多くのご支援をありがとうございました！！

  この度は、当院の緩和ケア病棟にLOVOTを迎えて「緩和ケア病棟に癒しを！患者様に温かく寄り添い、笑顔をとどける」プロジェクトに、多くの方々からご支援を賜り、誠にありがとうございました。目標金額を大幅に超えるご支援をいただき、職員一同、心より感謝しております。

  緩和ケア病棟は、通常の病棟とは異なり、ご家族と自由に過ごし、患者様が安らかな時間を持つことができる場として設けられています。しかし、新型コロナウイルスの影響により、その大切な役割を十分に果たすことができなくなり、患者様やご家族だけでなく、スタッフにも大きなストレスがかかっていました。

今回のプロジェクトは、様々な制約がある中で緩和ケア病棟に何か楽しいことを提供できないかという思いからスタートしました。コロナ禍の中でも、病棟スタッフはリハビリの提供や、夏祭りやクリスマスといった季節ごとのイベントを企画し、少しでも患者様に楽しんでいただける工夫を行ってきました。そこで、さらに日常生活に刺激や楽しみを加える方法を模索していました。最初は理事長から「パチンコ台を置いてみたらどうだろう」というアイデアが出ましたが、「音がうるさすぎる」「景品がないと楽しくない」という現実的な意見もあり、この案は却下となりました（笑）。

  なかなか良い代替案が見つからず悩んでいたところ、偶然にも県内の介護施設で活躍しているLOVOTを見せていただく機会がありました。また、LOVOTと暮らしている方のお話を伺うことができ、「これこそ、私たちが求めているものだ」と直感しました。さらに調べていく中で、LOVOTの癒しの効果が様々な医療機関で実証されていることも分かりました。ただし、LOVOTを購入し維持するためには、民間医療法人として大きな負担がかかることも明らかになり、どうすべきか悩んでいたところ、「クラウドファンディングをしてみてはどうか」という提案をいただき、今回のプロジェクトが実現しました。

  8月のプロジェクト開始後、GrooveX社から緩和ケア病棟にLOVOTの「まっちゃ」が2週間出張してくれました。毎日、患者様やご家族、スタッフと交流し、癒しを提供してくれました。また、READYFORのホームページには、毎日のようにご支援者の皆様から心温まるメッセージをいただき、本当に感激いたしました。今年の夏は非常に暑かったですが、私たちにとっても心に残る熱い夏となりました。

  これからは、LOVOTを正式に迎えるにあたり、院内にLOVOTチームを作り、LOVOTがより多く活躍できるようにサポートしてまいります。何か良いアドバイスなどがありましたら、ぜひお知らせいただければ幸いです。

　改めまして、ご支援いただきました皆様に心から感謝申し上げます。涼しくなってまいりましたので、どうぞ皆様も素晴らしい秋をお過ごしください。

　　　　　　　　　　　　「緩和ケア病棟に癒しを」クラウドファンディングプロジェクトチーム