看護学生としてカンボジアで子どもの健康意識の向上を手伝いたい

 

こんにちは。1年の武原です

 

NACEFの活動って？？というのはみなさんご存知だと思いますので、今回私はNACEFで1年間活動して経験した事・感じた事をお話しさせていただきます！

 

NACEFの活動は、一年を通して３つの期間に分けられます。

その3つの期間とは…

 

渡航前・渡航中・渡航後　　です！！

 

ざっくりな分け方だなぁ…と思われてしまうかもしれませんが、どの期間も活動するときの思いが違う、と活動をしていて感じたのでこのような分け方をさせて頂きました。

最後まで読んでいただけたら光栄です！！

 

 

[渡航前]

 

　渡航前は「カンボジアの子どもたちのために、現地での活動を成功させるぞ！！」という思いが強い活動でした。

 

　私は1年目のNACEFの活動だったため、初めてのことが多く、先輩方についていくという形が多かったのですが、先輩方がカンボジアの子どもたちのために活動する姿はとても生き生きしていて、「どのようにすれば子どもたちが興味を持ってくれるだろうか？」「子どもたちの生活環境に合う衛生教育はなんだろう？（カンボジアは水が貴重な資源のため、水を少なく使っての歯磨きの仕方のような、生活環境に合った衛生教育など）」と、沢山の思いを持ちながら懸命に取り組む姿は、とても輝かしい姿でした。その姿と先輩方のカンボジアでの活動の話を聞きながら、自分も「子どもたちのために！！」という思いが高まっていきました。

 

 

[渡航中]

 

　渡航中は「短い期間で今まで用意してきたことをしっかりとやり遂げたい！！」という思いが強かったです。

 

　2週間という期間は長いようでとても短い期間だと感じました。1日1日のスケジュールは予定がぎっしりと詰まっていました。そのため、限られた時間で用意してきたことをこなすことはとても大変でした。現地で活動していれば失敗や上手くいかなかったこともありましたし、辛い時も個人的にありました。でも、子どもたちと関わる時「子どもたちのために用意してきたことをしっかりと成し遂げないと！」と感じさせられることがあり、最後まで気持ちを途切れることなく活動を続けることができました。

 

　孤児院、小学校２校に訪れたのですが、子どもたちがみんな温かく私たちを向かい入れてくれたことが１番の嬉しさと心の励みになりました。子どもたちと合う前、仲良く出来るか不安がありましたが、子どもたちが笑顔でハグをして挨拶をしてくれたことで、不安と緊張は一気に吹き飛びました！！とても嬉しかったです。

 

　また、私はカンボジアの子どもたちのキラキラとした目にとても心打たれました。キラキラした目で私たちの衛生教育の話を聞いている姿を見て、とても嬉しかったです。また、私たちが企画した遊び（習字やシャボン玉遊びや折り紙など）に目を輝かしながら楽しんでくれる姿は私にとって宝物と言っていいほど大切な思い出で、私も一緒の気持ちを共有できた素敵な時間でした。

 

 

[渡航後]

 

　渡航後は「今年の現地での活動結果をどのように多くの人に伝えるか」という気持ちを持ちながら活動していきました。

 

　渡航したことによって、自身で自信を持てるようになったことが１つあります。それは、NACEFの活動の際に自信をもって発言できるようになったことです。渡航前は先輩方の話を聞くことだけしか出来なかった私でしたが、渡航して子どもたちの現状を見た私は自分が感じた思い、考え、意見を活動時に出さなければ意味がない！！！と思うようになり、発言が多くなりました。発言出来るようになってから、より活動にやりがいを感じることが出来ました。

 

　子どもたちは衛生状態が良いとは言えない状況が現状でした。爪の汚れ、紙についたシラミ、虫歯、どれもが８割以上の子どもに見られましたし、処置をされない怪我や痛みを抱えた子どもも数多く見られました。

私は医師ではないですし、医療についての経験と知識も浅いので、すぐに子どもたちを治してあげることができないのは悔しい気持ちがいっぱいでした。そして、「この思い、何かにいかしていかなきゃな」と思い、活動の原動力になりました。

 

　大学の文化祭、横浜フェスタなどでNACEFの活動を出展して、多くの方に子どもたちの現状を伝える機会がありました。伝えることの大変さに悩むこともありました。そんな中、NACEFの活動を通じて子どもたちの現状を知ってくださる方がいらっしゃることに活動のやりがいを感じました。ありがとうございました。

 

 

　個人的に１年間を振り返って、こにょうにNACEFの活動に興味を持って活動できたのは多くの方々の支えがあったからこそだと感じています。NACEFメンバー、NACEFの活動の場を提供してくださる方々、現地でお世話になったスタッフさんや通訳さん、NACEFの活動を応援してくださる方々、活動を応援してくれる家族、そしてNACEFを待ってくれているカンボジアの子どもたち。この支えに感謝の気持ちを忘れぬよう、そして、この活動経験を糧に頑張っていきたいと思います。

 

↑小学校で教育をしている様子