したり、かまどの火を絶やさないように協力し合う後ろ姿など、一瞬一瞬の子ども達が、なんとも言えず可愛いらしいのです。こんな姿や笑顔を見せてもらえ、こんな時間を一緒に味わうことができることは、とても幸せに思います。
わらべ歌を口ずさみ、トンカチを振る。林に探検に行きイタチの穴を見つける。英語を聞いたり、真似したり、絵本の世界に入りこむ。おもちゃはキッチンと、ままごと、他にはイスだけですが、有るものでどんな基地もお城もタワーも作りあげる...こどもたちの想像力や楽しむ力は無限です。
温暖な気候のこの楽園の様な瀬戸内の向島にある“みらいのこども舎”は、こどもにとっても大人にとっても居心地の良い風が吹く最高の居場所に育っています。ここで過ごす時間がこども達のみらいに繋がっていくことは間違いないと実感しています。これからも応援し、興味を持って頂き、見守って頂けたらと思います!よろしくお願い致します。
わかば組リーダー 上土井和歌子より
みらいのこども舎の活動がスタートして、半年が経ちました。一年前の今頃は、どこに、どんな園舎で島の学び舎がスタートするんだろうとワクワクしていました。そして、話し合いが進む中で今年2月、クラウドファンディングがスタートしました。私達の想いに共感、応援してくださる方たちがこんなにも沢山いるのだと心震えました。
クラウドファンディングで集まった支援のおかげで、こんなにも素敵で楽しい活動ができています。4月、5月の頃には少し緊張したり、様子を伺いながら遊ぶこどもたちも、今ではすっかりお友達と関わりながら遊んだり、思いっきり体を使って遊んで、毎回とびっきりの笑顔を見せてくれています。保護者の方も最初の頃は、自然の中で危ない事を見守るってどんな感じ?と心配そうに見守るお母さんも多かったように思います。でも、今ではフィールド内でのこども達の遊び方にだんだん慣れてきて、他のお子さんまでも見守る余裕も出てこられています。
また、お母さん方からは、
“こどもが虫嫌いだったのに虫にどんどん興味を持ち始めた”
“屋外で裸足になるのを嫌がっていたのに、裸足のきもちよさに目覚めた”“
“室内遊びが好きだったが、外遊びも好きになった”
“どんどん野生児になっていく”
“料理に興味を持ち始めたので、家でもやってみたい”
などの声をいただいています。
挙げたらキリがないのですが、とにかくお母さん方もこどもたちの変化、成長をこの半年でとても感じておられるようです。その成長と共に、一緒に活動するこどもたち同士が関わりながら活動している姿はなんとも微笑ましい限りです。お母さん方も子育てに関することなど情報交換ができているようで、わかば組が当初思い描いていた居場所に育ちつつあると感じています。
今日に至るまでにたくさんの方々にご協力ご理解頂きました。そして、クラウドファンディングで応援、ご支援頂いたおかげで素敵な環境が整い、こどもたちや保護者の方達と毎週活動する事が出来ています。本当にありがとうございます。私自身も半年を振り返り、みらいのこども舎で活動できていること、この環境に感謝の思いでいっぱいです。今後もみらいのこども舎の活動が安全で楽しく、より深い学びとなっていくよう精進していきます。これからもどうぞよろしくお願い致します。
●半年間の活動報告
クラウドファンディングをスタートしてから終了するまでの期間、活動に伴う安全面や危機管理の確認、運営体制の見直しなどを行なってまいりました。
そして、活動の理念に立ち返ると共に、子ども達の大切な命を預かるということともきちんと向き合い直し、2019年4月からの活動を整理しました。毎回の活動を振り返り、次に活かしていくというサイクルをきちんと回していくため、当初の予定である週5日ペースから週1日の活動に切り替え、現在はトライアル期間として運営しております。
2019年9月現在、おひさま組10名のこども達、わかば組10組の親子で活動しています。
毎週の活動日は、“散歩の日”“手しごとの日”“料理の日”“木工、創作の日”“わらべ歌の日”など、おひさま組リーダーのロミさんや地域の大人達を先生に招き、週替わりでプログラムを行なっています。スタートしたばかりの4月時点に比べて、それぞれの関係が構築されてきました。おひさま組に関しては、火〜金曜は他の幼稚園や保育園に通い、月曜日のみ、みらいのこども舎に来る子が多く、普段とは違う環境、友だちと遊ぶ時間を楽しみにしていると聞いています。
色々な大人との関わり、
普段の活動について、この半年間のトピックをご紹介しておりますので、宜しければコチラをご覧ください→上半期、こんな活動をしました!!
●収支報告
クラウドファンディングでご支援頂いた資金の使用用途を概算にてご報告させて頂きます。
【当初の予算】
ビニールハウス(中古再利用+一部新品のハイブリッド仕様):60万円
日よけ:10万円
ウッドデッキ:20万円
コンポストトイレと囲い:10万円
雨水再利用の仕組み:10万円
物置き小屋の改修:5万円
整地:10万円
クラウドファンディング手数料:27.5万円
合計:152.5万
【ご支援頂いた金額】
174.9万円
【グリーンハウスフィールドの整備に掛かった金額(概算)】
合計:174.9万
以下、内訳です。
▼ビニールハウス(中古再利用+一部新品のハイブリッド仕様)+日よけ:50万円
▼ウッドデッキ+ビニールハウス扉:67万円
▼コンポストトイレ:7万円
▼雨水再利用の仕組み:実施見送り
▼物置き小屋の改修+コンポストトイレの囲い:10万円
▼整地:10万円
▼クラウドファンディング手数料:27.5万円
▼その他 / 維持管理用備品購入費用(草刈り用品、ロープ、ウッドデッキ木材保護剤塗布):3.4万円
●リターン発送状況報告
リターンの発送状況についてご報告させて頂きます。
▼ステッカー、こどもたちからの絵手紙、手ぬぐいは6月にご送付させて頂きました。
▼グリーンハウスフィールドに掲示するネームボード
現在作成中で、10月末には完成予定です。写真の奥に立てかけられている板にデザインをして、お名前を記入させて頂きます。
▼WS参加券(リンク先より各WSの報告ページへ飛べます)
5月「ビーワックスラップ作り」WS ※参加者0のため開催されず。
これまで、半年に渡って5回のワークショップを企画し、4回開催しました。
まだ、ご参加頂けていない方のため、今後開催されるWSに付きましても、クラウドファンディング支援者の方はリターンを利用してご参加頂けることにします。是非、いつか向島のグリーンハウスフィールドに足をお運び頂けると嬉しいです!
▼報告書の発送
現在活動期間が半年のため、2020年3月末までの活動を踏まえて完成させます。完成次第、ご送付させていただきます。
●今後の活動について
子ども達の個性や興味関心と、本気で向き合える大人であるために、講師、保育者、事務スタッフ全員が、それぞれ自分の枠にとらわれず、様々な人と関わりながら、研鑽を積んでいきたいと考えています。そして、現在通わせてくださっている親御さんと一緒に、この場を育てていきたいと考えています。
来年度、2020年春から週3日の活動がスタートします(おひさま組のみ、わかば組は週1日)。詳細はコチラ→2020年春から予定している活動内容について
そして、みらいのこども舎の活動を知ってみたい、体験してみたいという方のために、オープンスクール(見学会)や1日体験を実施しています!実際の活動風景を見て頂きながら、ご説明や気になる点のご質問などをお受けさせて頂けたらと思います。
いずれも事前予約制になりますので、日程をご確認の上、お申し込み・お問い合わせください。
【次回オープンスクール】
第2回 10月15日(火)10:00 - 11:00
・お申し込み、お問い合わせ
メール: mirainokodomosha@gmail.com(運営部事務局:高野)
応援、見守ってくださっている全ての方に感謝です。本当にありがとうございました!そして、今後ともどうぞよろしくお願い致します!
text by. 企画・広報 高野香澄